オリジナル呼吸 文字の呼吸18
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問題文
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(じゅうしちのかた:たいてん・せんこばんしょうろく)
拾漆の型:大典・千古万象録
(がいよう:もじのこきゅうにおけるきろくさいげん・ふくごうじゅつしきがた。)
概要:文字の呼吸における記録再現・複合術式型。
(じゅうろくのかたがむすうのことばをどうじにあやつるかただったのにたいし、)
拾陸の型が無数の言葉を同時に操る型だったのに対し、
(じゅうしちのかたでは、これまできろくされてきたかこの、)
拾漆の型では、これまで記録されてきた過去の、
(じゅつしきそのものをたいてんからよびおこす。)
術式そのものを大典から呼び起こす。
(しようしゃは「ばんしょうそうてん」をひらき、かこのけいしょうしゃたちがのこしてきた、)
使用者は「万象創典」を開き、過去の継承者たちが残してきた、
(じゅつしき、もじ、ぶんしょうをせんこばんしょうろくとしていちじてきにさいげんする。)
術式、文字、文章を千古万象録として一時的に再現する。
(つまりこのかたでは、しようしゃじしんがいちからじゅつしきをかくひつようがない。)
つまりこの型では、使用者自身が一から術式を書く必要がない。
(かこにきろくされたわざをほんからひきだし、)
過去に記録された技を本から引き出し、
(げんざいのせんきょうにあわせてくみあわせることができる。)
現在の戦況に合わせて組み合わせることができる。
(そのため、もじのこきゅうのれきしそのものをぶきにするかたともよばれている。)
そのため、文字の呼吸の歴史そのものを武器にする型とも呼ばれている。
(とくちょう:れきだいのもじじゅつしきをきろくとしてさいげんできる。)
特徴:歴代の文字術式を記録として再現できる。
(かこのかたをふくすうどうじにてんかいかのう。)
過去の型を複数同時に展開可能。
(しようしゃがしゅうとくしていないじゅつしきでも、きろくされていればいちじてきにさいげんできる。)
使用者が習得していない術式でも、記録されていれば一時的に再現できる。
(こうげき、ぼうぎょ、しえん、ふういんなど、じょうきょうにおうじてじゅつしきをきりかえられる。)
攻撃、防御、支援、封印など、状況に応じて術式を切り替えられる。
(ふるいじゅつしきほどどくとくなせいしつをもち、げんだいのかたとはことなるこうかをはっきする。)
古い術式ほど独特な性質を持ち、現代の型とは異なる効果を発揮する。
(かこのじゅつしきどうしをくみあわせ、あたらしいふくごうわざとしてさいこうせいできる。)
過去の術式同士を組み合わせ、新しい複合技として再構成できる。
(きょうりょくなじゅつしきをよびだすほど「ばんしょうそうてん」のぺーじをたいりょうにしょうひする。)
強力な術式を呼び出すほど「万象創典」のページを大量に消費する。
(しようしゃのきおくりょくだけではなく、れきしへのりかいりょくがじゅうようになる。)
使用者の記憶力だけではなく、歴史への理解力が重要になる。
(さいだいのとくちょうは、「じぶんのちからだけでたたかうのではなく、)
最大の特徴は、「自分の力だけで戦うのではなく、
など
(かこにいきたものたちのちえすべてをかりてたたかう」というてん。)
過去に生きた者たちの知恵すべてを借りて戦う」という点。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃは「ばんしょうそうてん」をおおきくひらく。)
発動演出:使用者は「万象創典」を大きく開く。
(するとほんのぺーじがもうれつなかぜをうけたようにいっきにめくれはじめる。)
すると本のページが猛烈な風を受けたように一気にめくれ始める。
(すうひゃくぺーじ、すうせんぺーじがこうそくでながれ、)
数百ページ、数千ページが高速で流れ、
(そのいちまいいちまいからかこのもじじゅつしきがひかりとなってうかびあがる。)
その一枚一枚から過去の文字術式が光となって浮かび上がる。
(しようしゃがはねぺんをぺーじへふれると、)
使用者が羽ペンをページへ触れると、
(ふるいじゅつしきのもじがいっぽんのこうせんとなってそらへとびだす。)
古い術式の文字が一本の光線となって空へ飛び出す。
(そこから、はなのもじ、りゅうのもじ、かみなりのもじ、)
そこから、花の文字、龍の文字、雷の文字、
(ふういんもじ、せいもじなど、さまざまなじだいのじゅつしきがつぎつぎとてんかいされる。)
封印文字、星文字など、様々な時代の術式が次々と展開される。
(やがてくうちゅうにはむすうのこだいぺーじがうかびあがり、)
やがて空中には無数の古代ページが浮かび上がり、
(それぞれにことなるじゅつしきのきろくがきざまれていく。)
それぞれに異なる術式の記録が刻まれていく。
(しようしゃがはねぺんをよこへはらうと、そのぺーじがいっせいにひらく。)
使用者が羽ペンを横へ払うと、そのページが一斉に開く。
(いちまいめからきょだいなもじりゅう。)
一枚目から巨大な文字龍。
(にまいめからひかりのけっかい。)
二枚目から光の結界。
(さんまいめからほしのじゅつしき。)
三枚目から星の術式。
(よんまいめからもじのくさり。)
四枚目から文字の鎖。
(というように、かこのじゅつしきがれんぞくしてげんじつかしていく。)
というように、過去の術式が連続して現実化していく。
(さらにしようしゃがふくすうのぺーじへせんをひくと、それらのじゅつしきがたがいにせつぞくされる。)
さらに使用者が複数のページへ線を引くと、それらの術式が互いに接続される。
(こだいのもじじゅつとげんだいのもじじゅつがゆうごうし、)
古代の文字術と現代の文字術が融合し、
(かこのぎじゅつをげんざいへよみがえらせるあらたなじゅつしきへとへんかする。)
過去の技術を現在へ蘇らせる新たな術式へと変化する。
(さいごにくうちゅうのすべてのぺーじがいっさつへかさなり、)
最後に空中のすべてのページが一冊へ重なり、
(きょだいなおうごんのしょもつがしようしゃのはいごへしゅつげん。)
巨大な黄金の書物が使用者の背後へ出現。
(そのひょうしがひらくと、せんねんいじょうにわたるもじのきろくが、)
その表紙が開くと、千年以上にわたる文字の記録が、
(いっせいにひかりとなってかいほうされる。)
一斉に光となって解放される。
(みため:はつどうすると、せんじょうのじょうくうをむすうのこしょぺーじがうめつくす。)
見た目:発動すると、戦場の上空を無数の古書ページが埋め尽くす。
(ぺーじはしろ、くろ、あお、きんなどさまざまないろをしており、)
ページは白、黒、蒼、金など様々な色をしており、
(じだいによってことなるもじがびっしりときざまれている。)
時代によって異なる文字がびっしりと刻まれている。
(もじのじたいもいちようではなく、こだいもじ、ぼくしょ、)
文字の字体も一様ではなく、古代文字、墨書、
(きんもじ、あおじろいひかりもじなどがまざりあう。)
金文字、青白い光文字などが混ざり合う。
(ぺーじからとびだしたじゅつしきは、それぞれちがうすがたをもつ。)
ページから飛び出した術式は、それぞれ違う姿を持つ。
(りゅうのじゅつしきならきょだいなそうりゅう。)
龍の術式なら巨大な蒼龍。
(ふういんのじゅつしきならひかりのけっかい。)
封印の術式なら光の結界。
(ほしのじゅつしきならむすうのほし。)
星の術式なら無数の星。
(ほのおのじゅつしきならきょだいなひばしら。)
炎の術式なら巨大な火柱。
(このすべてがどうじにてんかいするため、せんじょうぜんたいがきょだいなうごくとしょかんのようになる。)
このすべてが同時に展開するため、戦場全体が巨大な動く図書館のようになる。
(しようしゃのしゅういにはむすうのほんがうかび、)
使用者の周囲には無数の本が浮かび、
(ぺーじがじどうてきにめくられながらひつようなじゅつしきをえらびだしていく。)
ページが自動的にめくられながら必要な術式を選び出していく。
(さいしゅうだんかいでは、すべてのほんがきょだいないっさつのたいてんへとうごうされ、)
最終段階では、すべての本が巨大な一冊の大典へ統合され、
(そのせびょうしからこがねいろのひかりがてんくうへのびる。)
その背表紙から黄金色の光が天空へ伸びる。
(ゆらい:たいてんとは、ひじょうにじゅうようなちしきやきろくをおさめたきょだいなしょもつをいみする。)
由来:大典とは、非常に重要な知識や記録を収めた巨大な書物を意味する。
(せんこは、はるかこだいからげんざいまでつづくながいねんげつ。)
千古は、遥か古代から現在まで続く長い年月。
(ばんしょうろくは、このよにそんざいするむすうの、)
万象録は、この世に存在する無数の、
(げんしょう、じゅつしき、できごとをきろくしたものといういみ。)
現象、術式、出来事を記録したものという意味。
(このかたは、れきだいのもじのこきゅうのけいしょうしゃたちがのこした、)
この型は、歴代の文字の呼吸の継承者たちが残した、
(たいりょうのじゅつしききろくを、ひとつのしょもつへまとめたことからたんじょうした。)
大量の術式記録を、一つの書物へまとめたことから誕生した。
(かつてのけいしょうしゃは、「もじはひとりのものではない。)
かつての継承者は、「文字は一人のものではない。
(かきのこされたしゅんかん、それはつぎのじだいへうけつがれる」というしそうをおもっていた。)
書き残された瞬間、それは次の時代へ受け継がれる」という思想を思っていた。
(そこでかこのじゅつしきをすべてほぞんし、ひつようなときにさいげんできるしくみがつくられた。)
そこで過去の術式をすべて保存し、必要なときに再現できる仕組みが作られた。
(じゅうしちのかたは、そのきろくをせんじょうでひらくことで、)
拾漆の型は、その記録を戦場で開くことで、
(れきだいけいしょうしゃのちしき、ぎじゅつ、はっそうをひとつのちからとしてよみがえらせるかたとなった。)
歴代継承者の知識、技術、発想を一つの力として蘇らせる型となった。
(そのためこのかたは、たんじゅんなかりょくではなく、)
そのためこの型は、単純な火力ではなく、
(もじのこきゅうがつみかさねたれきしそのものをしょうちょうするわざとしてとくべつしされている。)
文字の呼吸が積み重ねた歴史そのものを象徴する技として特別視されている。