オリジナル血鬼術 夢幻10
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画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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(けっきじゅつ:あくむ・こくう)
血鬼術:悪夢・黒雨
(あくむ・こくうは、しゅういにくろいあめをふらせ、)
悪夢・黒雨は、周囲に黒い雨を降らせ、
(ふれたもののせいしんとにんしきをじょじょにあくむへとひきずりこむいのう。)
触れた者の精神と認識を徐々に悪夢へと引きずり込む異能。
(むらがげっけいせん・むはくをそらへむけてふるうと、)
夢羅が月影扇・夢白を空へ向けて振るうと、
(そらがふかいこくししょくにそまり、むすうのくろいあまつぶがふりはじめる。)
空が深い黒紫色に染まり、無数の黒い雨粒が降り始める。
(このあめは、つうじょうのあめとはことなり、じめんにおちてもみずたまりをつくらず、)
この雨は、通常の雨とは異なり、地面に落ちても水溜まりを作らず、
(くろいきりのようにきえていく。)
黒い霧のように消えていく。
(しかし、あまつぶをあびたものは、しだいにげんじつとあくむのきょうかいがあいまいになっていく。)
しかし、雨粒を浴びた者は、次第に現実と悪夢の境界が曖昧になっていく。
(さいしょはしかいのはしになにかがみえるていどだが、あめをあびつづけると、)
最初は視界の端に何かが見える程度だが、雨を浴び続けると、
(そんざいしないかげやひとかげがあらわれたり、きこえるはずのないこえがみみもとでひびいたりする。)
存在しない影や人影が現れたり、聞こえるはずのない声が耳元で響いたりする。
(さらにおそろしいのはたいしょうしゃがきょうふをかんじるほど、あくむのげんえいがせんめいになること。)
さらに恐ろしいのは対象者が恐怖を感じるほど、悪夢の幻影が鮮明になること。
(むらはあいてのきょうふをりようし、せんじょうぜんたいをにげばのないあくむへとかえていく。)
夢羅は相手の恐怖を利用し、戦場全体を逃げ場のない悪夢へと変えていく。
(とくちょう:1、そらをこくししょくにそめ、しゅういいったいへくろいあめをふらせる。)
特徴:1、空を黒紫色に染め、周囲一帯へ黒い雨を降らせる。
(あめのはんいはむらのけっきじゅつでひろがり、せんじょうぜんたいをうすぐらいあくむのくうかんへへんかさせる。)
雨の範囲は夢羅の血鬼術で広がり、戦場全体を薄暗い悪夢の空間へ変化させる。
(2、くろいあめにふれたたいしょうしゃのにんしきにかんしょうし、しかいのはしにふしぜんなかげをうつしたり、)
2、黒い雨に触れた対象者の認識に干渉し、視界の端に不自然な影を映したり、
(そんざいしないけはいをかんじさせたりする。)
存在しない気配を感じさせたりする。
(3、たいしょうしゃがいだくきょうふやふあんをりようし、あくむのげんえいをよりせんめいにする。)
3、対象者が抱く恐怖や不安を利用し、悪夢の幻影をより鮮明にする。
(きょうふをつよくいしきするほど、げんえいのそんざいかんがましていく。)
恐怖を強く意識するほど、幻影の存在感が増していく。
(4、あめのむこうがわやたてもののかげに、ひとかげやしょうたいふめいのしるえっとをしゅつげんさせる。)
4、雨の向こう側や建物の陰に、人影や正体不明のシルエットを出現させる。
(しせんをそらすときえ、ふたたびみるとべつのばしょにあらわれることがある。)
視線をそらすと消え、再び見ると別の場所に現れることがある。
など
(5、あまおとにまぎれてあしおと、ささやきこえ、すずのおとなどをきかせる。)
5、雨音に紛れて足音、囁き声、鈴の音などを聞かせる。
(おとのほうこうもじざいにかえられるため、てきはしゅういのじょうきょうをせいかくにはあくしにくくなる。)
音の方向も自在に変えられるため、敵は周囲の状況を正確に把握しにくくなる。
(6、くろいあめとむらさきいろのきりをかさね、とおくのけしきやあいてのりんかくをみえにくくする。)
6、黒い雨と紫色の霧を重ね、遠くの景色や相手の輪郭を見えにくくする。
(むらのすがたもあめのむこうへとけこむようにみえる。)
夢羅の姿も雨の向こうへ溶け込むように見える。
(7、たいしょうしゃがめにしたげんえいを、じかんをおいてふたたびしゅつげんさせる。)
7、対象者が目にした幻影を、時間を置いて再び出現させる。
(いちどきえたはずのかげがなんどもあらわれるため、てきはげんえいがきえたとかくしんできない。)
一度消えたはずの影が何度も現れるため、敵は幻影が消えたと確信できない。
(8、たいしょうしゃのいどうにあわせて、くろいかげをしかいのはしへしゅつげんさせる。)
8、対象者の移動に合わせて、黒い影を視界の端へ出現させる。
(ふりかえってもかげのすがたはなく、まえをむくとふたたびけはいがあらわれる。)
振り返っても影の姿はなく、前を向くと再び気配が現れる。
(9、あめのまくのむこうがわに、くずれたまちなみ、)
9、雨の幕の向こう側に、崩れた街並み、
(かれたしんりん、むじんのこじょうなどのぶきみなふうけいをうつしだす。)
枯れた森林、無人の古城などの不気味な風景を映し出す。
(しゅういのけしきをあくむらしいこうけいへかえ、げんじつかんをうすれさせる。)
周囲の景色を悪夢らしい光景へ変え、現実感を薄れさせる。
(10、あまおとのおおきさやほうこう、かげのいち、けしきのめいあんをふきそくにへんかさせる。)
10、雨音の大きさや方向、影の位置、景色の明暗を不規則に変化させる。
(かんかくじょうほうがくいちがい、たいしょうしゃはなにをてがかりにはんだんすべきかわからなくなる。)
感覚情報が食い違い、対象者は何を手掛かりに判断すべきか分からなくなる。
(11、くろいあめにふれているじかんがながいほど、げんえいやげんちょうがふくざつにかさなる。)
11、黒い雨に触れている時間が長いほど、幻影や幻聴が複雑に重なる。
(はじめはいわかんにすぎないのがしだいにせんとうのしゅうちゅうをさまたげるほどのさっかくへへんかする。)
初めは違和感にすぎないのが次第に戦闘の集中を妨げるほどの錯覚へ変化する。
(12、じめんへおちたあまつぶをこくししょくのきりへへんかさせ、あしもとからひろがらせる。)
12、地面へ落ちた雨粒を黒紫色の霧へ変化させ、足元から広がらせる。
(きりはちけいやしょうがいぶつのりんかくをあいまいにし、ほかのいのうのげんえいをみやぶりにくくする。)
霧は地形や障害物の輪郭を曖昧にし、ほかの異能の幻影を見破りにくくする。
(13、むらはくろいあめときりをりようして、じしんのすがたをみえにくくする。)
13、夢羅は黒い雨と霧を利用して、自身の姿を見えにくくする。
(あめのなかいどうするとりんかくがしゅういへとけこみ、てきはべつばしょへいどうしたとかんじられる。)
雨の中移動すると輪郭が周囲へ溶け込み、敵は別場所へ移動したと感じられる。
(14、いっていのはんいにくろいあめをふらせ、そのないぶをあくむのえいきょうがおよぶりょういきにする。)
14、一定の範囲に黒い雨を降らせ、その内部を悪夢の影響が及ぶ領域にする。
(はんいないではげんえいやげんちょうがはっせいしやすくなり、)
範囲内では幻影や幻聴が発生しやすくなり、
(てきはあめのそとにいるときよりもじょうきょうをはあくしにくくなる。)
敵は雨の外にいるときよりも状況を把握しにくくなる。
(15、むらがおうぎをふると、くろいあまつぶがとくていのたいしょうをおうようにきどうをかえる。)
15、夢羅が扇を振ると、黒い雨粒が特定の対象を追うように軌道を変える。
(さけたつもりでもあめのまくからのがれにくく、げんえいがはっせいするはんいをいじできる。)
避けたつもりでも雨の幕から逃れにくく、幻影が発生する範囲を維持できる。
(16、あまつぶがじめんやぶったいにふれるといっしゅんだけくろいひがんばなのもんようがうかびあがる。)
16、雨粒が地面や物体に触れると一瞬だけ黒い彼岸花の紋様が浮かび上がる。
(もんようはすぐきえるがそのばしょにはうすいきりがのこり、むらがげんえいをだすめじるしとなる。)
紋様はすぐ消えるがその場所には薄い霧が残り、夢羅が幻影を出す目印となる。
(17、くろいあめがやんだあとも、しばらくあまおとやかげのざんぞうがかんじられることがある。)
17、黒い雨が止んだ後も、しばらく雨音や影の残像が感じられることがある。
(しかいがもとにもどったとおもっても、のこったさっかくによっててきのしゅうちゅうりょくをみだせる。)
視界が元に戻ったと思っても、残った錯覚によって敵の集中力を乱せる。
(はつどうえんしゅつ:むらはしずかにかおをあげ、よぞらへむかってげっけいせん・むはくをひらく。)
発動演出:夢羅は静かに顔を上げ、夜空へ向かって月影扇・夢白を開く。
(せんめんにえがかれたつきのもようがこくししょくにそまり、)
扇面に描かれた月の模様が黒紫色に染まり、
(しゅういのくうきがゆっくりとおもくなっていく。)
周囲の空気がゆっくりと重くなっていく。
(やがて、そらにうかんでいたつきがうすいくもにおおわれる。)
やがて、空に浮かんでいた月が薄い雲に覆われる。
(くもはうずをまきながらひろがり、よぞらぜんたいをくろくそめあげる。「ぽつ...。」)
雲は渦を巻きながら広がり、夜空全体を黒く染め上げる。「ポツ...。」
(さいしょのいってきがじめんにおちる。つづいて、にてき、さんてき。)
最初の一滴が地面に落ちる。続いて、二滴、三滴。
(やがてむすうのくろいあまつぶがふりそそぎ、しゅういのけしきをうすぐらいきりでおおっていく。)
やがて無数の黒い雨粒が降り注ぎ、周囲の景色を薄暗い霧で覆っていく。
(あめにふれたはなびらはくろくそまり、くうちゅうでおともなくきえる。)
雨に触れた花びらは黒く染まり、空中で音もなく消える。
(じめんにはみずたまりができない。それなのにあまおとだけはしだいにおおきくなっていく。)
地面には水溜まりができない。それなのに雨音だけは次第に大きくなっていく。
(むらはおうぎをゆっくりととじ、しずかにつげる。)
夢羅は扇をゆっくりと閉じ、静かに告げる。
(「あくむ・こくう。」)
「悪夢・黒雨。」
(そのしゅんかん、あまおとがぴたりととまる。)
その瞬間、雨音がぴたりと止まる。
(てきがかおをあげると、あめのむこうがわにむすうのひとかげがたっている。)
敵が顔を上げると、雨の向こう側に無数の人影が立っている。
(めをこらしても、そのすがたははっきりしない。)
目を凝らしても、その姿ははっきりしない。
(しかし、つぎにまたたきをしたときには、そのかげがすこしだけちかづいている。)
しかし、次に瞬きをしたときには、その影が少しだけ近づいている。
(みため:はつどうちゅうのくうかんは、こくししょくのあめとあわいげっこうにつつまれた、)
見た目:発動中の空間は、黒紫色の雨と淡い月光に包まれた、
(せいじゃくのあくむのせかいへとへんかする。)
静寂の悪夢の世界へと変化する。
(あまつぶはあめよりわずかにおおきく、ひょうめんにはゆまくのようなむらさきいろのひかりがゆらいでいる。)
雨粒は雨よりわずかに大きく、表面には油膜のような紫色の光が揺らいでいる。
(あめがおちるたびしゅういはちいさなくろいはもんがひろがり、すぐにきりとなってきえていく。)
雨が落ちるたび周囲は小さな黒い波紋が広がり、すぐに霧となって消えていく。
(あまつぶのちゅうしんはほそいぎんいろのせんがうかび、つきあかりをうけいっしゅんだけほしのようにかがやく。)
雨粒の中心は細い銀色の線が浮かび、月明かりを受け一瞬だけ星のように輝く。
(そらはこくししょくにそまり、つきはうすいくものむこうでぼんやりとかがやく。)
空は黒紫色に染まり、月は薄い雲の向こうでぼんやりと輝く。
(じめんにはくろいきりがながれ、あしもとをおおうようにひろがる。)
地面には黒い霧が流れ、足元を覆うように広がる。
(あめのむこうがわには、りんかくのあいまいなひとかげがたちならぶ。)
雨の向こう側には、輪郭の曖昧な人影が立ち並ぶ。
(あめにふれたばしょにはいっしゅんだけくろいはなもようがうかび、すぐにきえる。)
雨に触れた場所には一瞬だけ黒い花模様が浮かび、すぐに消える。
(はつどうがつよまると、くうちゅうにむすうのくろいちょうがあらわれ、あまつぶのあいだをただよいはじめる。)
発動が強まると、空中に無数の黒い蝶が現れ、雨粒の間を漂い始める。
(むらのくろかみはあめにぬれることなく、けさきのぎんいろだけがあわくかがやいている。)
夢羅の黒髪は雨に濡れることなく、毛先の銀色だけが淡く輝いている。
(ひとみはふかいむらさきいろにそまり、こうさいのなかにはちいさなくろいつきがうかぶ。)
瞳は深い紫色に染まり、虹彩の中には小さな黒い月が浮かぶ。
(はいごはこくししょくのつきがあらわれ、そのひょうめんをぎんいろのきれつのようなひかりがゆっくりとはしる。)
背後は黒紫色の月が現れ、その表面を銀色の亀裂のような光がゆっくりと走る。
(むらがおうぎをふるたび、くろいあまつぶがかのじょのしゅういだけさけるようにきどうをかえる。)
夢羅が扇を振るたび、黒い雨粒が彼女の周囲だけ避けるように軌道を変える。
(せかいぜんたいがあくむにしずんでいるのに、むらだけはあめのなかでゆうがにたたずんでいる。)
世界全体が悪夢に沈んでいるのに、夢羅だけは雨の中で優雅に佇んでいる。
(ゆらい:あくむは、きょうふやふあんをともなうゆめをいみすることば。)
由来:悪夢は、恐怖や不安を伴う夢を意味する言葉。
(むらにとってあくむとは、たんにおそろしいこうけいをみることではない。)
夢羅にとって悪夢とは、単に恐ろしい光景を見ることではない。
(あんぜんだとおもっていたばしょがきけんにかんじられ、しんじていたものがうたがわしくなり、)
安全だと思っていた場所が危険に感じられ、信じていたものが疑わしくなり、
(めのまえのせかいがじょじょにしんようできなくなるじょうたいそのものをさしている。)
目の前の世界が徐々に信用できなくなる状態そのものを指している。
(このいのうは、たいしょうしゃがかかえるきょうふをぞうふくし、げんじつのなかにあくむをつくりだす。)
この異能は、対象者が抱える恐怖を増幅し、現実の中に悪夢を作り出す。
(こくうは、くろいあめをいみするむらどくじのよびな。)
黒雨は、黒い雨を意味する夢羅独自の呼び名。
(くろいあめは、むらのけっきじゅつがひろがるあいずであり、)
黒い雨は、夢羅の血鬼術が広がる合図であり、
(あくむがげんじつへしみだしていくしょうちょうでもある。)
悪夢が現実へ染み出していく象徴でもある。
(いってきのあめがおちるたびに、しゅういのけしきはくらくなり、)
一滴の雨が落ちるたびに、周囲の景色は暗くなり、
(たいしょうしゃのにんしきにはあらたなげんえいがうまれていく。)
対象者の認識には新たな幻影が生まれていく。
(あめがふりつづくかぎり、あくむはおわらない。)
雨が降り続く限り、悪夢は終わらない。
(そしてあめがやんだとしても、いちどみだされたにんしきがすぐにもとへもどるとはかぎらない。)
そして雨が止んだとしても、一度乱された認識がすぐに元へ戻るとは限らない。
(くろいあめによってあくむがひろがるというせいしつから、こくうというながつけられた。)
黒い雨によって悪夢が広がるという性質から、黒雨という名が付けられた。
(あくむ・こくうのおそろしさは、さいしょからきょうれつなげんかくをみせることではない。)
悪夢・黒雨の恐ろしさは、最初から強烈な幻覚を見せることではない。
(はじめは、なにかがしかいをよこぎったようにかんじるだけ。)
初めは、何かが視界を横切ったように感じるだけ。
(つぎに、あめのむこうにかげがみえる。)
次に、雨の向こうに影が見える。
(そして、だれもいないはずのばしょからこえがきこえる。)
そして、誰もいないはずの場所から声が聞こえる。
(いわかんがつみかさなるにつれて、たいしょうしゃはなにをしんじればよいかわからなくなる。)
違和感が積み重なるにつれて、対象者は何を信じればよいか分からなくなる。
(さらにほかのいのうとくみあわせば、げんえいもけしきのへんかもくろいあめのなかへとけこみ、)
さらにほかの異能と組み合わせば、幻影も景色の変化も黒い雨の中へ溶け込み、
(あくむとげんじつのくべつはますますむずかしくなる。)
悪夢と現実の区別はますます難しくなる。
(あくむ・こくうは、せんじょうをくらくするいのうではない。)
悪夢・黒雨は、戦場を暗くする異能ではない。
(せんじょうそのものを、あくむだときづけないあくむへかえるいのうである。)
戦場そのものを、悪夢だと気づけない悪夢へ変える異能である。