オリジナル血鬼術 夢幻11
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画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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(けっきじゅつ:むきょう・ぎげつ)
血鬼術:夢鏡・偽月
(がいよう:むきょう・ぎげつは、くうちゅうにきょだいなまぼろしのつきをしゅつげんさせ、)
概要:夢鏡・偽月は、空中に巨大な幻の月を出現させ、
(そのつきをみたたいしょうしゃのにんしきを、むらがしていしたじょうたいへとゆうどうするいのう。)
その月を見た対象者の認識を、夢羅が指定した状態へと誘導する異能。
(むらがげっけいせん・むはくをずじょうへかかげると、よぞらにきょだいなはくぎんのつきがうかびあがる。)
夢羅が月影扇・夢白を頭上へ掲げると、夜空に巨大な白銀の月が浮かび上がる。
(ほんもののつきとみわけがつかないほどうつくしくひょうめんはかがみのようなこうたくがひろがっている。)
本物の月と見分けがつかないほど美しく表面は鏡のような光沢が広がっている。
(しかし、そのつきはただのげんえいではない。)
しかし、その月はただの幻影ではない。
(つきをみたものは、むらがえらんだにんしきをげんじつのじょうきょうだとおもいこむようになる。)
月を見た者は、夢羅が選んだ認識を現実の状況だと思い込むようになる。
(めのまえにいるてきがさんにんにみえる。そんざいしないかべがしんろをふさいでるようにかんじる。)
目の前にいる敵が三人に見える。存在しない壁が進路を塞いでるように感じる。
(まだうけていないこうげきによって、じぶんがふしょうしているとおもいこむ。)
まだ受けていない攻撃によって、自分が負傷していると思い込む。
(それらはすべて、むらがたいしょうしゃのにんしきへあたえたいつわりのじょうほうである。)
それらはすべて、夢羅が対象者の認識へ与えた偽りの情報である。
(さらにやっかいなのは、たいしょうしゃがまちがいにきづこうとしても、)
さらに厄介なのは、対象者が間違いに気づこうとしても、
(めにうつるけしきやみみにきこえるおとがいつわりのにんしきをうらづけるようにかんじられること。)
目に映る景色や耳に聞こえる音が偽りの認識を裏付けるように感じられること。
(ただし、げんじつそのものがかきかわるわけではない。)
ただし、現実そのものが書き換わるわけではない。
(むらがそうさするのは、あくまでもたいしょうしゃがげんじつをどうにんしきするかというぶぶん。)
夢羅が操作するのは、あくまでも対象者が現実をどう認識するかという部分。
(あくむ・こくうがきょうふからにんしきをみだすいのうなら、)
悪夢・黒雨が恐怖から認識を乱す異能なら、
(むきょう・ぎげつはひとつのいつわりをげんじつだとしんじこませるいのう。)
夢鏡・偽月は一つの偽りを現実だと信じ込ませる異能。
(そして、このいのうのさいだいのとくちょうは、ふくすうのげんかくをばらばらにみせるのではなく、)
そして、この異能の最大の特徴は、複数の幻覚をばらばらに見せるのではなく、
(ひとつのいつわりのにんしきをちゅうしんに、たいしょうしゃのみてるせかいをくみたてていくことにある。)
一つの偽りの認識を中心に、対象者の見てる世界を組み立てていくことにある。
(とくちょう:1、くうちゅうにきょだいなはくぎんのつきをしゅつげんさせる。)
特徴:1、空中に巨大な白銀の月を出現させる。
(つきをみたたいしょうしゃは、むらがしていしたにんしきへゆうどうされやすくなる。)
月を見た対象者は、夢羅が指定した認識へ誘導されやすくなる。
など
(2、たいしょうしゃにとくていのじょうきょうをげんじつだとおもいこませる。)
2、対象者に特定の状況を現実だと思い込ませる。
(てきがふくすういる、みちがふさがっているなど、ひとつのにんしきをつよくていちゃくさせる。)
敵が複数いる、道が塞がっているなど、一つの認識を強く定着させる。
(3、じっさいにはそんざいしないてきのすがたをにんしきさせる。)
3、実際には存在しない敵の姿を認識させる。
(まぼろしのてきはしゅういのけしきにしぜんにとけこみ、じっさいのてきとくべつしにくくなる。)
幻の敵は周囲の景色に自然に溶け込み、実際の敵と区別しにくくなる。
(4、なにもないばしょにかべやもん、くずれたたてものなどがそんざいするようににんしきさせる。)
4、何もない場所に壁や門、崩れた建物などが存在するように認識させる。
(たいしょうしゃはしんろがふさがれているとおもいこみ、いどうをためらう。)
対象者は進路が塞がれていると思い込み、移動をためらう。
(5、せんじょうのじょうきょうをあやまってりかいさせる。てきがゆうせいだとおもいこませたり、)
5、戦場の状況を誤って理解させる。敵が優勢だと思い込ませたり、
(みかたがえんごしているとさっかくさせたりして、はんだんをくるわせる。)
味方が援護していると錯覚させたりして、判断を狂わせる。
(6、むらがじっさいとはことなるいちにいるようににんしきさせる。)
6、夢羅が実際とは異なる位置にいるように認識させる。
(たいしょうしゃはあやまったほうこうへこうげきしたり、むらのいちをみうしなったりする。)
対象者は誤った方向へ攻撃したり、夢羅の位置を見失ったりする。
(7、めのまえにきけんがせまっているようににんしきさせる。)
7、目の前に危険が迫っているように認識させる。
(そんざいしないこうげきやせまりくるしょうがいぶつをいしきさせ、かいひこうどうをゆうはつする。)
存在しない攻撃や迫り来る障害物を意識させ、回避行動を誘発する。
(8、いつわりのにんしきにあわせて、しかくだけでなくおとやひかりのいんしょうもへんかさせる。)
8、偽りの認識に合わせて、視覚だけでなく音や光の印象も変化させる。
(そんざいしないあしおとがきこえたりにせのてきかげにげっこうがあたっているようみえたりする。)
存在しない足音が聞こえたり偽の敵影に月光が当たっているよう見えたりする。
(9、さいしょにうえつけたにんしきをてがかりに、べつのさっかくをかさねる。)
9、最初に植え付けた認識を手掛かりに、別の錯覚を重ねる。
(てきがさんにんいるとおもいこませたあと、それぞれがことなるいちへ、)
敵が三人いると思い込ませた後、それぞれが異なる位置へ、
(いどうしているようににんしきさせるなど、いつわりのじょうきょうをはってんさせられる。)
移動しているように認識させるなど、偽りの状況を発展させられる。
(10、まぼろしのつきがかがやいているはんいに、にんしきかんしょうのえいきょうをひろげる。)
10、幻の月が輝いている範囲に、認識干渉の影響を広げる。
(はんいないでは、しゅういのけしきやじんぶつのいちかんけいをただしくはあくしにくくなる。)
範囲内では、周囲の景色や人物の位置関係を正しく把握しにくくなる。
(11、すいめんやかがみ、とうしんなどにうつったぎげつをりようして、)
11、水面や鏡、刀身などに映った偽月を利用して、
(つきをちょくせつみていないたいしょうしゃにもいのうのえいきょうをおよぼしやすくする。)
月を直接見ていない対象者にも異能の影響を及ぼしやすくする。
(ただし、はんしゃぞうだけではこうかがよわまる。)
ただし、反射像だけでは効果が弱まる。
(12、たいしょうがじぶんのにんしきをうたがっても、けしきがただしいとおもえるようさっかくをかさねる。)
12、対象が自分の認識を疑っても、景色が正しいと思えるよう錯覚を重ねる。
(たんにまぼろしをみるだけでなく、じぶんのはんだんにかくしんをもたせるてんがとくちょう。)
単に幻を見るだけでなく、自分の判断に確信を持たせる点が特徴。
(はつどうえんしゅつ:むらはしずかにそらをみあげ、げっけいせん・むはくをゆっくりとひらく。)
発動演出:夢羅は静かに空を見上げ、月影扇・夢白をゆっくりと開く。
(せんめんにえがかれたつきのもようが、あわいぎんいろからむらさきいろへとへんかする。)
扇面に描かれた月の模様が、淡い銀色から紫色へと変化する。
(つぎのしゅんかん、しゅういのひかりがわずかにうすれる。)
次の瞬間、周囲の光がわずかに薄れる。
(かぜがとまり、くうちゅうをただよっていたはなびらがうごきをうしなう。)
風が止まり、空中を漂っていた花びらが動きを失う。
(むらがおうぎをずじょうへむけると、そのさきからほそいぎんいろのひかりがのびていく。)
夢羅が扇を頭上へ向けると、その先から細い銀色の光が伸びていく。
(ひかりはよぞらのいってんへあつまり、ちいさなつきのようなこうきゅうをうみだす。)
光は夜空の一点へ集まり、小さな月のような光球を生み出す。
(こうきゅうはしずかにぼうちょうしていく。ちょっけいすうめーとる、じゅうすうめーとる、さらにおおきく。)
光球は静かに膨張していく。直径数メートル、十数メートル、さらに大きく。
(そして、せんじょうをみおろすほどきょだいなはくぎんのつきがしゅつげんする。)
そして、戦場を見下ろすほど巨大な白銀の月が出現する。
(ごぉぉぉ...。ひくくひびくおととともに、つきのひょうめんへすいめんのようなはもんがひろがる。)
ゴォォォ...。低く響く音とともに、月の表面へ水面のような波紋が広がる。
(つきのちゅうしんには、ほそいかがみのきれつのようなもようがうかびあがる。)
月の中心には、細い鏡の亀裂のような模様が浮かび上がる。
(むらはてきのすがたをみつめ、おうぎをゆっくりとよこへふる。)
夢羅は敵の姿を見つめ、扇をゆっくりと横へ振る。
(すると、はくぎんのつきがいちどだけつよくかがやく。)
すると、白銀の月が一度だけ強く輝く。
(てきのめには、むらのはいごにさんにんのかげがあらわれる。)
敵の目には、夢羅の背後に三人の影が現れる。
(しかし、そのさんにんはたがいにことなるうごきをしている。)
しかし、その三人は互いに異なる動きをしている。
(さらにしゅういのけしきがへんかし、ひらいていたみちにはかべがあらわれ、)
さらに周囲の景色が変化し、開いていた道には壁が現れ、
(とおくにいたてきがめのまえにたっているようにみえる。)
遠くにいた敵が目の前に立っているように見える。
(むらはそのこうけいをながめながら、しずかにつげる。)
夢羅はその光景を眺めながら、静かに告げる。
(「むきょう・ぎげつ。」)
「夢鏡・偽月。」
(そのしゅんかん、ぎげつのひょうめんにぎんのはもんがひろがり、くうちゅうにうつるけしきがいっせいにゆらぐ。)
その瞬間、偽月の表面に銀の波紋が広がり、空中に映る景色が一斉に揺らぐ。
(てきがめをこらしてしゅういをかくにんしても、いつわりのじょうきょうはかんたんにはきえない。)
敵が目を凝らして周囲を確認しても、偽りの状況は簡単には消えない。
(みため:はつどうちゅうのくうかんは、きょだいなかがみのつきがうかぶ、)
見た目:発動中の空間は、巨大な鏡の月が浮かぶ、
(げんそうてきでしずかなよるのせかいへとへんかする。)
幻想的で静かな夜の世界へと変化する。
(ぎげつは、ほんもののまんげつよりもひとまわりおおきくみえるきょだいなはくぎんのつき。)
偽月は、本物の満月よりも一回り大きく見える巨大な白銀の月。
(ひょうめんにこまかなぎんいろのもようがきざまれ、ちゅうしんぶにはむらのけっきじゅつもんがうかんでいる。)
表面に細かな銀色の模様が刻まれ、中心部には夢羅の血鬼術紋が浮かんでいる。
(つきのひょうめんはかがみのようになめらかで、しゅういのけしきをうすくうつしだす。)
月の表面は鏡のように滑らかで、周囲の景色を薄く映し出す。
(つきのえんにはあわいむらさきいろのひかりがただよい、)
月の縁には淡い紫色の光が漂い、
(そとがわにはいくえものぎんいろのわがゆっくりとかいてんしている。)
外側には幾重もの銀色の輪がゆっくりと回転している。
(はつどうがつよまると、げつめんにえがかれたもようがいどうし、)
発動が強まると、月面に描かれた模様が移動し、
(まるでつきそのものがこきゅうしているようにみえる。)
まるで月そのものが呼吸しているように見える。
(ゆらい:むは、げんじつとはことなるげんそうのせかいをあらわす。)
由来:夢は、現実とは異なる幻想の世界を表す。
(きょうは、すがたやけしきをうつしだすもの。)
鏡は、姿や景色を映し出すもの。
(むらにとってかがみとは、たんにめのまえのけしきをはんしゃするものではない。)
夢羅にとって鏡とは、単に目の前の景色を反射するものではない。
(みるかくどやひかりによってうつるものがへんかし、)
見る角度や光によって映るものが変化し、
(ときにはほんものときょうぞうのくべつさえあいまいになるそんざいである。)
ときには本物と鏡像の区別さえ曖昧になる存在である。
(そのせいしつをむげんのけっきじゅつへとりいれ、)
その性質を夢幻の血鬼術へ取り入れ、
(ゆめのせかいをうつしだすかがみといういみをこめてむきょうとなづけた。)
夢の世界を映し出す鏡という意味を込めて夢鏡と名付けた。
(このいのうでは、かがみにうつるけしきそのものではなく、)
この異能では、鏡に映る景色そのものではなく、
(たいしょうしゃのこころにうつるげんじつのすがたをへんかさせる。)
対象者の心に映る現実の姿を変化させる。
(めのまえにあるものをみているはずがじっさいはむらがえらんだにんしきをみせられている。)
目の前にあるものを見ているはずが実際は夢羅が選んだ認識を見せられている。
(ぎは、ほんものではないもの、しんじつではないものをいみする。)
偽は、本物ではないもの、真実ではないものを意味する。
(つきは、よぞらをてらすそんざいであり、むらのけっきじゅつをしょうちょうするものでもある。)
月は、夜空を照らす存在であり、夢羅の血鬼術を象徴するものでもある。
(ぎげつはほんもののつきとおなじようにそらをてらし、しゅういのけしきをうつくしくうつしだす。)
偽月は本物の月と同じように空を照らし、周囲の景色を美しく映し出す。
(しかし、それはほんもののつきではない。)
しかし、それは本物の月ではない。
(そのひかりがてらしだすせかいもまた、かならずしもげんじつどおりではない。)
その光が照らし出す世界もまた、必ずしも現実どおりではない。
(ほんものとおなじようにみえるのに、ほんものではないつき。)
本物と同じように見えるのに、本物ではない月。
(むきょう・ぎげつは、いつわりのにんしきをただしいげんじつだとおもいこませる。)
夢鏡・偽月は、偽りの認識を正しい現実だと思い込ませる。
(これまでのいのうがにんしきをあいまいにしたりはんだんをくるわせたりするのだったのにたいし、)
これまでの異能が認識を曖昧にしたり判断を狂わせたりするのだったのに対し、
(むきょう・ぎげつは、むらがしていしたひとつのにんしきをつよくていちゃくすることにとっかしている。)
夢鏡・偽月は、夢羅が指定した一つの認識を強く定着することに特化している。
(てきはまちがったけしきをみているだけではない。)
敵は間違った景色を見ているだけではない。
(じぶんのめでたしかめたものこそがただしいと、しんじてしまう。)
自分の目で確かめたものこそが正しいと、信じてしまう。
(むらにとって、それこそがこのいのうのさいだいのかちである。)
夢羅にとって、それこそがこの異能の最大の価値である。
(どれほどれいせいなてきでも、じぶんがにんしきしているげんじつをうたがうことはむずかしい。)
どれほど冷静な敵でも、自分が認識している現実を疑うことは難しい。
(そして、きょだいなぎげつがそらにかがやいているかぎり、)
そして、巨大な偽月が空に輝いている限り、
(てきはなにをしんじ、なにをうたがうべきなのかさえわからなくなっていく。)
敵は何を信じ、何を疑うべきなのかさえ分からなくなっていく。
(むきょう・ぎげつは、むげんのなかでもとくに、)
夢鏡・偽月は、夢幻の中でも特に、
(にんしきをしはいするというせいしつをしょうちょうしたいのうである。)
認識を支配するという性質を象徴した異能である。