君にあえたら

(あいたいあいしてくれたひとりひとりに)

逢いたい　愛してくれた一人一人に

(あいたいいまつたえたいぼくもあいしていました)

逢いたい　今伝えたい　僕も愛していました

(あいたいせぴあにかすむしゃしんのひとつでも)

逢いたい　セピアに霞む写真のひとつでも

(あいたいこがらしすさぶさむいよのゆめででも)

逢いたい　木枯らし荒ぶ寒い夜の夢ででも

(ぼくはまだやることがあるから、さきにいってまっててね)

僕はまだやることがあるから、先に行って待っててね

(すぐにゆくから)

すぐに行くから

(きみにあえたら、きみにあえたらなにもいらないもうなにも)

君にあえたら、君にあえたら　何もいらない　もう何も…

(きみにあえたら、きみにあえたらなにもいらないもうなにも)

君にあえたら、君にあえたら　何もいらない　もう何も…

(あいたいちいさなねこにうまれかわっても)

逢いたい　小さな猫に生まれ変わっても

(あいたいやなぎのしたのおばけのすがたでも)

逢いたい　柳の下のオバケの姿でも

(ときがすぎもううまくうごけないきみとくらしたこのへやは)

時が過ぎもう上手く動けない　君と暮らしたこの部屋は

(ひとりじゃひろいね)

独りじゃ広いね

(きみのかわりは、きみのかわりは、どこにもいないいなかった)

君のかわりは、君のかわりは、どこにもいないいなかった…

(きみのかわりは、きみのかわりは、どこにもいないいなかった)

君のかわりは、君のかわりは、どこにもいないいなかった…

(ともにかたをたたきときをこえむねになつかしいはるのかぜ)

共に肩を叩き時を超え　胸に懐かしい春の風

(あいのためにゆめのためにむちゅうでいきたことわすれはしない)

愛の為に夢の為に　夢中で生きた事忘れはしない

(きみにあえたら、きみにあえたらなにもいらないもうなにも)

君にあえたら、君にあえたら　何もいらない　もう何も…

(きみにあえたら、きみにあえたらなにもいらないもうなにも)

君にあえたら、君にあえたら　何もいらない　もう何も…

(なみだひとつみせずおおきなかなしみのりこえたあのひとに)

涙ひとつ見せず大きな悲しみ乗り越えたあの人に

(「ぼくはゆめがある」とたびだちもうにどとかえらないあのひとに)

『僕は夢がある』と旅立ちもう二度と帰らないあの人に

(きついしごとそれでもまいにちまいにちたたかってるあのひとに)

キツイ仕事それでも毎日毎日戦ってるあの人に

(なきやまないこどもをあやしながらそらをみあげていたあのひとに)

泣きやまない子供をあやしながら空を見上げていたあの人に

(やすいうぃすきーあおりながらふかいためいきついてたあのひとに)

安いウィスキー　煽りながら深いため息ついてたあの人に

(いつまでもいつまでもむすめのかえりをまってるあのひとに)

いつまでもいつまでも娘の帰りを待ってるあの人に

(あなたをうんでくれたかけがえのないやさしいえがおのあのひとに)

あなたを産んでくれたかけがえのない優しい笑顔のあの人に

(あなたのたんじょうをだれよりもだれよりもだれよりもよろこんだあのひとに)

あなたの誕生を誰よりも誰よりも誰よりも喜んだあの人に

(そしてつたえたいありがとう)

そして伝えたい　ありがとう

(いまつたえたいぼくもあいしています)

今伝えたい　僕も愛しています