アイスリープウェル

(げんじつかんがないままきみのてをはなす)

現実感がないまま君の手を放す

(おわかれのべるがなっている)

お別れのベルが鳴っている

(もういっかいつないでもこんなゆびさきなんかじゃ)

もう一回繋いでもこんな指先なんかじゃ

(ねぼすけなきみはおきない)

ねぼすけな君は起きない

(ねえこんなにうたっても)

ねえこんなに歌っても

(まだこころにいみをみいだせない)

まだ心に意味を見い出せない

(たいせつにしてきたものほど)

大切にしてきたものほど

(このせかいじゃこわれていく)

この世界じゃ壊れていく

(おやすみ)

おやすみ

(どんなにとおくはなれていても)

どんなに遠く離れていても

(ないているのならぼくがゆめにあいにいくんだ)

泣いているのなら僕が夢に会いに行くんだ

(まどろみのとをたたいたこたえてゆーふぉりあ)

微睡の戸を叩いた答えてユーフォリア

(なんどもいくどもくりかえしてきた)

何度も幾度も繰り返してきた

(いしきをてばなしたなら)

意識を手放したなら

(いらないなにもいらない)

いらない何もいらない

(ただきょうもふかくねむるだけ)

ただ今日も深く眠るだけ

(いつものとこでまちあわせしよう)

いつものとこで待ち合わせしよう

(ゆうやけのおちたばすてい)

夕焼けの落ちたバス停

(こんなにきれいでめをうばうけしきを)

こんなに綺麗で目を奪う景色を

(なにひとつうたがいはしない)

何一つ疑いはしない

(ほしをすくったしーつにのって)

星をすくったシーツに乗って

(はねぺんでかいたそらをわたろう)

羽ペンで書いた空を渡ろう

(どうしてどうしてまたゆめがさめた)

どうしてどうしてまた夢が覚めた

(おしえて)

教えて

(あいのみがってでうまれたいみを)

愛の身勝手で生まれた意味を

(かみさまのみがってでわすれられるまえに)

神様の身勝手で忘れられる前に

(こんなかなしいのせかいはしりたくなかったよ)

こんな悲しいの世界は知りたくなかったよ

(かたにかかるくろかみとしろいどれすはこにわのなか)

肩にかかる黒髪と白いドレス箱庭の中

(ほおをつたうものがぽつりと)

頬を伝うものがポツリと

(せいじゃくにきえた)

静寂に消えた

(あいをさめぬようなあいを)

愛を覚めぬような愛を

(ふたりでさがしていこう)

二人で探していこう

(ばいばいしたってぼくらあえるよ)

バイバイしたって僕ら会えるよ

(かなしいものぜんぶをわすれてしまおうよ)

悲しいもの全部を忘れてしまおうよ

(まどろみのとをたたいたこたえてゆーふぉりあ)

微睡の戸を叩いた答えてユーフォリア

(なんどもいくどもくりかえしてきた)

何度も幾度も繰り返してきた

(いしきをてばなしたなら)

意識を手放したなら

(いらないなにもいらない)

いらない何もいらない

(ただきょうもふかくねむるだけだ)

ただ今日も深く眠るだけだ

(このままふかくねむるだけさ)

このまま深く眠るだけさ

(よぞらをあるくきみとてをつないで)

夜空をあるく君と手をつないで

(これがまもりたかったみらいだった)

これが守りたかった未来だった

(しらないことはなにひとつないんだ)

知らないことは何一つないんだ

(さめないゆめにおちていく)

覚めない夢に落ちていく