浜田省吾「丘の上の愛」

(えがおひとつできみはどんなこいでもたやすくてにいれた)

笑顔ひとつで　君はどんな恋でもたやすく手に入れた

(でもだれひとりあいさずただのぼーいふれんどあそびあいて)

でも誰ひとり愛さず　ただのボーイフレンド　遊び相手

(まずしさのなかでこわれてきえるあいのくらしはいやだと)

貧しさの中でこわれて消える愛の生活(くらし)は嫌だと

(まるでしょううぃんどぅにじぶんをならべるように)

まるでショウウィンドゥに自分を並べるように

(きかざってだれかをまってた)

着飾って誰かを待ってた

(あいがかえるならそのなみだのわけをおしえて)

愛が買えるなら　その涙の理由(わけ)を教えて

(あいがかえるならためいきのわけをきかせて)

愛が買えるなら　ため息の理由(わけ)を聞かせて

(いつわらずに)

いつわらずに

(きみがただひとりこころをうばわれたあいつはまだわかく)

君がただひとり　心を奪われたあいつはまだ若く

(ゆめのほかにはなにももたないまずしいがくせい)

夢の他には何も持たない　貧しい学生

(だけどくがつのあめのよるきみはおかのうえにすむだれかの)

だけど九月の雨の夜君は　丘の上に住む誰かの

(こおりのようなうでにだかれてみらいをてにいれたあいとひきかえに)

氷のような腕に抱かれて　未来を手に入れた　愛とひきかえに

(あいがかえるならそのなみだのわけをおしえて)

愛が買えるなら　その涙の理由(わけ)を教えて

(あいがかえるならためいきのわけをきかせて)

愛が買えるなら　ため息の理由(わけ)を聞かせて

(いつわらずに)

いつわらずに

(よごとつめたいべっどでゆめみるおかをかけおりてくゆめ)

夜毎冷たいベッドで夢見る　丘を駆け降りてく夢

(いとしいひとのもとへもどってゆくがいいあいだけをまっすぐにみて)

愛しい人のもとへ戻ってゆくがいい　愛だけをまっすぐに見て

(あいがかえるならそのなみだのわけをおしえて)

愛が買えるなら　その涙の理由(わけ)を教えて

(あいがかえるならためいきのわけをきかせて)

愛が買えるなら　ため息の理由(わけ)を聞かせて

(いつわらずに)

いつわらずに