やわらかい仮面

(うらめばうらむほどわたしはきれいになる)

うらめばうらむほど　わたしはきれいになる

(「どうかあなたがしあわせになりませんように」)

「どうか　あなたが幸せになりませんように」

(いまもまだだれかのまえでしばいつづけてる)

今もまだ誰かの前で　芝居続けてる

(もうきづいてる？だまされるふりしてあげていること)

もう気づいてる？　騙されるふりしてあげていること

(あなたがつけたやわらかいかめんは)

あなたがつけた　やわらかい仮面は

(だれかにあわせてみにくくゆがむもの)

誰かに合わせて　醜く歪むもの

(ふきさらしのこころにやそうのとげが)

吹きさらしの心に　野草の棘が

(ただただささっただけ)

ただただ刺さっただけ

(きずをいいわけにそんなのゆるさない)

傷を言い訳に　そんなの許さない

(うらめばうらむほどわたしはきれいになる)

うらめばうらむほど　わたしはきれいになる

(はなれたそのひからとけいはとまったまま)

離れた　その日から時計は止まったまま

(いまもまだだれかのまえでおどりつづけてる)

今もまだ誰かの前で　踊り続けてる

(うらやましいかわれるなら)

うらやましい　代われるなら

(わたしをだましてください)

わたしを騙してください

(かたちをかえるやわらかいかめんは)

形を変える　やわらかい仮面は

(はがせないほどになじんでしまった)

剥がせないほどに　馴染んでしまった

(うそしかないひびがしんじつになる)

うそしかない日々が　真実になる

(ただただながされてうしなうほんとうのかお)

ただただ流されて　失う本当の顔

(そんなのばかみたい)

そんなのバカみたい

(あなたがつけたやわらかいかめんは)

あなたがつけた　やわらかい仮面は

(だれにもあいされないじぶんかくすため)

誰にも愛されない自分隠すため

(いまにわかるわあいすきもないのに)

今にわかるわ　愛す気もないのに

(ただただあまえただけきずつかずきずつけて)

ただただ甘えただけ　傷つかず傷つけて

(そんなのゆるさない)

そんなの許さない

(いっしょうゆるさない)

一生許さない

(しんでもゆるさない)

死んでも許さない