歩いていこう

(あるいていこうあるいていこう)

歩いていこう　歩いていこう

(ぼくはいまをいきていくよ)

僕は「今」を生きていくよ

(きみがくれたことばはここにあるよ)

君がくれた言葉はここにあるよ

(そうだよあるいていこう)

そうだよ　歩いていこう

(ほどうきょうのむこうにふゆのまちがみえたよ)

歩道橋の向こうに　冬の都会(まち)が見えたよ

(ひとかけらのこどくをてにぼくはあすをつないでる)

ひとかけらの孤独を手に　僕は明日をつないでる

(こころでわらえるかないつかのこえがきこえた)

「こころで笑えるかな」　いつかの声が聴こえた

(しろいいきがそらにきえるさびしくはないえきへいそぐよ)

白い息が空に消える　寂しくはない　駅へ急ぐよ

(かえらないときめたんだ)

「帰らないと決めたんだ」

(はじまりをつげるようにゆきがふりはじめた)

はじまりを　告げるように　雪が降り始めた

(あるいていこうあるいていこう)

歩いていこう　歩いていこう

(ぼくはいまをいきていくよ)

僕は「今」を生きていくよ

(きずついてもなんどもしんじたいよ)

傷ついても　何度も　信じたいよ

(このてをこのひびを)

この手を　この日々を

(きみとないてきみとわらって)

君と泣いて　君と笑って

(ぼくはつよくなれたんだろう)

僕は強くなれたんだろう

(きみがくれたことばはここにあるよ)

君がくれた言葉はここにあるよ

(そうだよあるいていこう)

そうだよ　歩いていこう

(たぐりよせたきぼうがぬくもりをだいている)

たぐり寄せた希望が　温もりを抱いている

(あいをゆるせるつよさはきみがぼくにつたえたこと)

愛を許せる強さは　君が僕に伝えたこと

(あえなくてもわかってるよ)

「会えなくてもわかってるよ」

(いまのぼくはあのひのきみにむねをはれるのかな)

今の僕は　あの日の君に　胸を張れるのかな

(うれしいことかなしいこと)

うれしいこと　悲しいこと

(そのすべてをわすれないよ)

そのすべてを　忘れないよ

(ひとつひとつこころをてらしている)

ひとつ　ひとつ　心を照らしている

(そうだよひとりじゃない)

そうだよ“ひとり”じゃない

(さよならさえありがとうさえ)

さよならさえ　ありがとうさえ

(もうきみにはいえないけど)

もう君には　言えないけど

(きせつはいまたしかにかわっていく)

“季節”はいま　たしかに変わっていく

(そうだよはじめるよ)

そうだよ　はじめるよ

(あるいていくあるいていく)

歩いていく　歩いていく

(ぼくのいまをいきていこう)

僕の「今」を生きていこう

(きみがくれたことばはここにあるよ)

君がくれた言葉はここにあるよ

(そうだよあるいていこう)

そうだよ　歩いていこう