月の色

(いまさらだけれどじつは)

今更だけれど実は

(ぼくらいつかいっしょになるんじゃないかと)

僕らいつか一緒になるんじゃないかと

(ずっとおもっていたんだよ)

ずっと思っていたんだよ

(けっこんをするきみにいうことじゃないけど)

結婚をする君に言うことじゃないけど

(がめんのむこうでわらう)

画面の向こうで笑う

(しゃったーをおろす)

シャッターを下ろす

(ふゆのうみべではしゃぐぼくらはこいびとではない)

冬の海辺ではしゃぐ僕らは恋人ではない

(あまりりかいはしてもらえない)

あまり理解はしてもらえない

(それでもいごこちのいい)

それでも居心地の良い

(しっともそくばくもちょうえつした)

嫉妬も束縛も超越した

(だれにもゆずれないものです)

誰にも譲れないモノです

(ともだちとよぶけどちかくて)

「友だち」と呼ぶけど近くて

(こいびととよぶにはとおくにいる)

「恋人」と呼ぶには遠くにいる

(きっとたがいに)

きっと互いに

(ちかづきすぎるとこわれてしまうとか)

近づきすぎると壊れてしまうとか

(おびえていたりしたのでしょうか)

怯えていたりしたのでしょうか

(あいたいとつたえていなくても)

「会いたい」と伝えていなくても

(きっとどこかでつうじあっている)

きっと何処かで通じ合っている

(そうおもえるひとがいるとみたされていた)

そう思える人がいると満たされていた

(ひびがかわろうとしている)

日々が変わろうとしている

(おめでとうはなんかからぶっている)

「おめでとう」はなんか空振っている

(うれしいけどすこしとまどっている)

嬉しいけど少し戸惑っている

(でもいまこのきもちが)

でも今この気持ちが

(あいじょうかゆうじょうかとかわからなくなっても)

愛情か友情かとかわからなくなっても

(たいせつなひとにはかわりないぜ)

大切な人には変わりないぜ

(しろかくろでこたえられないものなんて)

白か黒で答えられないものなんて

(いくらでもあって)

いくらでもあって

(まちがいなくぼくらもそのあいだにいるわけで)

間違いなく僕らもその間にいるわけで

(ただとくべつであることにはちがいなくて)

ただ特別であることには違いなくて

(いやなんかもうどうでもいいな)

いや、なんかもうどうでもいいな

(どうころぼうがきみをすきだとおもっているよ)

どう転ぼうが君を好きだと思っているよ

(すこしこえがききたくなっても)

少し声が聞きたくなっても

(ふたりしかわらえないできごとも)

ふたりしか笑えない出来事も

(いっしょにうたったあのきょくが)

一緒に歌ったあの曲が

(まちかどでふいにながれてきたりしても)

街角で不意に流れてきたりしても

(れんらくはもうとったりしないよ)

連絡はもう取ったりしないよ

(ぼくがじゃまになったりしないように)

僕が邪魔になったりしないように

(けじめだなんかすこしみじめだな)

ケジメだ。なんか少し惨めだな

(あいたいとつたえていなくても)

「会いたい」と伝えていなくても

(きっとどこかでつうじあっている)

きっと何処かで通じ合っている

(そうおもえるひとがいるとみたされていた)

そう思える人がいると満たされていた

(ひびがかわろうとしている)

日々が変わろうとしている

(きみがえらんだそのみちのしあわせをねがっている)

君が選んだその道の幸せを願っている

(もういまこのきもちが)

もう今この気持ちが

(あいじょうかゆうじょうかとかどうでもいいんだよ)

愛情か友情かとかどうでもいいんだよ

(たいせつなひとにはかわりないぜ)

大切な人には変わりないぜ