REINCARNATION

(もしもきみがなげいていたなら)

もしも君が嘆いていたなら

(「それはちがう」ってぼくはいっただろう)

「それは違う」って僕は言っただろう

(まだこのたびははじまったばかり、だから)

まだこの旅は始まったばかり、だから

(ゆっくりあるきだそう)

ゆっくり歩きだそう

(あのひあのときこうしていれば)

あの日あの時こうしていれば

(いつもふりかえるすぎたひびを)

いつも振り返る過ぎた日々を

(でもねそんなきみじゃなかったなら)

でもねそんな君じゃなかったなら

(こんなゆめだってこんなさみしささえしらずに)

こんな夢だってこんな寂しささえ知らずに

(かさなるりんねでとどかないものを)

重なる輪廻で　届かないものを

(かぎりのあるこのりょうてをひっしにのばして)

限りのあるこの両手を必死に伸ばして

(つかもうとしてただからこそみえた)

掴もうとしてた　だからこそ見えた

(ぼくらのみちまちがいなどたったのひとつもなかった)

僕らの道間違いなど　たったの一つもなかった

(いたみのないせかいだとしたら？)

痛みのない世界だとしたら？

(えがおでいられたのかななんて)

笑顔でいられたのかな　なんて

(かがやきはこのさきのどこかでまってるよ)

輝きはこの先のどこかで待ってるよ

(そっといきひそめて)

そっと息ひそめて

(まっしろなそうげんをあるきたい)

真っ白な草原を歩きたい

(かんがえることにそうつかれていた)

考えることにそう疲れていた

(でもねやっとわかったことがある)

でもねやっとわかったことがある

(せをむけるたびおもいしるおもいけせない)

背を向ける度　思い知る想い　消せない

(みえないりんねでひきあうちからを)

見えない輪廻で　引き合う力を

(うんめいとかひつぜんとかひとはいうけれど)

運命とか必然とか人は言うけれど

(ぼくはこわしたいぼくはつかみたい)

僕は壊したい　僕は掴みたい

(たしかないまながされていくちがう)

確かな今　流されていく　違う

(そうじゃないんだと)

そうじゃないんだと

(しんじたいものをしんじていきたい)

信じたいものを　信じていきたい

(それすらできずにわすれてしまうなら)

それすらできずに　忘れてしまうなら

(うそだってもうかまわないよ)

嘘だってもう構わないよ

(どこにもないしんじつならぼくらのなか)

何処にもない真実なら僕らの中

(みあげればそこにきらめくほしたち)

見上げればそこに煌めく星たち

(たしかないまてらしていくうまれたてのみらいへと)

確かな今照らしていく　生まれたての未来へと

(いたみをわすれたせかいはとうめいとおなじみたいで)

痛みを忘れた世界は　透明と同じみたいで

(またぼくらはてをにぎるよ)

また僕らは手を握るよ

(このさきになにがまつのかいつかわかるそのときまで)

この先に何が待つのか　いつかわかるその時まで

(おなじほはばでさあいこう)

同じ歩幅でさあ　いこう