青い月のシャングリラ

(きぼうにみちたしゃんぐりらへあしをふみいれて)

希望に満ちた シャングリラへ 足を踏み入れて

(ふぇありーているはじまることきたいしてたよあけ)

フェアリーテイル 始まること 期待してた夜明け

(ひがのぼるごとにいわかんのとげがささりつづけていたい)

日が昇るごとに 違和感の 棘が刺さり続けて痛い

(わたしはしったりそうにはかげがひそむ)

私は知った 理想には 影が潜む

(もがいてあがいてぬけだしてやみにうもれたひかり)

もがいてあがいて抜け出して 闇に埋もれた光

(かならずつかまえてみせるまだものがたりのとちゅう)

必ず捕まえてみせる まだ物語の途中

(ふみはずしたばしょからのぞいているあおいつきのましたで)

踏み外した場所から覗いている 青い月の真下で

(しゃんぐりらはにげもせずにたんたんとわたしをまっていた)

シャングリラは逃げもせずに 淡々と私を待っていた

(かわるがわるにすぎてしまうせつなのきせつが)

代わる代わるに 過ぎてしまう 刹那の季節が

(ひろいっくているくれるたびにやぼうをもやすよふけ)

ヒロイックテイル くれるたびに 野望を燃やす夜更け

(ほうわしたこのはざわついてこまくがやぶれそうにいたい)

飽和した木の葉 ざわついて 鼓膜が破れそうに痛い

(わかっているのりそうにはかぎりがある)

わかっているの 理想には 限りがある

(かきわけつかんでだきしめてやっとてにしたひかり)

かきわけつかんで抱きしめて やっと手にした光

(えぴろーぐはかたらせないまだものがたりのとちゅう)

エピローグは語らせない まだ物語の途中

(あおいつきのしんだいにすわってふとみわたしたさきで)

青い月の寝台に座って ふと見渡した先で

(しゃんぐりらはわるびれずにへいぜんとわたしにほほえんだ)

シャングリラは悪びれずに 平然と私に微笑んだ

(もくてきちについたらすべてがかなうなんて)

目的地に着いたら 全てが叶うなんて

(つごうのいいらくえんなどまやかしまぼろし)

都合の良い楽園など まやかし まぼろし

(あつめてよりそいはなさないひかりはここにあって)

あつめてよりそい離さない 光はここにあって

(わたしをしゅくふくするけどまだものがたりのとちゅう)

私を祝福するけど まだ物語の途中

(ふへんをうたがわないしゃんぐりらきっとおどろくでしょう)

不変を疑わないシャングリラ きっと驚くでしょう

(あおいつきはせいちょうしてこうこうとせかいをてらしている)

青い月は成長して 煌々と世界を照らしている

(どこまでもてらしている)

どこまでも照らしている