乱反射

(きみのわすれたにっとにだかれきおくのうみただよう)

君の忘れたニットに抱かれ記憶の海漂う

(わすれたはずのきみのくちぐせ)

忘れたはずの君の口癖

(しらないうちにつぶやいた)

知らないうちにつぶやいた

(なみだしぼるようにだきしめられ)

涙絞るように抱きしめられ

(こころかわいてゆくの)

心乾いてゆくの

(なぜだきしめるの)

なぜ抱き締めるの

(なぜきすしてるの)

なぜキスしてるの

(なぜあいしてはくれないの)

なぜ愛してはくれないの

(はんとうめいのきすらんはんしゃするこころ)

半透明のキス乱反射する心

(すきだといえないあんもくのるーる)

好きだといえない暗黙のルール

(つめたくされてもやさしくされても)

冷たくされても優しくされても

(こころはただいたむだけ)

心はただ痛むだけ

(はじまりはなくおわりだけある)

始まりは無く終わりだけある

(あうたびだかれるよるも)

会うたび抱かれる夜も

(ふたりをつなぐ)

二人をつなぐ

(いびつなあいのかたちとしんじているから)

いびつな愛の形と信じているから

(きすのとちゅうめをあけたならば)

キスの途中目をあけたならば

(ほんとのきみがみえそうで)

ホントの君が見えそうで

(まだふれていたいの)

まだ触れていたいの

(まだきすしたいの)

まだキスしたいの

(まだかこけいじゃあいせないの)

まだ過去形じゃ愛せないの

(はんとうめいのきすらんはんしゃするこころ)

半透明のキス乱反射する心

(あいたいときあえないあんもくのるーる)

会いたい時会えない暗黙のルール

(ひとりのよるでもふたりのよるでも)

一人の夜でも二人の夜でも

(こころはただきしむだけ)

心はただきしむだけ

(なみだしぼるようにだきしめられ)

涙絞るように抱きしめられ

(こころかわいてゆくの)

心乾いてゆくの

(なぜだきしめるの)

なぜ抱き締めるの

(なぜきすしてるの)

なぜキスしてるの

(なぜあいしてはくれないの)

なぜ愛してはくれないの

(はんとうめいのきすらんはんしゃするこころ)

半透明のキス乱反射する心

(すきだといえないあんもくのるーる)

好きだといえない暗黙のルール

(つめたくされてもやさしくされても)

冷たくされても優しくされても

(こころはただいたむだけ)

心はただ痛むだけ