Kingdom／平沢進

(こえがするふぁるせっとはるかしすてぃなのちゃぺるから)

声がするファルセット 遥かシスティナのチャペルから

(ひろばにはがれきさんざんかたよせてひみつのこえをきけ)

広場には瓦礫さんざん 片寄せて秘密の声を聞け

(ｋｉｎｇｄｏｍｋｉｎｇｄｏｍ)

KINGDOM KINGDOM

(ひとをさくだんとうたかがしゅうまつのひしょのため)

人を裂く弾頭 たかが週末の避暑のため

(ひろばにはざんがいてんざいみをよせてこえをまて)

広場には残骸点在 身を寄せて声を待て

(いろめくはｔｈａｉｌａｎｄむねにしのばせたほうじょうの)

いろめくはTHAILAND 胸に忍ばせた豊饒の

(ちをあびたしすたーせんにんかたをだきちじょうにはるをよぶ)

血を浴びたシスター千人 肩を抱き地上に春を呼ぶ

(ｋｉｎｇｄｏｍｋｉｎｇｄｏｍ)

KINGDOM KINGDOM

(きみをうつだんがんいまだかっさいにそびえたつ)

キミを撃つ弾丸 今だ喝采にそびえ立つ

(なおうたえきょせいのかしゅだんいまここにはるのため)

なお歌え去勢の歌手団 今ここに春のため

(とおくからきみがこえをからして)

遠くから キミが声を枯らして

(よぶようなよるはこんなうたでむかえようか)

呼ぶような夜は こんな歌で迎えようか

(こえをだせふぁるせっとはるかむねのおくみゅーずから)

声を出せファルセット 遥か胸の奥ミューズから

(ひろばにはほこりさんざんせめてひとつぶのあめのため)

広場には埃さんざん せめてひと粒の雨のため

(ｋｉｎｇｄｏｍｋｉｎｇｄｏｍ)

KINGDOM KINGDOM

(ひとをうつだんがんわずかいちまつのゆめのため)

人を撃つ弾丸 わずか一抹の夢のため

(こころにはかしゅだんせんにんいのるただきみのため)

心には歌手団千人 祈るただキミのため

(とおくからきみがこえをからして)

遠くから キミが声を枯らして

(よぶようなよるはこんなうたでむかえようか)

呼ぶような夜は こんな歌で迎えようか

(とおくからきみがこえをからして)

遠くから キミが声を枯らして

(よぶようなよるはこんなうたでむかえようか)

呼ぶような夜は こんな歌で迎えようか

(とおくからきみがこえをからして)

遠くから キミが声を枯らして

(よぶようなよるはこんなうたでむかえようか)

呼ぶような夜は こんな歌で迎えようか

(とおくからきみがこえをからして)

遠くから キミが声を枯らして

(よぶようなよるはこんなうたでむかえようか)

呼ぶような夜は こんな歌で迎えようか