午前4時、SNS

(かんがえないようにしてたあしたはどういきていこうかなんて)

考えないようにしてた明日はどう生きていこうかなんて

(おもうだけではきけがするんだ)

思うだけで吐き気がするんだ

(かんがえないようにしてたらいねんのいまごろはなんてさ)

考えないようにしてた「来年の今頃は」なんてさ

(いきているのかすらわからないのにさ)

生きているのかすらわからないのにさ

(ああいつかゆめみたひはいつくるのか)

ああ いつか夢見た日はいつ来るのか

(わからないままで)

わからないままで

(ああいつもおなじようなまいにちくりかえしては)

ああ いつも同じような毎日繰り返しては

(きえたいきえたいきえたいきえたい)

消えたい 消えたい 消えたい 消えたい

(かんがえないようにしてたあのころよんだじこけいはつぼんは)

考えないようにしてたあの頃読んだ自己啓発本は

(いつかやくにたったんだろうか)

いつか役に立ったんだろうか

(かんがえないようにしてたふるさとにゆきはふったのだろうか)

考えないようにしてたふるさとに雪は降ったのだろうか

(いつかあえなくなってしまうかぞくのこと)

いつか会えなくなってしまう家族のこと

(こうこうじだい、ゆめをかたりあったともだちはしゅうしょくするし)

高校時代、夢を語り合った友達は就職するし

(ぼくのおんがくのかみさまはめじゃーでびゅーでなにかをなくした)

僕の音楽の神様はメジャーデビューで何かをなくした

(じぶんじしんのこうてい、そんざいかちのかくにんさぎょうのおんがくを)

自分自身の肯定、存在価値の確認作業の音楽を

(だれがきくんだ)

誰が聞くんだ

(もうわかんなくなった)

もうわかんなくなった

(ぜんぶわかんなくなった)

全部わかんなくなった

(じぶんのためにいきてきたはずなのにさ)

自分のために生きてきたはずなのにさ

(もうわかんなくなった)

もうわかんなくなった

(ぜんぶわかんなくなったんだ)

全部わかんなくなったんだ

(それでもあしたはくるあさはくる)

それでも明日は来る 朝は来る

(なさけないまいにちをくりかえすじぶんをこうていしてあげられるほどぼくはやさしくなれないし)

情けない毎日を繰り返す自分を肯定してあげられるほど僕は優しくなれないし

(だまっていきていられるほどつよくなったおぼえはない)

黙って生きていられるほど強くなった覚えはない

(のぞみどおりあいされないことくらいわかってるよわかっているよ)

望み通り愛されないことくらいわかってるよわかっているよ

(わかっているけど)

わかっているけど

(きたいしてしまうじぶんがいやでいやでいやでしかたがないんだ)

期待してしまう自分が嫌で嫌で嫌で仕方がないんだ

(だからしにたいってつぶやいてみる)

だから“死にたい”って呟いてみる

(つぶやいてみる)

呟いてみる