吾輩は猫である8
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順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | りく | 5310 | B++ | 5.6 | 94.3% | 300.0 | 1694 | 101 | 21 | 2024/04/04 |
2 | スヌスムムリク | 4896 | B | 4.9 | 98.2% | 300.0 | 1496 | 27 | 18 | 2024/04/16 |
3 | sada | 3053 | E++ | 3.2 | 94.5% | 300.0 | 972 | 56 | 12 | 2024/04/22 |
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問題文
(わがままでおもいだしたからちょっとわがはいのうちのしゅじんがこのわがままでしっぱいしたはなしをし)
我儘で思い出したからちょっと吾輩の家の主人がこの我儘で失敗した話をし
(よう。がんらいこのしゅじんはなんといってひとにすぐれてできることもないが、なににでもよく)
よう。元来この主人は何といって人に勝れてできる事もないが、何にでもよく
(てをだしたがる。はいくをやってほととぎすへとうしょをしたり、しんたいしをみょうじょうへだ)
手を出したがる。俳句をやってほととぎすへ投書をしたり、新体詩を明星へ出
(したり、まちがいだらけのえいぶんをかいたり、ときによるとゆみにこったり、うたいをならったり)
したり、間違いだらけの英文をかいたり、時によると弓に凝ったり、謡を習っ
(またあるときはヴぁいおりんなどをぶーぶーならしたりするが、きのどく)
たり、またあるときはヴァイオリンなどをブーブー鳴らしたりするが、気の毒
(なことには、どれもこれもものになっておらん。そのくせやりだすといじゃくのくせにいや)
な事には、どれもこれも物になっておらん。その癖やり出すと胃弱の癖にいや
(にねっしんだ。こうかのなかでうたいをうたって、きんじょでこうかせんせいとあだなをつけられている)
に熱心だ。後架の中で謡をうたって、近所で後架先生と渾名をつけられている
(にもかんせずいっこうへいきなもので、やはりこれはたいらのむなもりにてそうろうをくりかえしている。)
にも関せず一向平気なもので、やはりこれは平の宗盛にて候を繰返している。
(みんながそらむなもりだとふきだすくらいである。このしゅじんがどういうかんがえになった)
みんながそら宗盛だと吹き出すくらいである。この主人がどういう考になった
(ものかわがはいのすみこんでからひとつきばかりのちのあるつきのげっきゅうびに、おおきなつつみを)
ものか吾輩の住み込んでから一月ばかり後のある月の月給日に、大きな包みを
(さげてあわただしくかえってきた。なにをかってきたのかとおもうとすいさいえのぐともうひつ)
提げてあわただしく帰って来た。何を買って来たのかと思うと水彩絵具と毛筆
(とわっとまんというかみできょうからうたいやはいくをやめてえをかくけっしんとみえた。はた)
とワットマンという紙で今日から謡や俳句をやめて絵をかく決心と見えた。果
(してよくじつからとうぶんのあいだというものはまいにちまいにちしょさいでひるねもしないでえばかりか)
して翌日から当分の間というものは毎日毎日書斎で昼寝もしないで絵ばかりか
(いている。しかしそのかきあげたものをみるとなにをかいたものやらだれにもかんてい)
いている。しかしそのかき上げたものを見ると何をかいたものやら誰にも鑑定
(がつかない。とうにんもあまりうまくないとおもったものか、あるひそのゆうじんでびがくと)
がつかない。当人もあまり甘くないと思ったものか、ある日その友人で美学と
(かをやっているひとがきたときにしものようなはなしをしているのをきいた。)
かをやっている人が来た時に下のような話をしているのを聞いた。