吾輩は猫である27
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | りく | 5586 | A | 5.8 | 95.8% | 300.0 | 1752 | 76 | 29 | 2024/04/17 |
2 | スヌスムムリク | 5103 | B+ | 5.1 | 98.5% | 300.0 | 1554 | 23 | 25 | 2024/05/02 |
3 | sada | 2803 | E+ | 2.9 | 96.1% | 300.0 | 876 | 35 | 14 | 2024/05/02 |
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問題文
(これもけっしてながくつづくことはあるまい。しゅじんのこころはわがはいの)
これも決して長く続く事はあるまい。主人の心は吾輩の
(めだまのようにかんだんなくへんかしている。なにをやってもながもちのし)
眼球のように間断なく変化している。何をやっても永持のし
(ないおとこである。そのうえにっきのうえでいびょうをこんなにしんぱいしてい)
ない男である。その上日記の上で胃病をこんなに心配してい
(るくせに、おもてむきはおおいにやせがまんをするからおかしい。せんだって)
る癖に、表向は大に痩我慢をするからおかしい。せんだって
(そのゆうじんでなにがしというがくしゃがたずねてきて、いっしゅのけんちから、す)
その友人で某という学者が尋ねて来て、一種の見地から、す
(べてのびょうきはふそのざいあくとじこのざいあくのけっかにほかならない)
べての病気は父祖の罪悪と自己の罪悪の結果にほかならない
(というぎろんをした。だいぶけんきゅうしたものとみえて、じょうりがめいせき)
と云う議論をした。大分研究したものと見えて、条理が明晰
(でちつじょがせいぜんとしてりっぱなせつであった。きのどくながらうちの)
で秩序が整然として立派な説であった。気の毒ながらうちの
(しゅじんなどはとうていこれをはんばくするほどのずのうもがくもんもないので)
主人などは到底これを反駁するほどの頭脳も学問もないので
(ある。しかしじぶんがいびょうでくるしんでいるさいだから、なんとかか)
ある。しかし自分が胃病で苦しんでいる際だから、何とかか
(んとかべんかいをしてじこのめんぼくをたもとうとおもったものとみえて、)
んとか弁解をして自己の面目を保とうと思った者と見えて、
(「きみのせつはおもしろいが、あのかーらいるはいじゃくだったぜ」とあ)
「君の説は面白いが、あのカーライルは胃弱だったぜ」とあ
(たかもかーらいるがいじゃくだからじぶんのいじゃくもめいよであると)
たかもカーライルが胃弱だから自分の胃弱も名誉であると
(いったような、けんとうちがいのあいさつをした。するとゆうじんは「かー)
云ったような、見当違いの挨拶をした。すると友人は「カー
(らいるがいじゃくだって、いじゃくのびょうにんがかならずかーらいるにはなれ)
ライルが胃弱だって、胃弱の病人が必ずカーライルにはなれ
(ないさ」ときめつけたのでしゅじんはもくねんとしていた。かくのご)
ないさ」と極め付けたので主人は黙然としていた。かくのご
(とくきょえいしんにとんでいるもののじっさいはやはりいじゃくでないほうが)
とく虚栄心に富んでいるものの実際はやはり胃弱でない方が
(いいとみえて、こんやからばんしゃくをはじめるなどというのはちょっ)
いいと見えて、今夜から晩酌を始めるなどというのはちょっ
(とこっけいだ。かんがえてみるとけさぞうにをあんなにたくさんくった)
と滑稽だ。考えてみると今朝雑煮をあんなにたくさん食った
(のもゆうべかんげつくんとまさむねをひっくりかえしたえいきょうかもしれない。)
のも昨夜寒月くんと正宗をひっくり返した影響かも知れない。
(わがはいもちょっとぞうにがくってみたくなった。)
吾輩もちょっと雑煮が食って見たくなった。