マカロニえんぴつ

(ゆめをみうしなったわかものたちは)

夢を見失った若者たちは

(きぼうをもとめてぶんがくを)

希望を求めて文学を

(はたまたあせまみれのすまーとふぉんを)

はたまた汗まみれのスマートフォンを

(にぎりしめてしをかきためる)

握りしめて詩を書き溜める

(はろーぜつぼう)

ハロー 絶望

(こんなはずじゃなかったかい)

こんなはずじゃなかったかい

(でもねそんなもんなのかもしれない)

でもね そんなもんなのかもしれない

(ぼくらにたりないのはいつだって)

僕らに足りないのはいつだって

(あるこーるじゃなくてあいじょうなんだけどな)

アルコールじゃなくて愛情なんだけどな

(すべてをささげただいじなこいは)

全てを捧げた大事な恋は

(じかんをかけてすなになった)

時間をかけて砂になった

(いつかはもしかしたらって)

いつかはもしかしたらって

(そのいんたーふぉんに)

そのインターフォンに

(しっぽふることもなくなった)

シッポ振ることもなくなった

(はろーぜつぼう)

ハロー 絶望

(こんなはずじゃなかったかい)

こんなはずじゃなかったかい

(でもさそんなもんなんだよきっと)

でもさ そんなもんなんだよきっと

(だれもしらないやさしいことばで)

誰も知らない優しい言葉で

(あのこのこどくをころせてたらな)

あの子の孤独を殺せてたらな

(よるをこえるためのうたがしなないように)

夜を越えるための唄が死なないように

(てくびからもうなみだがながれないように)

手首からもう涙が流れないように

(むだなはなしをしようあきるまでのもう)

無駄な話をしよう　飽きるまで呑もう

(ぼくらはうつくしい)

僕らは美しい

(あしたもひとでいれるために)

明日もヒトでいれるために

(あいをさがしてる)

愛を探してる

(はろーぜつぼう)

ハロー 絶望

(そのあしでちゃんとたってるかい)

その足でちゃんと立ってるかい

(むりにでたらめにしなくてもいいんだぜ)

無理にデタラメにしなくてもいいんだぜ

(ぼくらにたりないのはいつだって)

僕らに足りないのはいつだって

(さいのうじゃなくってあいじょうなんだけどな)

才能じゃなくって愛情なんだけどな

(よるをうめるためのうたがしなないように)

夜を埋めるための唄が死なないように

(あくびひとつでかなしみがながせるように)

欠伸ひとつで悲しみが流せるように

(ゆめのはなしをしようあきるまでのもう)

夢の話をしよう　飽きるまで呑もう

(ぼくらはうつくしい)

僕らは美しい

(あしたもひとでいれるために)

明日もヒトでいれるために

(あいをさがす)

愛を探す

(せたがややんぐるーざー)

世田谷ヤングルーザー

(うれいのばんぱいや)

憂の晩杯や

(しゃしんきのきおく)

写真機の記憶

(よるをこえるためのうたがしなないように)

夜を越えるための唄が死なないように

(てくびからもうなみだがこぼれないように)

手首からもう涙が溢れないように

(むだなはなしをしようはてるまでのもう)

無駄な話をしよう果てるまで呑もう

(ぼくらはうつくしい)

僕らは美しい

(あしたもひとでいれるためにあいをあつめてる)

明日もヒトでいれるために愛を集めてる