哀しみロック

(ふろーりんぐかーぺっとは)

フローリングカーペットは

(あたまのなかといっしょの)

頭の中といっしょの

(ごっちゃないろにしようよ)

ごっちゃな色にしようよ

(めがつかれないように)

目が疲れないように

(あめりかんふろーずんこーく)

アメリカンフローズンコーク

(かぜにあたってとけるのまとうよまとうよ)

風に当たって溶けるの待とうよ　待とうよ

(きがぬけてきもちわるいだろ)

気が抜けて気持ち悪いだろ

(それがいいんだろ)

それがいいんだろ

(いかなきゃぼくはきみのいぬになれるけど)

行かなきゃ　僕は君の犬になれるけど

(きみはねねこだからだいじょうぶ)

君はね　猫だから大丈夫

(ひとりでもだいじょうぶ)

ひとりでも大丈夫

(かなしくろっくそれでもろっく)

哀しくロック　それでもロック

(きみをいまもあいしているからね)

君を今も愛しているからね

(はがれかけのきょうまでをほめてやる)

剥がれかけの今日までを褒めてやる

(かなしみろっくあさまでろっく)

哀しみロック　朝までロック

(もうむいみにないたりしないから)

もう無意味に鳴いたりしないから

(こぼれかけのさよならまだこらえて)

溢れかけの　さよなら　まだ堪えて

(いかなきゃきみのいぬでいるよ)

行かなきゃ　君の犬でいるよ

(きみはねねこだしだいじょうぶ)

君はね　猫だし大丈夫

(ひとりでもだいじょうぶ)

ひとりでも大丈夫

(かなしくろっくそれでもろっく)

哀しくロック　それでもロック

(あきるまでぼくだけをなでてよね)

飽きるまで僕だけを撫でてよね

(こわれながらつかんだまますりぬける)

壊れながら掴んだまますり抜ける

(かなしみろっくあさまでろっく)

哀しみロック　朝までロック

(もうむやみにほえたりしないから)

もうムヤミに吠えたりしないから

(こぼれかけのさよならまだこらえてこらえて)

溢れかけの　さよなら　まだ堪えて　堪えて

(やわらかすぎるはだちとあせのにおい)

柔らかすぎる肌　血と汗の匂い

(とりとめのないうそもどうせわすれんだ)

取り留めのない嘘もどうせ忘れんだ

(かなしくろっくそれでもろっく)

哀しくロック　それでもロック

(きみをいまもあいしているからね)

君を今も愛しているからね

(はがれかけのきょうまでをほめてやる)

剥がれかけの今日までを褒めてやる

(かなしみろっくあさまでろっく)

哀しみロック　朝までロック

(もうふざけてよんだりしないでね)

もうふざけて呼んだりしないでね

(こぼれたてのさよならだった)

溢れたての　さよなら　だった

(おぼれたっておよげるよとぼくだまして)

溺れたって泳げるよと僕騙して