青い恋人

(ゆうやけにうつってるふたつのかげが)

夕焼けに映ってる　二つの影が

(すれちがっているきみとぼくのせいいっぱいのきょりだね)

すれ違っている　君と僕の　精一杯の距離だね

(いちどだけなってきれたちゃくしんおんに)

一度だけなって切れた　着信音に

(あわててとびのるばすのなかでおもいだすよなつのよる)

慌てて飛び乗る　バスの中で　思い出すよ　夏の夜

(まちのひをみおろすあかいてれびとう)

街の灯を見下ろす　赤いテレビ塔

(あのひみつのばしょにぼくはまだかぎをかけたくはないよ)

あの秘密の場所に　僕はまだ　鍵を掛けたくはないよ

(つないでいたはずのてとてがおともたてずほどけてく)

繋いでいたはずの手と手が　音もたてず解けてく

(ごめんねのひとことさえでてこない)

ごめんねの一言さえ　出てこない

(きみをしあわせにするなんてちょっとちゃかしていったけど)

「君を幸せにする」なんてちょっと茶化して言ったけど

(つたえにゆくよこんどこそはあいしてると)

伝えに行くよ　今度こそは、「愛してる。」と

(まっしろなてぃーしゃつではしゃぐすなはま)

真っ白なTシャツで　はしゃぐ砂浜

(うちよせるなみをよけてあそぶきみのすがたにこいした)

打ち寄せる波を　よけて遊ぶ　君の姿に恋した

(かえりみちすこしだけとおまわりした)

帰り道少しだけ　遠回りした

(となりでほほえむきみがいればほかになにもほしくない)

隣でほほえむ　君がいれば　他に何も欲しくない

(はじめててがふれてつたわるぬくもり)

初めて手が触れて　伝わる温もり

(このじかんがずっとつづくようほしぞらにねがってたよ)

この時間がずっと　続くよう　星空に願ってたよ

(かさねてきたおもいでたちがむねのおくをしめつける)

重ねてきた思い出たちが　胸の奥を締め付ける

(はねたかみだいじなときわらうくせ)

はねた髪　大事な時笑う癖

(すなおになることできなくてつよがりばかりだったけど)

素直になること出来なくて　つよがりばかりだったけど

(いまはこのてできみをつよくだきしめたい)

今はこの手で　君を強く抱きしめたい

(きづいたんだよぼくいじょうきみはぼくをいつもあいしてくれていた)

気付いたんだよ　僕以上　君は僕を　いつも愛してくれていた

(これからもきみのかわりはだれにもできない)

これからも　君の代わりは誰にも　出来ない

(おそろいのみらいをみつめていたいから)

お揃いの未来を　見つめていたいから

(とまっていたとけいのはりがおとをたててうごきだす)

止まっていた時計の針が　音を立てて動き出す

(ごめんねきょうまですこしまたせたね)

ごめんね今日まで少し　待たせたね

(きみをしあわせにするなんてちょっとちゃかしていったけど)

「君を幸せにする」なんて　ちょっと茶化して言ったけど

(つたえにゆくよこんどこそは)

伝えに行くよ　今度こそは、

(あいしてると)

「愛してる。」と