革命のダルカ
歌詞・作曲・ストーリー/奏音69
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歌詞(問題文)
(ひるむな。すすめ。あくまにうばわれたものをおもいだせ。)
怯むな。進め。悪魔に奪われたものを思い出せ。
(やつらにことばなどはつうじない。)
奴らに【言葉】などは通じない。
(あくまをころせ・・・・・・おれたちのてで!)
悪魔を殺せ……俺たちの手で!
(るどるふはとほうにくれた。)
青年[ルドルフ]は途方に暮れた。
(またひとり、どうしをうしなってしまったのだ。)
またひとり、同志を失ってしまったのだ。
(「はやくかえろう・・・・・・」)
「早く帰ろう……」
(そこへ、ろじうらでわらうぶきみなろうじんがあらわれる__。)
そこへ、路地裏で嗤う不気味な老人が現れる__。
(「あくまがにくいかい?しょうりがほしいのかい?」)
「悪魔が憎いかい?勝利が欲しいのかい?」
(あやしげなくびわをるどるふにさしだした。)
怪しげな首輪をルドルフに差し出した。
(あくまになりすまし、おうきゅうへもぐれば、)
悪魔に変化[なりすま]し、王宮へ潜入[もぐ]れば、
(かくめいのしょうきはかならずくる。)
革命の勝機は必ず来る。
(よるにとけこめ。)
夜に溶け込め。
(あくまにふくしゅうを__feuer)
悪魔に復讐を__Feuer
(せかいにかくめいを__feuer)
世界に革命を__Feuer
(どうしにしょうりというはなを。)
同志に勝利という花を。
(そのけんがねらうのは、あくまのおうじ。)
その剣が狙うのは、悪魔の王子。
(「せいぎは、ここにある!」)
「聖義[せいぎ]は、ここにある!」
(あくまのむねにけんをつきたて、はいになるまでほろぼすのだ!)
悪魔の胸に剣を突き立て、灰になるまで滅ぼすのだ!
(そう、こいつにことばなどはつうじない。)
そう、悪魔[こいつ]に【言葉】などは通じない。
(つきがてらすはちいさなすがた。てんしのすがおでねむっている。)
月が照らすは小さな姿。天使の素顔で眠っている。
(あぁ、なんてこと・・・・・・おうじはまだこどもじゃあないか・・・・・・。)
あぁ、なんてこと……王子はまだ子供じゃあないか……。
(そのおうじ、まりすはひとりぼっちだった。)
その王子、マリスはひとりぼっちだった。
(きにいられたるどるふは、せわやくをまかされる。)
気に入られたルドルフは、世話役を任される。
(あどけないまりすにとまどいながら、)
あどけないマリスに戸惑いながら、
(ふたりのきみょうな”ゆうじょう”がはじまる。)
ふたりの奇妙な"友情"がはじまる。
(「ともとよんだのは、おまえがはじめてだ」)
「親友[とも]と呼んだのは、お前が初めてだ」
(なにもしらないまりすは、このぼくをよろこんだ。)
何も知らないマリスは、この宿敵[ぼく]を喜んだ。
(・・・・・・どちらがあくまだ?あぁ、もうなにもわからない。)
……どちらが悪魔だ?あぁ、もう何もわからない。
(かならずまもるとちかいまでして。)
必ず守ると誓いまでして。
(いつわりのことばで。)
偽りの【言葉】で。
(ぐみんにしゅくせいを__feuer)
愚民に粛清を__Feuer
(ぎまんにだんざいを__feuer)
欺瞞に断罪を__Feuer
(しゅうこうにたむけのはなを。)
醜行に手向けの花を。
(そっきんのおとこには、すべてみぬかれていた。)
側近の男には、すべて見抜かれていた。
(「こいぬが、ここにいる!」)
「虚犬[こいぬ]が、ここにいる!」
(あくまたる、おぞましいあかいめ。)
悪魔たる、悍ましい紅い眼。
(さついと、ちにうえたしろいきば。)
殺意と、血に飢えた皓[しろ]い牙。
(そう、わたしはことばなんてしんじない。)
そう、悪魔[わたし]は【言葉】なんて信じない。
(はなしさえきいてくれぬままに、ころしてしまえときゅうだんする。)
対話[はなし]さえ聞いてくれぬままに、殺してしまえと糾弾する。
(あぁ、いびつなゆうじょうだった。めがさめたようだ。)
あぁ、いびつな友情だった。目が覚めたようだ。
(とものもとへかえったるどるふはことばをうしなった。)
戦友[とも]のもとへ還ったルドルフは【言葉】を失った。
(そこでみたのは、かわりはてたどうしたちのすがただった。)
そこで見たのは、変わり果てた同志たちの姿だった。
(・・・・・・よあけとともに、おうきゅうへのきしゅうを。)
……夜明けと共に、王宮への奇襲を。
(どうしにむくいるけんを!)
同志に報いる剣を!
(「るどるふ、おまえもきてくれるだろ・・・・・・!」)
「ルドルフ、お前も来てくれるだろ……!」
(すがたのちがうものたちが、しんじあうのはむずかしい。)
姿形[すがた]の違う者たちが、信頼[しん]じあうのは難しい。
(るどるふはふくざつなことばをひめたまま、つぎつぎとあくまをちらしていく。)
ルドルフは複雑な【言葉】を秘めたまま、次々と悪魔を散らしていく。
(だが、どうしてもあたまからはなれない。)
だが、どうしても頭から離れない。
(このおくでまっていた・・・・・・あのおうじのえがおが。)
この奥で待っていた……あの王子の笑顔が。
(るどるふはかっとうした。)
ルドルフは葛藤した。
(ともにゆめみたせんゆうか。)
共に夢みた戦友か。
(まもるとちかったしんゆうか。)
守ると誓った親友か。
(いったいどちらが、ほんとうのじぶんなのだろう。)
一体どちらが、本当の自分なのだろう。
(あくまのかおでであえたともへ。)
悪魔の変化[かお]で出遇えた親友[とも]へ。
(それが、せめてものつぐないなら。)
それが、せめてもの償いなら。
(ただ、ひとつでいい。おまえだけは・・・・・・)
ただ、ひとつでいい。お前だけは……
(「・・・・・・にげてくれ!」)
「……逃げてくれ!」
(どうしのがいかがせまるへやで、「むかえにいく」とやくそくした。)
同志の凱歌が迫る部屋で、「迎えに行く」と約束した。
(また、いつわりのことばできみをすくえるなら。)
また、偽りの【言葉】で君を救えるなら。
(あくまのかおにきづかぬともが、はいになるまでほろぼすという。)
悪魔の変化[かお]に気付かぬ戦友[とも]が、灰になるまで滅ぼすという。
(なら、それでいい。)
なら、それでいい。
(あくまはきっと、ぼくのことだった。)
悪魔はきっと、僕のことだった。
(「わがなは”まりす”・・・・・・あくまのおうじだ」)
「我が名は"マリス"……悪魔の王子だ」
(ひとりいきのびたまりすは、ふるびたやかたにみをかくした。)
ひとり生き延びたマリスは、古びた洋館[やかた]に身を隠した。
(「むかえにいく」とやくそくした、あのしんゆうをまちつづけて・・・・・・。)
「迎えに行く」と約束した、あの親友を待ち続けて……。