文章力の基本

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1 ちどり 3833 D++ 4.4 88.0% 60.0 266 36 5 2024/03/09

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問題文

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(はじめに「ぶんしょうをかくのはにがてだ」「ぶんしょうをかくのはくつうだ」)

はじめに 「文章を書くのは苦手だ」「文章を書くのは苦痛だ」

(とおもっているひとがたくさんいます。しかしわたしは、)

と思っている人がたくさんいます。しかし私は、

(「きほんさえみにつければ、ぶんしょうをかくのはけっしてむずかしくない。)

「基本さえ身につければ、文章を書くのは決して難しくない。

(むしろ、たのしい」といいつづけています。)

むしろ、楽しい」と言い続けています。

(よのなかにはごくじむてきなぶんしょうから、きかくしょ、ほうこくしょ、)

世の中にはごく事務的な文章から、企画書、報告書、

(びじねすれたー、ぷれぜんてーしょんげんこう、さらにはしょうろんぶん、)

ビジネス・レター、プレゼンテーション原稿、さらには小論文、

(えっせーなどさまざまなしゅるいのぶんしょうがあります。しかし、)

工ッセーなどさまざまな種類の文章があります。しかし、

(「あいてのりかいときょうかんをえる」というもくてきはどんなぶんしょうにも)

「相手の理解と共感を得る」という目的はどんな文章にも

(きょうつうしています。そのためにふまえるべきげんりげんそくも、)

共通しています。そのために踏まえるべき原理・原則も、

(だいぶぶんはきょうつうしているとわたしはかんがえています。)

大部分は共通していると私は考えています。

(ぶんしょうのかたちがおおきくことなっているようにみえても、)

文章の形が大きく異なっているように見えても、

(それぞれべつのかきかたがあるわけではないのです。)

それぞれ別の書き方がある訳ではないのです。

(その「すべてのぶんしょうにきょうつうするどだいのぶぶん」を、)

その「すべての文章に共通する土台の部分」を、

(このほんであきらかにしようとおもいます。それさえみにつければ、)

この本で明らかにしようと思います。それさえ身につければ、

(あらゆるぶんしょうがみちがえるようにめいかいにかけるようになります。)

あらゆる文章が見違えるように明快に書けるようになります。

(ぎゃくにきほんができていないと、どんなぶんしょうも)

逆に基本ができていないと、どんな文章も

(まともにかくことができません。)

まともに書くことができません。

(「きかくしょのかきかた」「びじねすれたーのかきかた」などのもくてきべつに)

「企画書の書き方」「ビジネス・レターの書き方」などの目的別に

(さいぶんかされたほんをひもとくまえに、このほんでぶんしょうりょくのどだいを)

細分化された本をひも解く前に、この本で文章力の土台を

(しつかりとつくってください。)

しつかりとつくってください。

など

(わたしは15さいのときから、「なにかかんじたこと、かんがえたことがあれば、)

私は15歳のときから、「何か感じたこと、考えたことがあれば、

(かいてみる」というしゅうかんがつき、いまもそれをつづけていますが、)

書いてみる」という習慣がつき、今もそれを続けていますが、

(ほんかくてきにぶんしょうりょくをきたえられたのは、ぴじねすのせかいにおいてでした。)

本格的に文章力を鍛えられたのは、 ピジネスの世界においてでした。

(せんでんきかく、こくさいじぎょうきかく、かいはつきかく、けいえいきかくときかくばたけを)

宣伝企画、 国際事業企画、 開発企画、 経営企画と企画畑を

(あるいたからです。いずれもぶんしょうりょくがあいだわれるしょくばでした。)

歩いたからです。いずれも文章力が間われる職場でした。

(つうさんすると25ねんかん、こくさいびじねすにもかかわりました。そのあいだに、)

通算すると25年間、 国際ビジネスにも関わりました。 その間に、

(かいがい3かこくで10ねんかんごうべんがいしゃのけいえいにあたり、)

海外3カ国で10年間合弁会社の経営にあたり、

(さいごはにほんにあるべいこくけいきぎょうのとっぷもけいけんしました。)

最後は日本にある米国系企業のトップも経験しました。

(こくさいびじねすもまた、てきかくなげんごひょうげんりょくがあいだわれるせかいでした。)

国際ビジネスもまた、 的確な言語表現力が間われる世界でした。

(そのようなめぐりあわせから、ぴじねすのげんばで、)

そのような巡り合わせから、ピジネスの現場で、

(「じっしゃかいにおける、かんけつめいりょうなぶんしょうひょうげんとは」というてーまに)

「実社会における、簡潔・明瞭な文章表現とは」というテーマに

(かんしんをもちつづけてきました。きちんとかんがえをせいりして)

関心を持ち続けてきました。きちんと考えを整理して

(ひょうげんできないことが、どれだけしごとのさまたげになっているかをつうかんしていたからで)

表現できないことが、どれだけ仕事の妨げになっているかを痛感していたからで

(そのようなじつむけいけんのなかでつみかさねられてきたのうはうが、)

そのような実務経験の中で積み重ねられてきたノウハウが、

(このほんにはぎょうしゅくされています。じゃーなりすと、しょうせつか、)

この本には凝縮されています。ジャーナリスト、小説家、

(こくごがくしゃなどがかいたぶんしょうどくほんとは、いささかいろあいがことなるとおもいます。)

国語学者などが書いた文章読本とは、いささか色合いが異なると思います。

(びじねすをそつぎょうしてからは、だいがくでぶんしょうしどうをはじめて5ねんめにはいりました。)

ビジネスを卒業してからは、大学で文章指導を始めて5年目に入りました。

(しゃかいじんのぶんしょうしどうもおこなっています。)

社会人の文章指導も行なっています。

(そのあいだに「めいかいなぶんしょう」(くろしおしゅっぱん)というほんをかきましたが、)

その間に『明快な文章』(くろしお出版)という本を書きましたが、

(こんかいはぶんしょうりょくのどだいづくりにしょうてんをしぼって、)

今回は文章力の土台づくりに焦点を絞って、

(てがるによめるほんをまとめてみました。)

手軽に読める本をまとめてみました。

(とりあげたのは、ひごろ、しゃかいじんとがくせいをしどうしていてひんぱんにそうぐうする)

取り上げたのは、日頃、社会人と学生を指導していて頻繁に遭遇する

(もんだいばかりです。ですから、ここにかかれたことさえみにつければ、)

問題ばかりです。ですから、 ここに書かれたことさえ身に付ければ、

(ぶんしょうのけってんがおおはばにへるはすです。それによってきぎょうないでわかいひとを)

文章の欠点が大幅に減るはすです。それによって企業内で若い人を

(しどうしているちゅうかんかんりしょくのかたや、がっこうでぶんしょうしどうをしている)

指導している中間管理職の方や、学校で文章指導をしている

(せんせいがたのふたんもけいげんされることをねがっています。)

先生方の負担も軽減されることを願っています。

(このほんは、しゅとしてわかてちゅうけんびじねすまんをたいしょうにかかれたものですが、)

この本は、 主として若手・中堅ビジネスマンを対象に書かれたものですが、

(さまざまなぶんしょうにきょうつうするどだいをしっかり)

さまざまな文章に共通する土台をしっかり

(かためるというそのねらいから、おのずとがくせいにとっても)

固めるというその狙いから、 自ずと学生にとっても

(あるいはべてらんしゃかいじんにとっても、やくにたつものであるとおもいます。)

あるいはべテラン社会人にとっても、役に立つものであると思います。

(ほんしょでは、「めいかいなぶんしょうをかくための77のひんと」を、)

本書では、「明快な文章を書くための77のヒント」を、

(しゃかいじんやがくせいがかいたほうふなぶんれいとともにせつめいします。)

社会人や学生が書いた豊富な文例とともに説明します。

(その1つひとつはきわめてしんぷるなものです。)

その1つひとつは極めてシンプルなものです。

(どうかりらっくすしてぺーじをめくってみてください。)

どうかリラックスしてページをめくってみてください。

(このじっせんてきなしなんしょを、よみものとしてもたのしんでいただければ)

この実践的な指南書を、読み物としても楽しんでいただければ

(うれしくおもいます。)

嬉しく思います。

(2009ねん7がつ)

2009年7月

(ちょしゃ:あべひろひさ。にほんじつぎょうしゅっぱんしゃより)

「文章力の基本」:著者:阿部紘久。日本実業出版社より引用

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