記憶の水槽
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歌詞(問題文)
(だいきらいなきみのくつ)
大嫌いな君の靴
(うみにしずめてしまってもう)
海に沈めてしまって もう
(あしたにはわすれているから)
明日には忘れているから
(きっときみのことなんて)
きっと君のことなんて
(こいをしていたあめだまのような)
恋をしていた 飴玉のような
(いつかとけてしまうってことも)
いつか溶けてしまうってことも
(おもいだせなくなってさ)
思い出せなくなってさ
(おぼれていたうみがこおりついた)
溺れていた 海が凍りついた
(あさのようないたみのなかで)
朝のような痛みの中で
(めをとじて)
目を閉じて
(だいきらいなきみのくつ)
大嫌いな君の靴
(うみにしずめてしまっても)
海に沈めてしまっても
(なにもかもおぼえている)
なにもかも覚えている
(ただすいそうがみちてあふれだした)
ただ 水槽が満ちて溢れ出した
(とまったとけいのはり)
止まった時計の針
(にどとはうごかないしんぞう)
二度とは動かない心臓
(あのときみえていたはずのけしきですらも)
あの時見えていたはずの景色ですらも
(はいにきえるような)
灰に消えるような
(こいをしていた)
恋をしていた
(さいごのきおくできみがけむりになって)
最後の記憶で 君が煙になって
(ふゆのてんじょうにきえてさ)
冬の天井に消えてさ
(こおりついたわたしのきおくのすいそうは)
凍りついた私の記憶の水槽は
(いまでもねむりのなかだ)
今でも眠りの中だ
(だれもしなないびょうとうのように)
誰も死なない病棟のように
(かこのてがみにおぼれてしまえ)
過去の手紙に溺れてしまえ
(あしたがもうこないのならばこおりのそこでさ)
明日がもう来ないのならば 氷の底でさ
(はるをゆめみるだけ)
春を夢見るだけ
(こいをしている)
恋をしている
(あめだまのようにきおくのうみにとけて)
飴玉のように記憶の海に溶けて
(すべてがはいいろになっても)
全てが灰色になっても
(きみがわらってわたしのせんたくをゆるしてくれる)
君が笑って私の選択を許してくれる
(ふたりはすいそうでしずんでいく)
二人は水槽で沈んでいく
(さよならがいえないまま)
さよならが言えないまま
(かのじょはずっとゆめをみて)
彼女はずっと夢を見て
(きょうがおわって)
今日が終わって
(またきょうがはじまるあさでも)
また今日が始まる朝でも
(わらうだけだった)
笑うだけだった