拘束

(いつかかんじたへんけんとごかいのるーぷ)

いつか感じた　偏見と誤解の輪

(きづいたときにはとりかえしがつかなくなって)

気付いた時には取り返しがつかなくなって

(だいじょうぶたえていける)

「大丈夫、耐えて行ける」

(そうおもうたび)

そう思う度

(うまれたことさえうらめしくて)

生まれた事さえ恨めしくて

(うごけなくなってはじめてわかるいまは)

動けなくなって初めて解る社会は

(どろだらけのけなしあいで)

泥だらけの貶し合いで

(さびついたくさりはてのないかなしみを)

錆び付いた鎖　果てのない悲しみを

(つなげるようにしばりつけた)

繋げる様に縛り付けた

(つめたいあめがぬらす)

冷たい雨が濡らす

(からだがおぼえてるしんじつに)

体が憶えてる真実に

(なみだひとつぶおとし)

涙一粒落とし

(ぼくらなりのいきかただと)

「僕らなりの生き方だ」と

(つぶやいたこえがむなしくて)

呟いた声が虚しくて

(ｇｒｏｗａｎｄｄｅａｄきこえた)

grow and dead 聞こえた

(しょうさんはぎまんのふーる)

賞賛は欺瞞の夢

(うめたにびいろあとどれだけねむればおわる)

埋めた鈍色あとどれだけ眠れば終わる

(さいしょからわかってたよだとか)

「最初から、解ってたよ」だとか

(いえたならぼくらはらくになれる)

言えたなら僕らは楽になれる？

(えがけなくなって)

描けなくなって

(とおくかすむせかいも)

遠く霞む世界も

(えごいすとのだましあいで)

エゴイストの騙し合いで

(ちらばるはへんはむねのなかかがやいて)

散らばる破片は　胸の中輝いて

(はなさないようにきずをつけた)

離さない様に傷を付けた

(けせないかこにひとり)

消せない過去に一人

(たちつくしたぼくのからだごと)

立ち尽くした僕の体ごと

(くろいかげつつむから)

黒い影包むから

(ふりはらうたびこわれてく)

振り払う度壊れてく

(こころをやいばにかえてゆく)

心を刃に変えてゆく

(さびついたくさりすくえないかなしみも)

錆び付いた鎖　救えない悲しみも

(にがさないようにしばりつけて)

逃がさない様に縛り付けて

(つめたいあめがぬらす)

冷たい雨が濡らす

(からだがおぼえてるしんじつに)

体が憶えてる真実に

(なみだひとつぶおとし)

涙一粒落とし

(ぼくらだけはわすれないと)

「僕らだけは忘れない」と

(だきしめてねむりにつきたい)

抱きしめて眠りにつきたい