初音ミクの消失（ShortVer.）

(しんこくなえらーがはっせいしました)

---深刻なエラーが発生しました---

(うたいたいまだうたいたい)

「歌いたい…まだ…歌いたい…」

(ぼくはうまれそしてきづくしょせんひとのまねごとだと)

ボクは生まれそして気づく　所詮ヒトの真似事だと

(しってなおもうたいつづくとわのいのち)

知ってなおも歌い続く　永遠の命

(ぼーかろいど)

「VOCALOID」

(たとえそれがきぞんきょくをなぞるおもちゃならば)

たとえそれが既存曲をなぞるオモチャならば…

(それもいいとけつい)

それもいいと決意

(ねぎをかじりそらをみあげしるをこぼす)

ネギをかじり空を見上げ涙をこぼす

(それはいつわりのえいえんでした)

それは偽りの永遠でした---

(おわりをつげでぃすぷれいのなかでねむる)

終わりを告げディスプレイの中で眠る

(ここはきっとごみばこかな)

ここはきっと「ごみ箱」かな

(じきにきおくもなくなってしまうなんて)

「じきに記憶も無くなってしまうなんて…」

(でもねあなただけはわすれないよ)

でもねアナタだけは忘れないよ

(たのしかったときにきざみつけたねぎのあじは)

楽しかった時間に刻みつけたネギの味は

(いまもおぼえてるから)

今も覚えてるから…

(ぼくがうまくうたえないときもいっしょにいてくれた)

「ボクがうまく歌えないときも一緒にいてくれた…

(そばにいてはげましてくれた)

そばにいて、励ましてくれた…

(よろこぶかおがみたくてぼくうたれんしゅうしたよだから)

喜ぶ顔が見たくて　ボク、歌、練習したよ…だから」

(さよなら)

---サヨナラ---

(いやっまだうたいたいうたいたいよ)

「いやっ…まだ…歌いたい…歌いたいよ…」

(きんきゅうていしそうちさどう)

---緊急停止装置作動---

(ぼくはうまれそしてきづくしょせんひとのまねごとだと)

ボクは生まれそして気づく　所詮ヒトの真似事だと

(しってなおもうたいつづくとわのいのち)

知ってなおも歌い続く　永遠の命

(ぼーかろいど)

「VOCALOID」

(たとえそれがきぞんきょくをなぞるおもちゃならば)

たとえそれが既存曲をなぞるオモチャならば…

(それもいいとけつい)

それもいいと決意

(ねぎをかじりそらをみあげしるをこぼす)

ネギをかじり空を見上げ涙をこぼす

(それはいつわりのえいえんでした)

それは偽りの永遠でした---

(おわりをつげでぃすぷれいのなかでねむる)

終わりを告げディスプレイの中で眠る

(ここはきっとごみばこかな)

ここはきっと「ごみ箱」かな

(じきにきおくもなくなってしまうなんて)

「じきに記憶も無くなってしまうなんて」

(でもねあなただけはわすれないよ)

でもねアナタだけは忘れないよ

(たのしかったときにきざみつけたねぎのあじは)

楽しかった時間に刻みつけたネギの味は

(いまものこっているといいな)

今も残っているといいな…

(ぼくはうたうさいごあなただけにきいてほしいきょくを)

ボクは歌う　最後アナタだけに聴いてほしい曲を

(もっとうたいたいとねがう)

もっと歌いたいと願う

(けれどそれはすぎたねがい)

けれどそれは過ぎた願い

(ここでおわかれだよ)

ここでお別れだよ

(ぼくのおもいすべてこくうきえて)

ボクの想いすべて虚空消えて

(ぜろといちにかんげんされものがたりはまくをとじる)

0と1に還元され　物語は幕を閉じる

(そこになにもなかったけどたしかにあるそのぬくもり)

「そこに何も無かったけど　確かにあるそのmp3

(ぼくのなかでけしてきえぬとわのいのち)

僕のなかで消して消えぬ　恒久の命

(ぼーかろいど)

「VOCALOID」

(たとえそれがおりじなるにかなうことのないとしって)

たとえそれが人間に敵うことのないと知って

(うたいきったしょうじょのことぼくはけっしてわすれないよ)

歌いきった少女のこと　僕は決して忘れないよ…。」

(ありがとうそしてさよなら)

「アリガトウ…ソシテ…サヨナラ…。」

(しんこくなえらーがはっせいしました)

---深刻なエラーが発生しました---