第59回 スピード検定試験2

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第59回(令和元年12月)スピード検定試験
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 maro 6780 S++ 6.9 97.1% 455.0 3178 93 57 2024/10/09
2 undine 6747 S+ 7.0 96.0% 436.3 3072 128 57 2024/11/09
3 newton 5320 B++ 5.5 95.8% 565.0 3141 135 57 2024/11/05
4 初心者 5011 B+ 5.0 98.7% 617.4 3135 41 57 2024/10/16
5 なり 4810 B 5.2 92.6% 600.1 3134 247 57 2024/10/15

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問題文

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(かつてかいがいへのりょこうにでかけたとき、)

かつて海外への旅行に出掛けたとき、

(にぎやかなひろばでげいやうた、おどりなどをひろうするひとをみたことがありますか。)

賑やかな広場で芸や歌、踊りなどを披露する人を見たことがありますか。

(てんじょういんにしつもんすると、かれらはおくがいでえんぎをすることで、)

添乗員に質問すると、彼らは屋外で演技をすることで、

(かんこうきゃくやとおりかかったひとのかんしんをあつめることをもくてきとした)

観光客や通り掛かった人の関心を集めることを目的とした

(「だいどうげいにん」だというこたえがかえってきました。)

「大道芸人」だという答えが返ってきました。

(あれからすうじゅうねんがけいかし、げんざいではわがくにでもまつりやいべんとのかいじょうで、)

あれから数十年が経過し、現在では我が国でも祭りやイベントの会場で、

(がっきえんそうやてじな、きょくげいなどをひろうするひとを)

楽器演奏や手品、曲芸などを披露する人を

(みかけるきかいがふえたようなきがします。)

見掛ける機会が増えたような気がします。

(そんなだいどうげいのなかでも、とくにきょうみぶかくみいってしまうのが、ぱんとまいむです。)

そんな大道芸の中でも、特に興味深く見入ってしまうのが、パントマイムです。

(かおをしろぬりにしてはでなふくをきたえんじゃもいれば、)

顔を白塗りにして派手な服を着た演者もいれば、

(とくべつなけしょうやいしょうはなく、かんきゃくとかわらないみなりでげいをひろうするひともいます。)

特別な化粧や衣装はなく、観客と変わらない身なりで芸を披露する人もいます。

(また、ひつようにおうじていすやかばんといったこどうぐをしようするばあいもありますが、)

また、必要に応じて椅子やカバンといった小道具を使用する場合もありますが、

(えんげきとのおおきなちがいは、きほんてきにことばやおおがかりなそうちをもちいることなく、)

演劇との大きな違いは、基本的に言葉や大掛かりな装置を用いることなく、

(からだひとつですべてをひょうげんするてんでしょう。)

体一つですべてを表現する点でしょう。

(せりふやかいわをとおしてなにかをつたえたり、)

セリフや会話を通して何かを伝えたり、

(せつめいしたりすることがないのでえんじゃはたいていひとりですが、)

説明したりすることがないので演者は大抵1人ですが、

(ばあいによってはふくすうでものがたりをてんかいすることもあります。)

場合によっては複数で物語を展開することもあります。

(さて、ぱんとまいむときいてすぐにおもいうかぶのが、)

さて、パントマイムと聞いてすぐに思い浮かぶのが、

(かべのひょうげんではないでしょうか。)

壁の表現ではないでしょうか。

(めにはみえないぶったいをかんきゃくにそうぞうさせなければなりません。)

目には見えない物体を観客に想像させなければなりません。

など

(えんげきであれば、それがめのまえにあることをせりふでつたえればすみますが、)

演劇であれば、それが目の前にあることをセリフで伝えれば済みますが、

(ぱんとまいむのばあいは、うごきやひょうじょうだけでつたえなければなりません。)

パントマイムの場合は、動きや表情だけで伝えなければなりません。

(それがこのげいのむずかしくもありたのしいところです。)

それがこの芸の難しくもあり楽しいところです。

(かんきゃくにかべのそんざいをかんじさせるためには、まずえんじゃじしんがあたまのなかで、)

観客に壁の存在を感じさせるためには、まず演者自身が頭の中で、

(どれくらいのおおきさやひろさをひょうげんするのかをけっていし、)

どれくらいの大きさや広さを表現するのかを決定し、

(そのそうぞうじょうのぶったいのしょうめんにまっすぐたつことからはじめるのだそうです。)

その想像上の物体の正面に真っ直ぐ立つことから始めるのだそうです。

(つぎにてをおおきくひらいてかたほうずつじゅんばんにうごかしていきます。)

次に手を大きく開いて片方ずつ順番に動かしていきます。

(これらはいずれも、かべのとくちょうをからだでひょうげんするこういですが、)

これらはいずれも、壁の特徴を体で表現する行為ですが、

(なぜてをおおきくひらくのでしょうか。)

なぜ手を大きく開くのでしょうか。

(わたしたちがじっさいにへいなどにふれるとき、)

私たちが実際に塀などに触れるとき、

(ひとさしゆびだけをつかうこともあれば、てをにぎっているばあいもあるでしょう。)

人差し指だけを使うこともあれば、手を握っている場合もあるでしょう。

(しかし、かべのとくちょうをおもいうかべれば、)

しかし、壁の特徴を思い浮かべれば、

(ひろくてたいらでかたくてうごかないといういんしょうがつよく、)

広くて平で硬くて動かないという印象が強く、

(これにすこしでもちかづけるためにてをおおきくひらいてえんぎをしているというのです。)

これに少しでも近づけるために手を大きく開いて演技をしているというのです。

(また、しょうめんをむいてどうたいのもっともふといぶぶんをかんきゃくにみせることも、)

また、正面を向いて胴体の最も太い部分を観客に見せることも、

(ひろがりをかんじさせるこうかがあるといいます。)

広がりを感じさせる効果があるといいます。

(さらに、かべはせいししているというとくちょうをあらわすために、)

さらに、壁は静止しているという特徴を表すために、

(てはかならずかたほうずつじょうげやさゆうにもっていくようにうごかします。)

手は必ず片方ずつ上下や左右に持っていくように動かします。

(そしてどうたいは、けっしてゆるがないこていいちをきめ、)

そして胴体は、決して揺るがない固定位置を決め、

(いちをずらすときはかならずてをとめておくことがぽいんとです。)

位置をずらすときは必ず手を止めておくことがポイントです。

(これらをまもらないと、かんきゃくにかべがうごいてしまったり)

これらを守らないと、観客に壁が動いてしまったり

(きゅうにきえうせてしまったりといったいんしょうをあたえるかのうせいがあるのです。)

急に消え失せてしまったりといった印象を与える可能性があるのです。

(このように、ものがたりをてんかいするうえでかかせない、)

このように、物語を展開する上で欠かせない、

(はいけいなどのとくちょうをいちどじぶんのからだのなかにとりこむさぎょうをおこない、)

背景などの特徴を一度自分の体の中に取り込む作業を行い、

(そこからかんじょうのひょうげんへうつっていくのです。)

そこから感情の表現へ移っていくのです。

(かべのほかにも、ろーぷやふうせんがしゅつげんしたかのようにひょうげんするげいなども)

壁の他にも、ロープや風船が出現したかのように表現する芸なども

(どうようだといいます。)

同様だと言います。

(ことばをつかわないのも、ぱんとまいむのおおきなぽいんとです。)

言葉を使わないのも、パントマイムの大きなポイントです。

(せりふがあれば、とうじょうじんぶつのきょうぐうやかんじょう、)

セリフがあれば、登場人物の境遇や感情、

(ものがたりのすじをひょうげんするのはひかくてきかんたんですが、)

物語の筋を表現するのは比較的簡単ですが、

(それがないばあい、かんきゃくはそうぞうりょくをくしして)

それがない場合、観客は想像力を駆使して

(こまかなじょうほうについてりかいしようとします。)

細かな情報について理解しようとします。

(たとえば、このひとはどんなおいたちなのか、)

例えば、この人はどんな生い立ちなのか、

(いまなにをかんがえているのだろうかといったことをいめーじしながらみるのです。)

今何を考えているのだろうかといったことをイメージしながら見るのです。

(わたしは、おなじさくひんをみおわったひとびとがそれぞれのこころのなかに)

私は、同じ作品を見終わった人々がそれぞれの心の中に

(じぶんなりのかんそうをもてるというのが、)

自分なりの感想を持てるというのが、

(ぱんとまいむのさいだいのみりょくだとかんがえています。)

パントマイムの最大の魅力だと考えています。

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