第61回 スピード検定試験1

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プレイ回数5895難易度(4.5) 2475打 長文
第60回(令和2年7月)スピード検定試験
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ももも 7180 7.6 94.6% 323.5 2462 139 45 2024/11/10
2 maro 6960 S++ 7.1 97.1% 350.7 2516 75 45 2024/10/12
3 undine 6929 S++ 7.1 96.9% 340.0 2433 77 45 2024/11/06
4 茶々 5819 A+ 6.1 95.4% 414.1 2530 120 45 2024/10/24
5 newton 5771 A+ 5.9 97.4% 416.0 2466 65 45 2024/10/24

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問題文

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(これまで、わたしはなんどかにがおえをかいてもらったことがあります。)

これまで、私は何度か似顔絵を描いてもらったことがあります。

(そのなかでもつよくいんしょうにのこっているのがふらんすでのけいけんです。)

その中でも強く印象に残っているのがフランスでの経験です。

(りょこうちゅうに、ひろばでこえをかけられたため、たちどまると、)

旅行中に、広場で声を掛けられたため、立ち止まると、

(なんてんかじんぶつががはられたぼーどのまえにだんせいがたっていました。)

何点か人物画が貼られたボードの前に男性が立っていました。

(こまかいないようまではききとれなかったのですが、そのじょうきょうから、)

細かい内容までは聞き取れなかったのですが、その状況から、

(どうやらにがおえをかいてくれるといっているようでした。)

どうやら似顔絵を描いてくれると言っているようでした。

(せっかくなのでたびのきねんにとおもい、1まいおねがいすることにしました。)

せっかくなので旅の記念にと思い、1枚お願いすることにしました。

(できあがったさくひんは、)

出来上がった作品は、

(とてもじぶんのかおとはおもえないほどでふぉるめされていましたが、)

とても自分の顔とは思えないほどデフォルメされていましたが、

(かれとわたしをとりかこむようにしていたけんぶつにんたちは、)

彼と私を取り囲むようにしていた見物人たちは、

(くちぐちににている、そっくりだなどとしょうさんしているようでした。)

口々に似ている、そっくりだなどと称賛しているようでした。

(はくしゅをしているだんせいもいたほどで、)

拍手をしている男性もいたほどで、

(じぶんのかおはほかのひとにこうみえているのかと)

自分の顔は他の人にこう見えているのかと

(なんともふしぎなきもちになったのをおぼえています。)

何とも不思議な気持ちになったのを覚えています。

(ちかごろでは、にほんでもにがおえをしごとにするひとたちがふえているといいます。)

近頃では、日本でも似顔絵を仕事にする人たちが増えているといいます。

(ほんやざっしでせいじかなどのちょめいじんをふうしてきにえがいているものはむかしからありますが、)

本や雑誌で政治家などの著名人を風刺的に描いているものは昔からありますが、

(さいきんではいっぱんのひとがいらいするきかいもおおくなっています。)

最近では一般の人が依頼する機会も多くなっています。

(しんきょのおいわいやけっこんしきのうけつけにかざるぼーどとしてなど、)

新居のお祝いや結婚式の受付に飾るボードとしてなど、

(そのようとはさまざまですが、ぷれぜんとようにちゅうもんするひとがおおいといいます。)

その用途は様々ですが、プレゼント用に注文する人が多いといいます。

(にがおえときくと、しょうぞうがをおもいうかべるひともいるでしょう。)

似顔絵と聞くと、肖像画を思い浮かべる人もいるでしょう。

など

(しゃしんがはったつしていなかったじだいには、そのぎょうせきやちい、)

写真が発達していなかった時代には、その業績や地位、

(うつくしさをこじしたりきろくしたりするためにがかにえがかせていました。)

美しさを誇示したり記録したりするために画家に描かせていました。

(それはたしょうびかされることはあっても、)

それは多少美化されることはあっても、

(そうじてしゃじつてきにえがかれていることがほとんどです。)

総じて写実的に描かれていることがほとんどです。

(しかし、しゃしんがふきゅうしたことによってえでひょうげんするひつようがなくなり、)

しかし、写真が普及したことによって絵で表現する必要がなくなり、

(そのひょうげんほうほうにもへんかがみられるようになります。)

その表現方法にも変化が見られるようになります。

(しょうぞうがとにがおえのちがいについて、めいかくなていぎはないようですが、)

肖像画と似顔絵の違いについて、明確な定義はないようですが、

(いっぱんてきに、にがおえはたいしょうのとくちょうをつかみ、)

一般的に、似顔絵は対象の特徴をつかみ、

(それをこちょうするようにえがくことで、しゃしんとはちがった、)

それを誇張するように描くことで、写真とは違った、

(そのひとらしさをひょうげんするものだといわれることがおおいでしょう。)

その人らしさを表現するものだといわれることが多いでしょう。

(じんぶつのないめんまでもうつしだすようなしあがりにおどろかされることがあります。)

人物の内面までも映し出すような仕上がりに驚かされることがあります。

(そして、これはたいしょうのとくちょうがたんてきにひょうげんされるうえに、)

そして、これは対象の特徴が端的に表現される上に、

(がかのびょうがすたいるがつよくいんしょうづけられます。)

画家の描画スタイルが強く印象付けられます。

(まったくことなるがちょうでも、そのじんぶつだとにんしきできるのがきょうみぶかいてんでしょう。)

全く異なる画調でも、その人物だと認識できるのが興味深い点でしょう。

(また、きんねんでは、こうしたえがきてのすたいるにもとづいて、)

また、近年では、こうした描き手のスタイルに基づいて、

(じっしゃのがぞうからえをじどうせいせいするぎじゅつがちゅうもくされているといいます。)

実写の画像から絵を自動生成する技術が注目されているといいます。

(すまーとふぉんのあぷりにも、)

スマートフォンのアプリにも、

(しゃしんからさくせいできるものがたくさんそんざいするので、)

写真から作成できるものがたくさん存在するので、

(りようしたことがあるというひともおおいのではないでしょうか。)

利用したことがあるという人も多いのではないでしょうか。

(そうしたてがるにつくることができるものがでまわっているなかでも、)

そうした手軽に作ることができるものが出回っている中でも、

(てがきのものがこのまれるのは、)

手書きのものが好まれるのは、

(ほかにはないというきしょうせいにかちがあるということなのでしょう。)

他にはないという希少性に価値があるということなのでしょう。

(どうしてもこのさっかにちゅうもんしたいといったようなこだわりをもつひとは、)

どうしてもこの作家に注文したいといったようなこだわりを持つ人は、

(すくなくないようです。)

少なくないようです。

(いつのじだいも、ひとのてでつくられたものへのけいあいはかわらないのかもしれません。)

いつの時代も、人の手で作られたものへの敬愛は変わらないのかもしれません。

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