終点
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歌詞(問題文)
(きみはぼくのめのまえにとつぜんあらわれほほえんだ)
君は僕の眼の前に突然現れ微笑んだ
(ぼくのてをぐいとひっぱってどこかへむかってはしりだした)
僕の手をぐいと引っ張って どこかへ向かって走り出した
(わるいきぶんじゃなかったうたがうこともしなかった)
悪い気分じゃなかった 疑うこともしなかった
(きっとこいでもしていたのでしょう)
きっと恋でもしていたのでしょう
(かこのえいこうはまばゆくひかりみらいのかのうせいのめをふみつぶす)
過去の栄光はまばゆく光り 未来の可能性の芽を踏み潰す
(ぼくはそれがこわくなっていつからかきみとのきょりをおいた)
僕はそれが怖くなって いつからか君との距離を置いた
(ありがとうそしてさよならは)
ありがとう そして さよならは
(きみがつぶやくせきべつのことばじゃない)
君が呟く惜別の言葉じゃない
(おくびょうもののぼくのきみあてのわかれ)
臆病者の僕の君宛ての別れ
(きみはどうかそのままでいてほしいんだ)
君はどうかそのままでいてほしいんだ
(てがみのもじはたにんぎょうぎそしてどらいで)
手紙の文字は他人行儀そしてドライで
(かんしょうもかんがいもとうぜんのようにわかず)
感傷も感慨も当然のように湧かず
(どらまなんてきたいしないはねのようにかるいきおく)
ドラマなんて期待しない 羽のように軽い記憶
(あたりまえにいっしょにいてあたりまえにすれちがった)
当たり前に一緒にいて 当たり前にすれ違った
(かがやくでぐちをつくるんだおとなたちはそういいだした)
輝く出口を作るんだ 大人たちはそう言い出した
(みかんせいのままでほうちされたかけたはしはやがてくさりだした)
未完成のままで放置された 架けた橋はやがて腐りだした
(たかくきずきあげたものをまもることだけかんがえて)
高く築き上げたものを 守ることだけ考えて
(でぐちはとびらかたくとざす)
出口は扉堅く閉ざす
(もうおんがくはじゅうぶんぞろいあたらしいものはいらないとさけぶ)
もう音楽は十分揃い 新しいものはいらないと叫ぶ
(べたなものがたりをすてたつめたくてげんじつてきなおわり)
ベタな三文小説(ものがたり)を捨てた 冷たくて現実的な終点(おわり)
(ありがとうそしてごめんねは)
ありがとう そして ごめんねは
(きみがつぶやくこうかいのことばじゃない)
君が呟く後悔の言葉じゃない
(うそつきのぼくのかわいたざんげ)
嘘つきの僕の乾いた懺悔
(きみはどうかそのままでいてほしいんだ)
君はどうかそのままでいてほしいんだ
(おわらないおまつりごえはとおくかんどうはやがてうすれゆく)
終わらないお祭り声は遠く 感動はやがて薄れゆく
(おめんをふかくかぶるおはやしにありていにいえば)
お面を深く被るお囃子に 有体に言えば――
(ありがとうそしてさよならは)
ありがとう そして さよならは
(きみがつぶやくせきべつのことばじゃない)
君が呟く惜別の言葉じゃない
(おくびょうもののぼくのきみあてのわかれ)
臆病者の僕の君宛ての別れ
(きみはどうかそのままでいてほしいんだ)
君はどうかそのままでいてほしいんだ
(しあわせをねがっていますまたあうひまで)
――幸せを願っています また会う日まで・・・・・・