11 vapor lamp / 初音ミク

(こちらとしかんじょうこうそく)

こちら都市環状高速

(だいだいいろにかこまれて)

橙色に囲まれて

(しらないひとがみれば)

知らない人が見れば

(たんなるうねるねおんのめいろだろう)

単なるうねるネオンの迷路だろう

(こちらでんぱじゅしんけんがい)

こちら電波受信圏外

(きょういくてれびをながめて)

教育テレビを眺めて

(ずるやすみもだんだんてについて)

ズル休みもだんだん手について

(きょうもどこにもいかないのに)

今日もどこにも行かないのに

(なんでわたしをつれさっていくの)

なんで私を連れ去っていくの

(ここでまじわったふたりのきょりは)

ここで交わった 二人の距離は

(またたくまもなく)

瞬く間もなく

(くらがりをてらしつづけた)

暗がりを 照らし続けた

(ばかみたいね)

馬鹿みたいね

(８きろぽすとしじまのうえにたって)

8kmポスト 静寂の上に立って

(てんもんたんいそんなくうそうをみた)

天文単位 そんな空想を見た

(ふたりきりで)

二人きりで

(こちらこうつうかんせいしつ)

こちら交通管制室

(しらないまちのぱとらんぷ)

知らない街のパトランプ

(あすもつづくとしんじた)

明日も続くと信じた

(うみですらしまになるんだから)

海ですら島になるんだから

(こちらでんぱじゅしんけんない)

こちら電波受信圏内

(にちじょうだけをみおろして)

日常だけを見下ろして

(みちしるべはうるさいほどあって)

道標は煩い程あって

(らじおからでるかんじょうのないおとが)

ラジオから出る感情の無い音が

(きょうもわたしをつれさっていくの)

今日も私を連れ去っていくの

(ここではじまったふたりをのせて)

ここで始まった 二人を乗せて

(としかんじょうこうそくはいつまでもつづいて)

都市環状高速はいつまでも続いて

(しっているさいごわすれふりをして)

知っている最後 忘れふりをして

(ばかみたいね)

馬鹿みたいね

(ここでまじわったふたりのきょりは)

ここで交わった 二人の距離は

(ばかみたいね)

馬鹿みたいね

(どうにかあすのあさにつければいいんだけど)

「どうにか明日の朝に着ければいいんだけど・・・」