エリカ

(いづれはなにもかもふときえてしまうのに)

いづれは何もかも ふと消えてしまうのに

(またきょうもただいきをきらしてかわらないあしたをつくりあげた)

また今日もただ息を切らして 変わらない明日を創り上げた

(しらないことばをへらしてもわからないことものふえてった)

知らない言葉を減らしても 分からない事、物増えてった

(こたえがないのはしってるがこのひにいみがほしい)

答えがないのは知ってるが この日に意味が欲しい

(けっきょくなにかがたりないあれもこれもとあつめてみたものの)

結局何かが足りない アレもコレもと集めてみたものの

(こころのどっかがさびしいなにでうまるのなにでみちるの)

心のどっかが寂しい なにで埋まるの？なにで満ちるの？

(しあわせじゃないわけではないそれなのになぜだかたりなくて)

幸せじゃない訳ではない それなのに何故だか足りなくて

(だからああこんやもねむれなくてまいってるよ)

だから嗚呼 今夜も眠れなくて参ってるよ

(ただゆれるえりか)

ただ揺れる エリカ

(ひとごみにまぎれてこどくはそだってゆく)

人混みに紛れて 孤独は育ってゆく

(ちかづけどもふれられずにほはばだけそろえていきていた)

近づけども触れられずに 歩幅だけ揃えて生きていた

(だれかのことおもってみてもかわせないことばがおおすぎて)

誰かの事想ってみても 交わせない言葉が多過ぎて

(りょうのてひろげてまっててもかぜがふきにげてゆく)

両の手広げて待ってても 風が吹き逃げてゆく

(けっきょくだれかがたりないだれもかれもがだれかをさがしてる)

結局誰かが足りない 誰も彼もがだれかを探してる

(こころのどっかがわびしいいつみつかるのどこにいてるの)

心のどっかが侘しい 何時見つかるの？何処に居てるの？

(しあわせじゃないわけではないそれだけじゃいきてはいけなくて)

幸せじゃない訳ではない それだけじゃ生きてはいけなくて

(だからああこんやもねむれなくてまいってるよ)

だから嗚呼 今夜も眠れなくて参ってるよ

(たださくえりか)

ただ咲く エリカ

(やっぱりなにかがたりないあれもこれもとあつめてみたものの)

やっぱり何かが足りない アレもコレもと集めてみたものの

(こころのどっかがさびしいなにでうまるのなにでみちるの)

心のどっかが寂しい なにで埋まるの？なにで満ちるの？

(けっきょくぼくらは)

結局僕らは…

(けっきょくぼくらはかなしいわからないけどなにかがかなしいの)

結局ぼくらは悲しい 分からないけど何かが悲しいの

(それでもぼくらはわらうこれでうめるのこれでみたすの)

それでも僕らは笑う これで埋めるの これで満たすの

(だからひとりになりたくないそれだけがこのひのじゃまをする)

だから独りになりたくない それだけがこの日の邪魔をする

(きえてよこんやもねむれなくてまいってるよ)

消えてよ 今夜も眠れなくて参ってるよ

(まださくえりか)

まだ咲く エリカ