第119回日本ワープロ検定初段問題
10分以内に800文字以上打ち終わっていれば合格ラインです。
最上級の初段なだけあって、文章が難しくなっている気がします。
実際の問題では変換などもあるのであくまでの目安ですけど...。
※ワープロ検定豆知識※
ワープロ検定を受験するにあたって、級ごとによって掛かる受験費用も大きく異なっており
初段 :5000円
1級 :3000円
準1級:2800円
2級 :2500円
準2級:2300円
3級 :2000円
4級 :1500円
となっております。
やはり上の級に行けば行くほど費用も嵩むようですね~。
これは一般で受ける場合ですが、特定受験をする場合はもう少しだけ安くなっております。
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | YUNICO | 8290 | 神 | 8.7 | 95.1% | 270.3 | 2361 | 120 | 39 | 2024/11/10 |
2 | maro | 7093 | 王 | 7.3 | 97.0% | 324.5 | 2374 | 72 | 39 | 2024/11/09 |
3 | ももも | 6598 | S+ | 7.1 | 92.8% | 323.7 | 2315 | 179 | 39 | 2024/09/29 |
4 | wasd | 6550 | S+ | 6.7 | 96.6% | 340.9 | 2314 | 81 | 39 | 2024/11/21 |
5 | ニックネーム | 6034 | A++ | 6.2 | 95.9% | 376.2 | 2370 | 100 | 39 | 2024/11/05 |
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問題文
(わたしがついかってしまうもののひとつに、)
わたしがつい買ってしまうものの一つに、
(そぼくであじわいのあるちいさいやきもののうつわがあります。)
素朴で味わいのある小さい焼き物の器があります。
(しごとでにほんのかくちへいくときやかいがいしゅっちょうのさいなどには、)
仕事で日本の各地へ行くときや海外出張の際などには、
(あきじかんがあればしゅくはくしせつのしゅうへんをあるきまわり、)
空き時間があれば宿泊施設の周辺を歩き回り、
(みんげいひんてんをみつけるのがたのしみのひとつです。)
民芸品店を見つけるのが楽しみの一つです。
(そこには、ちいきのれきしやぶんかをたいげんするようなみりょくあふれる)
そこには、地域の歴史や文化を体現するような魅力あふれる
(おきものやにんぎょう、うつわなどがならべられ、わたしのこうばいいよくをしげきします。)
置物や人形、器などが並べられ、わたしの購買意欲を刺激します。
(じたくのたなには、こうしたこれくしょんであふれ)
自宅の棚には、こうしたコレクションであふれ
(いまではころもがえのようにきせつごとにちんれつないようをかえているほどです。)
今では衣替えのように季節ごとに陳列内容を変えているほどです。
(さて、わたしはこれまで、なにげなくみんげいということばをつかってきましたが、)
さて、わたしはこれまで、何げなく民芸という言葉を使ってきましたが、
(にほんじんがそうしたしなじなにめをむけ、そのうつくしさや)
日本人がそうした品々に目を向け、その美しさや
(かちをいしきするようになったのはたいしょうじだいまっきのことだといいます。)
価値を意識するようになったのは大正時代末期のことだといいます。
(このことばは「みんしゅうてきこうげい」のりゃくごで、ちょめいなびじゅつけんきゅうしゃがちゅうしんとなり、)
この言葉は「民衆的工芸」の略語 で、著名な美術研究者が中心となり、
(せいかつぶんかうんどうがてんかいされました。)
生活文化運動が展開されました。
(なぜそのようなうんどうがおこったかというと、)
なぜそのような運動が起こったかというと、
(たいしょうまっきというじだいがかんけいしているようです。)
大正末期という時代が関係しているようです。
(きんだいかをいそぐにほんは、おうべいしょこくからせんしんてきなきかいやぎじゅつを)
近代化を急ぐ日本は、欧米諸国から先進的な機械や技術を
(せっきょくてきにどうにゅうし、あんかなたいりょうせいさんへのみちをすすみはじめていました。)
積極的に導入し、安価な大量生産への道を進み始めていました。
(そうなれば、これまでせけんいっぱんのひとびとがながらくあいようしてきた)
そうなれば、これまで世間一般の人々が長らく愛用してきた
(しょくにんのてしごとによるせいかつどうぐがきえてしまうというきぐがしょうじます。)
職人の手仕事による生活道具が消えてしまうという危惧が生じます。
(それはどうじににほんかくちのぶんかまでもがうしなわれることをいみするとして、)
それは同時に日本各地の文化までもが失われることを意味するとして、
(びじゅつけんきゅうしゃたちがうごきはじめたのです。)
美術研究者たちが動き始めたのです。
(それまでのにほんにおけるぞうけいひんは、かんしょうようにせいさくされていたので、)
それまでの日本における造形品は、鑑賞用に製作されていたので、
(かびなそうしょくをほどこしたり、ぎこうをこらしたりしたものがしゅりゅうでした。)
華美な装飾を施したり、技巧を凝らしたりしたものが主流でした。
(それにたいし、せいかつにねざしたしなはまいにちつかうことをぜんていとしているので、)
それに対し、生活に根差した品は毎日使うことを前提としているので、
(とうぜんのことながら、じつようてきでありがんじょうなことがじょうけんとなり)
当然のことながら、実用的であり頑丈なことが条件となり
(そうしょくをはいしたしんぷるなものでした。)
装飾を排したシンプルなものでした。
(また、ちいきごとのせいかつようしきにそくし、あんかなこともおおきなようそのひとつでした。)
また、地域ごとの生活様式に即し、安価なことも大きな要素の一つでした。
(そのびじゅつけんきゅうしゃは、ぜんこくをあるきまわって、ちほうしょくゆたかなせいかつどうぐをしゅうしゅうし、)
その美術研究者は、全国を歩き回って、地方色豊かな生活道具を収集し、
(みずからのちょしょやでんとうこうげいひんをてんじするために)
自らの著書や伝統工芸品を展示するために
(かいせつしたびじゅつかんでそれらをしょうかいしました。)
開設した美術館でそれらを紹介しました。
(そのこれくしょんは、とうきをはじめ、おりものやもっこう、)
そのコレクションは、陶器をはじめ、織物や木工、
(がらすなどたきにわたりますが、どれもかれのきびしいしんびがんや)
ガラスなど多岐にわたりますが、どれも彼の厳しい審美眼や
(するどいかんせいによってせんたくされたすばらしいしなばかりです。)
鋭い感性によって選択された素晴らしい品ばかりです。
(いちどぜひじつぶつをみてみるとよいでしょう。)
一度ぜひ実物を見てみるとよいでしょう。
(このようなにほんじんのぎじゅつりょくがけっしゅうしたどうぐたちをくらしのなかにとりいれ、)
このような日本人の技術力が結集した道具たちを暮らしの中に取り入れ、
(てしごとのびをかんじながらすごすじかんが、まいにちをより)
手仕事の美を感じながら過ごす時間が、毎日をより
(ゆたかにするのかもしれません。)
豊かにするのかもしれません。
(じたくのたなにならべたちいさなうつわをたいせつにつかおうとあらためてこころにきめました。)
自宅の棚に並べた小さな器を大切に使おうとあらためて心に決めました。