ジグソーパズル/まふまふ

(そんしつりとくていさいきにするたびに)

損失　利得　体裁　気にするたびに

(みぎもひだりもさしだしていく)

右も左も差し出していく

(あなぼこひらいたじぐそーのもようぱずるぴーす)

穴ぼこ開いたジグソーの模様パズルピース

(あのことてをつなげるためにあまりものにならないために)

あの子と手を繋げるために余り物にならないために

(きりとってすいてはってなにもはまらないこころのとこ)

切り取ってすいて貼って何もハマらない心のトコ

(たりないのだたりないのだ)

足りないのだ足りないのだ

(たりないのばっかでなんにもないや)

足りないのばっかでなんにもないや

(やさしさは３ぴーすもないなあ)

優しさは３ピースもないなあ

(くだけたつよがりのかけら)

砕けた強がりの欠片

(じぐざぐのむかんじょうがぼくをつくりあげる)

ジグザグの無感情がボクを作り上げる

(いつだってこころからわらえないのどうして？)

いつだって心から笑えないの　どうして？

(ずたずたにきりさいたはーとがたのぱずる)

ズタズタに切り裂いたハート型のパズル

(どこをさがしてもうまらないや)

どこを探しても埋まらないや

(あいのうあいのーもうたりないよじぐそー)

アイノウ　愛ノー　もう足りないよジグソー

(「はいせん」「さくそう」「へいこうせん」「ろんそう」「とうそう」「さいこうえん」)

「敗戦」「錯綜」「平行線」「論争」「逃走」「再公演」

(ただきょうつうこうをみいだしてことばにいみをやどした)

ただ共通項を見いだして言葉に意味を宿した

(できそこないとひもついたこのじょうげさゆうはかんさんと)

出来損ないと紐ついたこの上下左右は閑散と

(あなたのかえりをまっているぼくにさわってほしくて)

あなたの帰りを待っているボクに触って欲しくて

(だれにだってあてはまるようにどのいろもまぜてみたのに)

誰にだってあてはまるようにどの色も混ぜてみたのに

(だれにだっておかされてしまうしみてついたとうめいのいろ)

誰にだって侵されてしまう染みてついた透明の色

(あいらくぼうきゃくのすうぴーす)

哀楽忘却の数ピース

(あいぞうかつぼうのすぱんこーる)

愛憎渇望のスパンコール

(しっとぜつぼうのあんこーる)

嫉妬絶望のアンコール

(（みないみないふり）)

（見ない見ないフリ）

(ああどこかにやってしまった．．．)

ああどこかにやってしまった...

(そしてなにもが)

そして何もが

(たりないのだ？いまだたりないのだ)

足りないのだ？いまだ足りないのだ

(めすふらすこつかっていっぱいにみたして？)

メスフラスコ使っていっぱいに満たして？

(やさしさはいってきもないなあ)

優しさは一滴もないなあ

(あなあくほどのこころもない)

穴あくほどの心もない

(じぐざぐのむかんじょうがぼくをつくりあげる)

ジグザグの無感情がボクを作り上げる

(きょうだってかんけつしたこうけいをただきりとるだけの)

今日だって完結した光景をただ切り取るだけの

(じんせいだ)

人生だ

(じぐざぐざぐもういいよぼくをきりきざんで)

ジグザグザグもういいよボクを切り刻んで

(いつだってこころからわらえないのどうして？)

いつだって心から笑えないのどうして？

(ずたずたにきりさいたはーとがたのぱずる)

ズタズタに切り裂いたハート型のパズル

(どこをさがしてもうまんないや)

どこを探しても埋まんないや

(あいのうあいのーもうたりないよじぐそー)

アイノウ　愛ノーもう足りないよジグソー

(うそつきのせかいはどろんこのみらいはからっぽのこころは)

嘘つきの世界はどろんこの未来は空っぽの心は

(じぐざぐじぐざぐにきりさいて)

ジグザグジグザグに切り裂いて

(じぐそー)

ジグソー