リング③

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1998年公開の日本映画。見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオ」にまつわる鈴木光司の同名小説を原作とする。監督は中田秀夫で大ヒットし、後に続くジャパニーズホラーブームの火付け役となった。

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問題文

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((9がつ17にちきんようび))

(9月17日 金曜日)

(むすこ・よういちをつれて、れいこはちちおやのところへいきます。)

息子・陽一を連れて、玲子は父親のところへ行きます。

(まごのよういちとちちはかわでさかなとりにきょうじ、よういちはよる、ぐっすりねむりました。)

孫の陽一と父は川で魚捕りに興じ、陽一は夜、ぐっすり眠りました。

(よるになってれいこはりゅうじとれんらくをとります。みはらやまのふんかをよちした)

夜になって玲子は竜司と連絡を取ります。三原山の噴火を予知した

(じょせいのなは「やまむらしづこ」といい、40ねんまえにみはらやまにみをなげてじさつ)

女性の名は「山村志津子」と言い、40年前に三原山に身を投げて自殺

(しているとりゅうじはいい「あした、おおしまへいってみる」といいました。)

していると竜司は言い「明日、大島へ行ってみる」と言いました。

(しんや、「おばさん」というさとこのこえがきこえたようなきがして)

深夜、「おばさん」という智子の声が聞こえたような気がして

(めをさました。れいこは、むすこ・よういちがのろいのびでおをみているのを)

目を覚ました。玲子は、息子・陽一が呪いのビデオを見ているのを

(はっけんしてがくぜんとしました。さいごのいどのえいぞうでは、れいこがさいしょに)

発見して愕然としました。最後の井戸の映像では、玲子が最初に

(みたときにはいどだけでしたが、こんかいはいどから)

見た時には井戸だけでしたが、今回は井戸から

(かみのながいじょせいがはいでています。)

髪の長い女性が這い出ています。

(「ともちゃんが、みろって」とよういちはいいました。)

「智ちゃんが、見ろって」と陽一は言いました。

((9がつ18にちどようび))

(9月18日 土曜日)

(むすこ・よういちをちちにあずけ、れいこはりゅうじと)

息子・陽一を父に預け、玲子は竜司と

(ともにおおしまにふぇりーでわたります。そのときにりゅうじにといあわせて)

共に大島にフェリーで渡ります。その時に竜司に問い合わせて

(しったのですが、じつはりゅうじも14にちにれいこたくをほうもんしたときに、)

知ったのですが、実は竜司も14日に玲子宅を訪問した時に、

(さとこのれいがみえていました。そしてりゅうじのちをひくよういちも、)

智子の霊が見えていました。そして竜司の血を引く陽一も、

(さとこのれいがみえていたのです。しづこのいとこにあたるじんぶつが)

智子の霊が見えていたのです。志津子のいとこに当たる人物が

(りょかんをけいえいしているとのことで、そこをたずねるよていでした。)

旅館を経営しているとのことで、そこを訪ねる予定でした。

(そのあとのりゅうじのちょうさで、やまむらしづこはとうじ「せんりがんがある」)

その後の竜司の調査で、山村志津子は当時「千里眼がある」

など

(としてちょうのうりょくのけんきゅうしゃ・いくまへいはちろうにみいだされてますこみに)

として超能力の研究者・伊熊平八郎に見出されてマスコミに

(ちゅうもくされますがじっけんちゅうにそうどうがおきて1りししゃをだし、)

注目されますが実験中に騒動が起きて1人死者を出し、

(それがきっかけでじさつします。)

それがきっかけで自殺します。

(しんだしづこにはむすめ・さだこがおり、いくまへいはちろうとのこ)

死んだ志津子には娘・貞子がおり、伊熊平八郎との子

(だろうともくされました。しづこのいとこがけいえいするやまむらそうに)

だろうと目されました。志津子のいとこが経営する山村荘に

(しゅくはくした2りはりょかんのいっしつがびでおのくしをつかうじょせいのへやと)

宿泊した2人は旅館の一室がビデオの櫛を使う女性の部屋と

(おなじだときづきます。しづこのいとこ・やまむらたかしに)

同じだと気づきます。志津子のいとこ・山村敬に

(はなしをきこうとしますが、きょひされました。)

話を聞こうとしますが、拒否されました。

((9がつ19にちにちようび))

(9月19日 日曜日)

(あさ、うみべにいるやまむらたかしにたいし、じぶんのもつのうりょく)

朝、海辺にいる山村敬に対し、自分の持つ能力

((せんりがんがあること)をこくはくしてりゅうじがはなしをききます。)

(千里眼があること)を告白して竜司が話を聞きます。

(やまむらたかしははんしんはんぎでしたが、りゅうじがたかしのてをとって)

山村敬は半信半疑でしたが、竜司が敬の手を取って

(よみとりました。れいこもどうちょうしておなじえいぞうをのうないでみます。)

読み取りました。玲子も同調して同じ映像を脳内で見ます。

(やまむらしづこののうりょくはほんものでしたが、ちょうのうりょくじっけんをしている)

山村志津子の能力は本物でしたが、超能力実験をしている

(さいちゅう、てきちゅうりつのたかさに「いかさまだ」とはっしたきしゃの1りが、)

最中、的中率の高さに「イカサマだ」と発した記者の1人が、

(そのばでくるしんでしにます。しづこはどうようしました。)

その場で苦しんで死にます。志津子は動揺しました。

(というのも、ひとをころすほどのつよいのうりょくをもつのは、むすめ・さだこの)

というのも、人を殺すほどの強い能力を持つのは、娘・貞子の

(ほうだったからです。さだこがきしゃをころしたのでした。)

方だったからです。貞子が記者を殺したのでした。

(しづこはそれをうれいてじさつし、さだこはますこみはじめせけんを)

志津子はそれを憂えて自殺し、貞子はマスコミはじめ世間を

(つよくにくんでいました。いきていたとしてもさだこはげんざい40だいです。)

強く憎んでいました。生きていたとしても貞子は現在40代です。

(そしてしんでいて、のろいのげんしょうをひきおこしているのだろうと、)

そして死んでいて、呪いの現象を引き起こしているのだろうと、

(りゅうじとれいこはびでおのないようからそうぞうしました。)

竜司と玲子はビデオの内容から想像しました。

(げんえいをみたちょくごに、れいこのひだりてくびにゆびでつかまれたような)

幻影を見た直後に、玲子の左手首に指でつかまれたような

(あざができます。いずぱしふぃっくらんどのしたにさだこのしたいが)

痣ができます。伊豆パシフィックランドの下に貞子の死体が

(あるだろうとすいそくした2りは、いっこくもはやくほんとうにもどろうと)

あるだろうと推測した2人は、一刻も早く本島に戻ろうと

(かんがえますが、たいふうがちかづいていてむりです。)

考えますが、台風が近づいていて無理です。

(ふねをだそうといってくれたのは、やまむらたかしでした。たかしの)

船を出そうと言ってくれたのは、山村敬でした。敬の

(ぎょせんにのり2りはとうきょうをめざします。)

漁船に乗り2人は東京を目指します。

(しかしふとれいこは「むすこ・よういちとりゅうじのときには)

しかしふと玲子は「息子・陽一と竜司の時には

(びでおをみおわったあとにでんわがならなかった」ときづきました。)

ビデオを見終わった後に電話が鳴らなかった」と気づきました。

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