「vivy 5話」マツモトのセリフその2

(そのかうんたーとばかりにおこったａｉようごのできごと、)

そのカウンターとばかりに起こったＡＩ擁護の出来事、

(それがさえきはかせとぐれいすのけっこんだったんです)

それが冴木博士とグレイスの結婚だったんです

(ひせいさんてきですよねぇ)

非生産的ですよねぇ

(ですがふたりはひととａｉのかけはしてきそんざいとしていちやくときのひととなりました)

ですが二人は人とＡＩの架け橋的存在として一躍時の人となりました

(これはａｉしてきにもおおきなてんかんてん、)

これはＡＩ史的にも大きな転換点、

(つまりとうしょのぼくたちのもくてきはふたりのこいじのじゃまだったんですよ)

つまり当初の僕達の目的は二人の恋路の邪魔だったんですよ

(れきしがこうまでずれたいじょうかれらのこんいんのじゅうようせいはうすれました)

歴史がこうまでずれた以上彼らの婚姻の重要性は薄れました

(なのでうまにけられるやくめはほうきですよほうき)

なので馬に蹴られる役目は放棄ですよ放棄

(まぁこのれきしでもいっしょにいるかれらにはかんしんしましたが)

まぁこの歴史でも一緒にいる彼らには関心しましたが

(ただながくはつづかないでしょう)

ただ長くは続かないでしょう

(しまがていしすればせかいじゅうのじりつａｉがだいだげきをこうむる)

島が停止すれば世界中の自立ＡＩが大打撃を被る

(しまからのきょうきゅうなしでちょうきてきなうんようはのぞめません)

島からの供給なしで長期的な運用は望めません

(それはぐれいすもおなじです)

それはグレイスも同じです

(しんぱいしなくてもあなたにはえいきょうがでないようにぼくがなんとかしますよ)

心配しなくてもあなたには影響が出ないように僕がなんとかしますよ

(かくごのうえでしょう。あのひとほどさきのことをみとおせるけんきゅうしゃなら)

覚悟の上でしょう。あの人ほど先の事を見通せる研究者なら

(てきとうなみぶんです。ぎめいはいつもどおりに)

適当な身分です。偽名はいつも通りに

(ふしんにおもわれてもめんどうです。ひとまずあんないにしたがいましょう)

不審に思われても面倒です。ひとまず案内に従いましょう

(しめいにふようなこすとはおかない。このしんぷるさはぼくごのみですよ)

使命に不要なコストは置かない。このシンプルさは僕好みですよ

(ですね。せいしとさいぶはちがっていますがおおむね２０ねんさきのぎじゅつですよ)

ですね。正史と細部は違っていますがおおむね２０年先の技術ですよ

(ええ。ですがぼくたちのしめいをおわすれなく)

ええ。ですが僕達の使命をお忘れなく

(ぼくたちのしめいとかれらのしめいはあいいれない。でぃーヴぁ。ぼくたちは・・・)

僕達の使命と彼らの使命は相容れない。ディーヴァ。僕達は…

(それはまぁみとめますけどね)

それはまぁ認めますけどね

(なんですかそのばかげたしつもんは)

何ですかその馬鹿げた質問は

(いいんですかそんなこといって？)

いいんですかそんなこと言って？

(かわいさのはんていなんてわれわれがもっともにがてとするぶんやのひとつじゃないですか)

かわいさの判定なんて我々が最も苦手とする分野の一つじゃないですか

(あーっと・・・ｍ００２・・・あーもうめんどくさい！えむとよんでいいですか？)

あーっと…Ｍ００２…あーもうめんどくさい！エムと呼んでいいですか？

(ではえむ。このしせつは？)

ではエム。この施設は？

(おいていかれますよ)

置いて行かれますよ

(でぃーヴぁ！とぁくです！りくちのせきゅりてぃかめらからだします！)

ディーヴァ！トァクです！陸地のセキュリティカメラから出します！

(ぷろぐらむのだっしゅにしっぱいしてさくせんをはやめましたか)

プログラムの奪取に失敗して作戦を早めましたか

(まずい！)

まずい！

(でぃーヴぁ！すとれーじをえむに！)

ディーヴァ！ストレージをエムに！

(えむけいゆでかいほうされたぽーとからごういんにちゅうすうにせつぞくします！)

エム経由で解放されたポートから強引に中枢に接続します！

(にんげんとａｉをしょうとつさせるわけにはいかないんですよ！)

人間とＡＩを衝突させるわけにはいかないんですよ！

(いきましょう！つぎはとぁくを・・・なんです！？)

行きましょう！次はトァクを…何です！？

(これは・・・おいましょう！)

これは…追いましょう！