窓を開けて

(めがさめてしたうちして)

目が覚めて　舌打ちして

(ゆうひをながめながら)

夕日を眺めながら

(うなだれてぱんをかじる)

項垂れて　パンを齧る

(むなしくてもうあじがしないんだ)

虚しくてもう味がしないんだ

(だいじょうぶそうだいじょうぶ)

大丈夫　そう大丈夫

(こころにいいわけをする)

心に言い訳をする

(はくようにいどむように)

吐くように　挑むように

(いれたちからでたちあがった)

入れた力で立ち上がった

(まどのそとにけしきはつづく)

窓の外に景色は続く

(ふるえるてでかぎをあけた)

震える手で鍵を開けた

(つめをかじってひざをかかえて)

爪をかじって　膝を抱えて

(やるきがずっとうしろをむいている)

やる気がずっと後ろを向いている

(はぎしりしながらいやなことばっか)

歯軋りしながら　嫌なことばっか

(かんがえてずっと)

考えてずっと

(なみだがうみになってる)

涙が海になってる

(へやでおぼれそう)

部屋で溺れそう

(あのひのそらは)

あの日の空は

(まだあるって)

まだあるって

(わかってるはずなのに)

わかってるはずなのに

(だいじょうぶそうだいじょうぶ)

大丈夫　そう大丈夫

(こころがそうさけんでるんだ)

心がそう叫んでるんだ

(ぜんぶそうぜんぶ)

全部　そう全部

(ふみだしたあしにゆだねちゃおうよ)

踏み出した足に委ねちゃおうよ

(だいじょうぶもうだいじょうぶ)

大丈夫　もう大丈夫

(こうかいはもうしりつくしたんだ)

後悔はもう知り尽くしたんだ

(そうだきっとそうだ)

そうだ　きっとそうだ

(ふりかえれやしない)

振り返れやしない

(まどのそとにけしきはつづく)

窓の外に景色は続く

(きのむくままあるいてこうよ)

気の向くまま歩いてこうよ

(がんばるぼくらをばかにしている)

頑張る僕らを馬鹿にしている

(でんぱがいまはだいりゅうこうちゅう)

電波が今は大流行中

(とかいのひとはぜんいんけむりのよう)

都会の人は全員煙のよう

(せかいのすべてがてきだったり)

世界の全てが敵だったり

(ほんとういやになるよ)

本当嫌になるよ

(でもまけてらんないよ)

でも負けてらんないよ

(ふみだそう)

踏み出そう

(ふみだそう)

踏み出そう

(ふみだそう)

踏み出そう

(このままおわれない)

このまま終われない

(きっとそうきっと)

きっと　そうきっと

(なみだのうみをこえたさきで)

涙の海を超えた先で

(だれもしらないせかいがあるはずなんだ)

誰も知らない世界があるはずなんだ

(だいじょうぶそうだいじょうぶ)

大丈夫　そう大丈夫

(こころがそうさけんでるんだ)

心がそう叫んでるんだ

(きっとただきっと)

きっと　ただきっと

(ふみだしたこころはとまらない)

踏み出した心は止まらない

(まどのそとのけしきはにぶくはいいろにひろがってる？)

窓の外の景色は鈍く灰色に広がってる？

(そんなことないよ)

そんなことないよ

(もううごけない？ｎｏ！)

もう動けない？　No!

(まだはやいよ)

まだ早いよ

(めをぬぐってうえをみようよ)

目を拭って上を見ようよ

(ばかみたいにそらはあおいから)

馬鹿みたいに空は青いから

(のりこんだうんめいとまれないよ)

乗り込んだ運命止まれないよ

(まどをあけて)

窓を開けて