魔的

(せんそうえいがのとちゅうで)

戦争映画の途中で

(ふいにこいしたくなった)

ふいに恋したくなった

(そのきもちに)

その気持ちに

(そのきもちに)

その気持ちに

(かいならしに)

飼いならしに

(おもいどおり)

思い通り

(ざんねん、こんどはひとちがい)

残念、今度は人違い

(しんぱいしてそんばかりだ)

心配して損ばかりだ

(ここにおいでここにおいで)

「ここにおいで」

(いうわりには)

言う割には

(さわれないね)

さわれないね

(なんかぜんぜんぴんとこない！)

なんか全然ピンとこない！

(わたしたちのじんせい、めいそうちゅう)

私たちの人生、迷走中

(まいどいっしょのふぁんふぁーれ)

毎度一緒のファンファーレ

(かんちがいしないでいて)

勘違いしないでいて

(すばらしきひびにじゅうをむけ)

素晴らしき日々に銃を向け

(うつくしいものだけをみていよう)

美しいものだけを見ていよう

(あたらしいひとになれなかったから)

新しい人になれなかったから

(またまほうをかけてよ)

また魔法をかけてよ

(さいこう、かんどがけたちがい)

最高、感度が桁違い

(きかいたいゆらいのしんかんかく)

機械体由来の新感覚

(かわいそうねかわいそうね)

「かわいそうね」

(いうわりには)

言う割には

(なさけないね)

情けないね

(なんかぜんぜんぴんとこない！)

なんか全然ピンとこない！

(あなたたちがすきなすりーこーど)

あなたたちが好きなスリーコード

(かんちがえたどうそうかい)

勘違えた同窓会

(よるばかりがたけていく)

夜ばかりが長けていく

(まだくりあできてないほねのずいまで)

まだクリアできてない　骨の髄まで

(きみのからだのさいしゅうすてーじ)

君の身体の最終ステージ

(いちどきりだけの、)

一度きりだけの、

(にんぎょうみたいなかおがてれくさい。)

人形みたいな顔が照れ臭い。

(もういちどだけでいいからさ)

もう一度だけでいいからさ

(うつくしいきみをかえしてほしい)

美しい君を返して欲しい

(おしよせてはかえすなみのような)

押し寄せては返す波のような

(きせつがくすぐったいの)

季節がくすぐったいの

(たいきけんからきみにおくる)

大気圏から君に送る

(かいきせんからきみにおくる)

回帰線から君に送る

(あいのじゅもんをきみにあげる)

愛の呪文を君にあげる

(あさの５じからそらもとべる)

朝の５時から空も飛べる

(いつかあなたもはいにかわる)

いつかあなたも灰に変わる

(いつかわたしもはいにかわる)

いつかわたしも灰に変わる

(つぎはあなたもはなになれる)

次はあなたも花になれる

(つぎはわたしもめぶきだせる)

次はわたしも芽吹き出せる