消化器7
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問題文
(じかくについて)
痔核について
(じょうげちょくちょうじょうみゃくそうのじょうみゃくりゅうによるびょうへん)
上・下直腸静脈叢の静脈瘤による病変
(こうもんしっかんでもっともひんどのたかいしっかんである)
肛門疾患で最も頻度の高い疾患である
(れっこうについて)
裂肛について
(こうもんじょうひにれっそう、びらん、かいようをしょうじるびょうたいいわゆるきれじ)
肛門上皮に裂創、びらん、潰瘍を生じる病態(いわゆる切れ痔)
(まんせいかするとこうもんきょうさくをともなう)
慢性化すると肛門狭窄を伴う
(べんぴかたいべんによりこうもんがさけてしょうじることがおおい)
便秘(硬い便)により肛門が裂けて生じることが多い
(こうもんしゅういのうようじろうについて)
肛門周囲膿瘍・痔瘻について
(こうもんいんかからさいきんがしんにゅうしこうもんせんにかんせんすることで)
肛門陰窩から細菌が侵入し肛門腺に感染することで
(ちょくちょうやこうもんしゅういにのうようをけいせいするびょうたいこうもんしゅういのうよう)
直腸や肛門周囲に膿瘍を形成する病態(肛門周囲膿瘍)
(おおくはせっかいやじかいによるはいのうでしょうじょうはけいかいするが)
多くは切開や自壊による排膿で症状は軽快するが
(せいじんれいではさいはつをくりかえしなんちせいのろうかんをけいせいすることもあるじろう)
成人例では再発を繰り返し難治性の瘻管を形成することもある(痔瘻)
(ちょくちょうだつについて)
直腸脱について
(ちょくちょうねんまくぜんそうがこうもんがいへおおきくだっしゅつしたじょうたい)
直腸粘膜全層が肛門外へ大きく脱出した状態
(へるにあについて)
ヘルニアについて
(ぞうきやそしきのいちぶが、なんらかのよういんでそしきのすきまなどをかいして)
臓器や組織の一部が、何らかの要因で組織の隙間などを介して
(ほんらいあるべきばしょからだっしゅつしているじょうたい)
本来あるべき場所から脱出している状態
(いっぱんにふくぶにおおい)
一般に腹部に多い
(そけいへるにあについて)
鼠経ヘルニアについて
(そけいじんたいじょうほうでそけいぶにだっしゅつするへるにあ)
鼠経靱帯上方で鼠径部に脱出するヘルニア
(だいたいへるにあについて)
大腿ヘルニアについて
(だいたいりんをへるにあもんとし、しょうちょうやだいもうがだいたいかんをとおり)
大腿輪をヘルニア門とし、小腸や大網が大腿管を通り
(そけいじんたいかだいたいさんかくぶだいたいどうじょうみゃくのうちがわにだっしゅつするへるにあ)
鼠経靱帯下大腿三角部(大腿動静脈の内側)に脱出するヘルニア
(だいたいかんのこうぞうじょう、へるにあもんがちいさいためかんとんをおこしやすい)
大腿管の構造上、ヘルニア門が小さいため嵌頓を起こしやすい
(へいさこうをへるにあもんとするこつばんへるにあのひとつ)
閉鎖孔をヘルニア門とする骨盤ヘルニアの一つ
(ふくへきはんこんへるにあについて)
腹壁瘢痕ヘルニアについて
(ふくぶのしゅじゅつそうをへるにあもんとするへるにあ)
腹部の手術創をヘルニア門とするヘルニア
(かいふくじゅつの15~20%にはっせいする。せいちゅうせっかいごがもっともおおい)
開腹術の15~20%に発生する。正中切開後が最も多い
(さいへるにあについて)
臍ヘルニアについて
(さいりんのへいさしょうがいにより、ふくあつじょうしょうじにさいりんからちょうかんがだっしゅつしたものでべそ)
臍輪の閉鎖障害により、腹圧上昇時に臍輪から腸管が脱出したもの(出べそ)
(へるにあもんからふくまくがとっしゅつし、そのうえにひふがあるじょうたいである)
ヘルニア門から腹膜が突出し、その上に皮膚がある状態である
(さいたいへるにあについて)
臍帯ヘルニアについて
(ふくへきちゅうおうぶのけいせいふぜんがげんいんとなり)
腹壁中央部の形成不全が原因となり
(ふくへきせいちゅうぶからふくくうないぞうきがはんとうめいのようまくとふくまくにおおわれ)
腹壁正中部から腹腔内臓器が半透明の羊膜と腹膜に覆われ
(ふくくうがいにだっしゅつしたもの)
腹腔外に脱出したもの
(たいせいきのさいしゅうへんふくへきのはついくいじょう、せいりてきへるにあのかんのうしょうがいである)
胎生期の臍周辺腹壁の発育異常、生理的ヘルニアの還納障害である
(ふくへきはれつについて)
腹壁破裂について
(さいみぎがわふくへきのけっそんこうよりふくくうないぞうきがようまくにおおわれることなく)
臍右側腹壁の欠損孔より腹腔内臓器が羊膜に覆われることなく
(ちょくせつふくくうがいにだっしゅつしたもの)
直接腹腔外に脱出したもの