YUBIKIRI

(みさいるとんでおちた あいかわらずだぼくら)

ミサイル飛んで落ちた 相変わらずだ僕ら

(いがいとこんなもんでべつになんもなんないもんだ)

以外とこんなもんで別に何もなんないもんだ

(しぶやのくうちゅうでしーらかんすがおよいでいる)

渋谷の空中でシーラカンスが泳いでいる

(あいすくりーむかたてにながめようぜこんや)

アイスクリーム片手に眺めようぜ今夜

(くだらなさすぎるくらいが ぼくらにはよくにあっている)

くだらなさ過ぎるくらいが 僕らにはよく似合っている

(ないて、わらっておこって はいて、すってはいて)

泣いて、笑って怒って 吐いて、吸って吐いて

(いがいとぼくらそんなひまじゃないいそがしい それじゃ、きょうはここでおしまい)

意外と僕らそんな暇じゃない忙しい それじゃ、今日はここでおしまい

(だからまたこえきかせて もし、きえたくなったら)

だからまた声聞かせて もし、消えたくなったら

(だれよりさきに ぼくにしらせてくれ)

誰より先に 僕に知らせてくれ

(かぜをひくかのように めぐりあってしまうんだもんな)

風邪を引くかのように 巡り会ってしまうんだもんな

(かなしいかおのひとつも あっちゃいけないなんてないさ)

悲しい顔のひとつも あっちゃいけないなんてないさ

(しぶやのくうちゅうはしらじらしいきゃんばすだ なにかいたっていいよ)

渋谷の空中は白々しいキャンバスだ 何描いたっていいよ

(だれもみちゃいないから)

誰も見ちゃいないから

(くだらなさすぎてちょっと わらっちゃうくらいのやつ、みせてよ)

くだらなさ過ぎてちょっと 笑っちゃうくらいのやつ、見せてよ

(みずたまりにうつりゆがんだ みたいなかおでわらうまいにちは)

水溜りにうつり歪んだ みたいな顔で笑う毎日は

(とてもあたりまえすぎるようで あわないくつをはいてるみたいで)

とても当たり前過ぎるようで 合わない靴を履いてるみたいで

(たりないもののかげ、かたちをおもう)

足りないものの影、形を想う

(なんぜん、なんまんかいも つまんないためいきしたって)

何千、何万回も つまんない溜息したって

(いがいときみのこときらいになったりしない たとえきょうがここまでだとして)

意外と君のこと嫌いになったりしない たとえ今日がここまでだとして

(きっとこんなんじゃおわらない ゆうげんなじかんはむげんだ)

きっとこんなんじゃ終わらない 有限な時間は無限だ

(ないて、わらっておこって はいて、すってはいて)

泣いて、笑って怒って 吐いて、吸って吐いて

(いがいとぼくらそんなひまじゃないいそがしい)

意外と僕らそんな暇じゃない忙しい

(それじゃきょうはここでおしまい きっとまたこえきかせて)

それじゃ今日はここでおしまい きっとまた声聞かせて

(もし、きえたくなったら だれよりさきに)

もし、消えたくなったら 誰より先に

(ぼくにしらせてくれ)

僕に知らせてくれ