ラストレイン

(やまないしょかのあめふりそそぐ)

止まない初夏の雨降り注ぐ

(おとずれた６がつのあおさはあしばや)

訪れた６月の青さは足早

(すりぬけていくきせつはまてずに)

すり抜けていく季節は待てずに

(さいしゅうれっしゃにのみこまれていく)

最終列車に飲み込まれて行く

(きみとぼくあのひのまま)

君と僕あの日のまま

(はっぴーえんどのえいがのようなおわりで)

ハッピーエンドの映画の様な終わりで

(さよならをいまつげよう)

さよならを今告げよう

(ひとごみがすこしにがてだったきみは)

人混みが少し苦手だった君は

(あかいかさかおかくして)

赤い傘顔隠して

(なにかつたえたいそんなよかんすら)

何か伝えたいそんな予感すら

(こわくてうまくわらえない)

怖くてうまく笑えない

(ねむけさえもおしんで)

眠気さえも惜しんで

(かきなぐったかしなんて)

書きなぐった歌詞なんて

(きやすめだろう？)

気休めだろう？

(それをのせてうたった)

それを乗せて唄った

(めろでぃーがまどをたたく)

メロディーが窓を叩く

(ぼくはやまのてせんでかえるから)

僕は山手線で帰るから

(きみをおだきゅうせんまでおくろう)

君を小田急線まで送ろう

(こんやもあいにくのあめ)

今夜も生憎の雨

(おなじかさのした)

同じ傘の下

(おなじいろにそまるよる)

同じ色に染まる夜

(つつまれてたい)

包まれてたい

(らぷそてぃーいんぶるー)

ラプソティーインブルー

(すてきなであいの)

素敵な出会いの

(ふたりにはおにあいでしょう？)

二人にはお似合いでしょう？

(おとなぶるきみはぼくよりおとなで)

大人ぶる君は僕より大人で

(やさしいうそまたあおうねと)

優しい嘘また逢おうねと

(かさねたおもいでしんじゅくえき)

重ねた思い出新宿駅

(ひがしぐちはひとなみ)

東口は人並

(いろどりさくかさあじさいもよう)

彩り咲く傘紫陽花模様

(きれいだね)

綺麗だね

(きみとよくにたひとをさがしても)

君とよく似た人を探しても

(つめたいあめはぼくをえらぶように)

冷たい雨は僕を選ぶように

(りんとしてぽつりかなでる)

凛としてポツリ奏でる

(さびしがりのふぇんだー)

寂しがりのフェンダー

(あきらめきれないこいを)

諦めきれない恋を

(つづっておきたいよ)

綴っておきたいよ

(さいしゅうれっしゃにのみこまれていく)

最終列車に飲み込まれていく

(きみとぼくあのひのまま)

君と僕あの日のまま

(はっぴーえんどのえいがのようなおわりで)

ハッピーエンドの映画の様な終わりで

(てをふればえんでぃんぐになる)

手を振ればエンディングになる

(こぼれだすなみだのあめ)

零れだす涙の雨

(さよならがおしえてくれたね)

さよならが教えてくれたね

(たいせつさを)

大切さを