四月は君の嘘 1話~3話 名言

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投稿者投稿者ななみーなみいいね0お気に入り登録
プレイ回数139難易度(4.3) 3125打 長文

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問題文

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(わったがらすのかずはきょうだしゃのくんしょうよ)

割ったガラスの数は、強打者の勲章よ!

(こんなのへっちゃらかるいもんさ)

こんなのへっちゃら、軽いもんさ。

(うまれたときからこもりしてきたからなれちゃったよ)

生まれた時から子守りしてきたから、慣れちゃったよ

(すきなひとがいるとぜんぶがからふるにみえるって)

好きな人がいると、全部がカラフルに見えるって

(ぼくをすきになるひとなんかいないよ)

僕を好きになる人なんか、いないよ

(くらいめがいひかってないわたしたち14さいなのよ)

暗い!眼が光ってない!私達、14歳なのよ!

(つばきのめはかがやいている)

椿の眼は輝いている

(つばきのめにはきっとふうけいがからふるにみえてるんだろうなぼくとはちがう)

椿の眼にはきっと、風景がカラフルに見えてるんだろうな僕とは違う

(でもぼくにはぼくにはものとーんにみえる)

でも、僕には僕にはモノトーンに見える。

(ふめんのようにけんばんのように)

譜面のように、鍵盤のように

(11さいのあきぼくをぴあのがひけなくなった)

11歳の秋、僕はピアノが弾けなくなった

(ばいとなんてほかにもいくらでもあるじゃない)

バイトなんて他にもいくらでもあるじゃない

(わたしにはひっしにしがみついてるようにみえるよ)

私には、必死にしがみついているように見えるよ

(ぴあのはきらいだ)

ピアノは嫌いだ。

(それでもしがみついているのはきっとぼくにはなにもないから)

それでもしがみついているのは、きっと僕には何も無いから。

(ぴあのをのぞけばぼくはからっぽでぶさいくなよいんしかのこらない)

ピアノを除けば、僕は空っぽでブサイクな余韻しか残らない

(おんがくにこっきょうやじんしゅやせいたいはかんけいないわ)

音楽に国境や人種や生態は関係ないわ。

(みんなでやってみよう)

みんなでやってみよう!

(きみもいこう)

君も行こう!

(14さいのはるぼくはきみとはしりだす)

14歳の春、僕は君と走り出す

など

(だってしってたらこうせいこなかったでしょ)

だって知ってたら公生、来なかったでしょ?

(だからいっしょうけんめいだまってた)

だから一生懸命だまってた

(きんきょうしちゃうなわたしのおんがくとどくかな)

緊張しちゃうな私の音楽、届くかな?

(くろいつぇるだけどこのきょうくはもうべーとーヴぇんのものじゃない)

クロイツェルだけど、この曲はもうベートーヴェンのものじゃない。

(このきょくはまぎれもなくかのじょのもの)

この曲は紛れもなく、彼女のもの

(ぼうりょくじょうとうせいかくさいていいんしょうさいあくでもかのじょはうつくしい)

暴力上等、性格最低、印象最悪、でも彼女は、美しい

(きにしないでください)

気にしないで下さい

(そういうのわたしきょうみないですから)

そういうの私、興味ないですから

(えんそうをおえたヴぁいおりにすとがまつひとのもとへかけよってくる)

演奏を終えたヴァイオリニストが、待つ人の元へ駆け寄って来る。

(ひとだかりをすりぬけはなをかかえまるでえいがのわんしーんのようだ)

人だかりをすり抜け、花を抱えまるで、映画のワンシーンのようだ

(ぼくはゆうじんaやくだったけど)

僕は、友人A役だったけど

(そんなのかんけいねぇじゃん)

そんなの関係ねぇじゃん。

(こころひかれるこにすきなひとがいるのはとうぜん)

心ひかれる子に好きな人がいるのは当然。

(こいをしているからそのこはかがやくんだよ)

恋をしているから、その子は輝くんだよ。

(だからひとはりふじんにこいにおちるんだ)

だから人は、理不尽に恋に落ちるんだ

(むりかどうかはおんなのこがおしえてくれるさ)

無理かどうかは、女の子が教えてくれるさ

(きみをだいやくににんめいします)

君を、代役に任命します

(あのぴあのしあわせなぴあのぴあのがにっこりしてる)

あのピアノ、幸せなピアノ。ピアノがにっこりしてる

(かわいそうなぴあのだよ)

可哀想なピアノだよ。

(ぴあのにみずけはげんきんなのにいけばなをかざるなんて)

ピアノに水気は厳禁なのに、生花を飾るなんて

(ほらやっぱりしあわせなぴあのじゃない)

ほらやっぱり、幸せなピアノじゃない

(じょうしきどうせだいできみをしらないえんそうかはいないよ)

常識。同世代で、君を知らない演奏家はいないよ。

(きみはわたしたちのあこがれだもの)

君は、私達の憧れだもの

(ぴあののおとがきこえないんだ)

ピアノの音が、聞こえないんだ

(はじめはねきこえてるんだ)

初めはね、聞こえてるんだ。

(でもとちゅうからしゅうちゅうするほどそのえんそうにのめりこむほど)

でも、途中から集中するほど、その演奏にのめり込むほど

(かなでたおとははるかぜにさらわれたはなのようにもつれながら)

奏でた音は、春風にさらわれた花のように、もつれながら、

(とおざかってきえてしまう)

遠ざかって消えてしまう

(きっとこれはばつなんだ)

きっとこれは罰なんだ

(あまったれんなぁ)

甘ったれんなぁ!

(てがうごかないならあしでひけ)

手が動かないなら足で弾け!

(ゆびがたりないならはなもつかえ)

指が足りないなら鼻も使え!

(かなしくてもぼろぼろでもどんぞこにいてもひかなきゃだめなの)

悲しくても、ボロボロでも、どん底にいても、弾かなきゃダメなの!

(そうやってわたしたちはいきていくじんしゅなの)

そうやって、私達は生きていく人種なの!

(よしきめたわたしがばんそうしゃににんめいします)

よし、決めた。私が伴奏者に任命します

(うるさいなもうきめたのおとなしきあきらめろ)

うるさいな、もう決めたの。大人しく諦めろ

(ゆうじんaくんわたしのばんそうしゃににんめいします)

友人A君を、私の伴走者に任命します

(ちょっとちがうなわたしにとってこうせいは)

ちょっと違うな。私にとって公生は

(だめだめなおとうとってかんじ)

ダメダメな弟って感じ

(しょうじきいうとねわたしこうせいがぴあのをやろうとやるまいとどうでもいいの)

正直いうとね、私、公生がピアノをやろうとやるまいと、どうでもいいんだ

(ただねやめるならなっとくしてやめてほしい)

ただね、止めるなら納得して止めて欲しい。

(みててつらいの)

見ててつらいの。

(いまのこうせいちゅうとはんぱだもん)

今の公生、中途半端だもん。

(あのひからあのひからこうせいはどこにもいけずにいる)

あの日からあの日から公生は、どこにも行けずにいる

(じかんってとまるのねだからぴあのをひいていてほしい)

時間って止まるのねだからピアノを弾いていて欲しい。

(きっとなにかがかわるはずだから)

きっと、何かが変わるはずだから

(ぼくはぴあのがひけないんだ)

僕はピアノが弾けないんだ

(ぼくはまたりゆうをさがしている)

僕はまた、理由を探している

(だからなんだっていうの)

だから何だっていうの?

(きみはひけないんじゃないひかないんだ)

君は弾けないんじゃない、弾かないんだ!

(ぴあののおとがきこえないそれをいいわけににげこんでるだけじゃない)

ピアノの音が聞こえない、それを言い訳に逃げ込んでるだけじゃない!

(ぼくはぼくはこわいんだ)

僕は僕は、怖いんだ

(わたしがいるじゃん)

私がいるじゃん!

(きみがおとがきこえないのもぴあのをひいていないのもしってる)

君が音が聞こえないのも、ピアノを弾いてないのも知ってる。

(ぜんぶしってるでもきにがいいの)

全部知ってる、でも君がいいの

(きみのいうとおりまんぞくのいくえんそうはできないかもしれない)

君の言う通り、満足のいく演奏は出来ないかもしれない。

(でもひくの)

でも弾くの。

(ひけるきかいときいてくれるひとがいるならわたしはぜんりょくでひく)

弾ける機会と、聞いてくれる人がいるなら私は全力で弾く

(きいてくれたひとがわたしをわすれないように)

聞いてくれた人が、私を忘れないように。

(そのひとのこころにずっとすめるように)

その人の心に、ずっと住めるように。

(それがわたしのあるべきりゆう)

それが、私のあるべき理由。

(わたしはえんそうかだものきみとおなじ)

私は演奏家だもの、君と同じ

(だからおねがいします)

だから、お願いします!

(わたしのばんそうをしてください)

私の伴奏をして下さい!

(わたしをちょっぴりささえてください)

私をちょっぴり、支えてください

(くじけそうになるわたしをささえてください)

くじけそうになる私を支えて下さい!

(やるよきみのばんそう)

やるよ、君の伴奏

(どうなってもしらないからな)

どうなっても知らないからな

(へーきひーきなんとかなるって)

へーき、ひーき!何とかなるって!

(わたしたちさいきょうだもん)

私たち最強だもん!

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