【第１２５回】検定試験　初段

(そして、これこそがきんだいどうぶつえんのきげんだとされています。)

そして、これこそが近代動物園の起源だとされています。

(これにつづくようにして、)

これに続くようにして、

(おらんだやべるぎーなどのくににもつぎつぎとたんじょうしました。)

オランダやベルギーなどの国にも次々と誕生しました。

(わがくにでは、こくりつはくぶつかんのふぞくしせつとしてとうきょうにかいえんしたのがはじまりです。)

わが国では、国立博物館の付属施設として東京に開園したのが始まりです。

(げんざい、どうぶつえんにはれくりえーしょんときょういく、)

現在、動物園にはレクリエーションと教育、

(しゅのほぞんとけんきゅうちょうさというよっつのきのうがあり、)

種の保存と研究調査という四つの機能があり、

(こくさいてきにもていちゃくしています。)

国際的にも定着しています。

(そのなかでもぜつめつのききにさらされているいきものをゆうせんてきにしいくしはんしょくさせ、)

その中でも絶滅の危機にさらされている生き物を優先的に飼育し繁殖させ、

(やせいふっきをかんがえるしゅのほぞんというかつどうは、)

野生復帰を考える種の保存という活動は、

(せかいてきにとりくまれています。)

世界的に取り組まれています。

(どうぶつえんではめずらしいいきものをかずおおくみることができます。)

動物園では珍しい生き物を数多く見ることができます。

(これはぎゃくのみかたをすると、)

これは逆の見方をすると、

(やせいでくらすしゅがげんしょうしているということです。)

野生で暮らす種が減少しているということです。

(そのため、こくないでしいくしているもののなかからほごがひつようなものをえらび、)

そのため、国内で飼育しているものの中から保護が必要なものを選び、

(こせきぼをさくせいしています。)

戸籍簿を作成しています。

(これは、せかいでしいくされているいきもののじょうきょうや)

これは、世界で飼育されている生き物の状況や

(いでんてきつながりがきろくされており、)

遺伝的つながりが記録されており、

(これをもとにけいかくてきなはんしょくにとりくんでいます。)

これを基に計画的な繁殖に取り組んでいます。

(また、しせつかんでいきものをかしたりかりたりできるせいどもあり、)

また、施設間で生き物を貸したり借りたりできる制度もあり、

(きょうりょくしながらしゅのほぞんをじっこうしています。)

協力しながら種の保存を実行しています。

(ほかにも、しいくかでほごしてぞうしょくさせ、)

他にも、飼育下で保護して増殖させ、

(せいそくちにもどすといったかつどうもおこなわれています。)

生息地に戻すといった活動も行われています。

(このようにとうしょはごらくしせつといういみあいがつよかったどうぶつえんはげんざい、)

このように当初は娯楽施設という意味合いが強かった動物園は現在、

(しゅのたようせいをじせだいにつなぐやくわりをにない、)

種の多様性を次世代につなぐ役割を担い、

(いきもののみらいをかんがえるじゅうようなばしょになっているのです。)

生き物の未来を考える重要な場所になっているのです。