リュウの不思議な冒険 3
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | BE | 4514 | C++ | 4.8 | 93.2% | 905.5 | 4407 | 319 | 98 | 2024/11/08 |
2 | m | 4089 | C | 4.5 | 90.8% | 965.9 | 4393 | 443 | 98 | 2024/11/07 |
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問題文
(りゅうは、したしいじゃんくのせんちょうにたすけてもらい)
リュウは、親しいジャンクの船長に助けてもらい
(すぐに、おばあさんがいったとおりの、すべてのよういをととのえました。)
すぐに、おばあさんが言った通りの、すべての用意を整えました。
(りゅうは、こしをひとにかつがせ、おてつだいをつれて、)
リュウは、こしを人に担がせ、お手伝いを連れて、
(げんきよく、れーおばあさんのいえにでかけていきました。)
元気よく、レーおばあさんの家に出かけていきました。
(ところが、ついてみると、そこはあきやになっていました。)
ところが、着いてみると、そこは空き家になっていました。
(しかも、いえのまわりには、ざっそうがはえていました。)
しかも、家の周りには、雑草が生えていました。
(おてつだいたちは、これをみてげらげらわらいだしました。)
お手伝いたちは、これを見てげらげら笑いだしました。
(りゅうは、もうはずかしくてたまりません。)
リュウは、もう恥ずかしくてたまりません。
(しかたがないので、やとったひとたちをかえすとみなとまではしってかえりました。)
仕方がないので、雇った人たちをかえすと港まで走って帰りました。
(でも、せんちょうにはなんといったらよいのでしょう?)
でも、船長には何と言ったらよいのでしょう?
(りゅうは、なぜじぶんが、こんなひどいめにあわなければならないのか)
リュウは、なぜ自分が、こんなひどい目にあわなければならないのか
(さっぱりわかりませんでした。)
さっぱりわかりませんでした。
(りゅうは、くらいきもちでじゃんくのかんぱんにでました。)
リュウは、暗い気持ちでジャンクの甲板に出ました。
(すると、どこからともなく、いいにおいがただよってきました。)
すると、どこからともなく、いい匂いが漂ってきました。
(そして、こんなこえがきこえてきました。)
そして、こんな声が聞こえてきました。
(「まっていたのに。どうしてこんなにおそくなったの、りゅう。」)
「待っていたのに。どうしてこんなに遅くなったの、リュウ。」
(りゅうが、はっとしてあたりをみまわすと)
リュウが、はっとしてあたりを見回すと
(すぐそばに、うつくしいしょうじょがたっていました。)
すぐそばに、美しい少女が立っていました。
(しょうじょはかわいらしいかおで、りゅうにほほえみかけています。)
少女は可愛らしい顔で、リュウに微笑みかけています。
(りゅうがよくみると、しょうじょはごくらくちょうのいろをしたふくをきて)
リュウがよく見ると、少女は極楽鳥の色をした服を着て
(あかいちいさなくつをはいていました。)
赤い小さな靴を履いていました。
(でも、そのふくはそでのところがやぶれて、なくなっているのです。)
でも、その服は袖のところが破れて、なくなっているのです。
(りゅうは、ゆめをみているのではないかとおもいました。)
リュウは、夢を見ているのではないかと思いました。
(めのまえにいるのは、あのときのしょうじょではありませんか!)
目の前にいるのは、あの時の少女ではありませんか!
(ぼんやりしているりゅうをみて、しょうじょはおかしそうにわらいながら)
ぼんやりしているリュウを見て、少女はおかしそうに笑いながら
(「まるで、わたしにはいちどもあったことがないみたい。)
「まるで、私には一度も会ったことがないみたい。
(ふしぎそうにじろじろみたりして・・・」といいました。)
不思議そうにじろじろ見たりして・・・」と言いました。
(りゅうは、ようやくきをとりなおしてききました。)
リュウは、ようやく気を取り直して聞きました。
(「いつかのばん、ふねのうえでだんすをしていたおんなのこはきみだね。」)
「いつかの晩、船の上でダンスをしていた女の子は君だね。」
(「やっとわかったの?あれがわたしよ。」とおんなのこはいいました。)
「やっとわかったの?あれが私よ。」と女の子は言いました。
(「あなたに、なにもかもおはなしするときがきたようね。)
「あなたに、何もかもお話しする時がきたようね。
(あのばん、あなたがおはなしをしたひとは、ほんとうにこのどうていこのおうさまです。)
あの晩、あなたがお話をした人は、本当にこの洞庭湖の王様です。
(おうさまは、あなたがきにいって、)
王様は、あなたが気に入って、
(わたしたちがけっこんできるように、はからってくださったのよ。)
私たちが結婚できるように、はからってくださったのよ。
(ただ、おうさまはわたしがもし、まちがいをおかすようなことがあってはいけないとおもって)
ただ、王様は私がもし、間違いを犯すようなことがあってはいけないと思って
(あなたがもらった、すいしょうのじょうぎとおなじものを、わたしにもくださったのよ。)
あなたがもらった、水晶の定規と同じものを、私にもくださったのよ。
(それで、ほんものだということをたしかめるためにね。」)
それで、本物だということを確かめるためにね。」
(りゅうはそこではなしをさえぎっていいました。)
リュウはそこで話をさえぎって言いました。
(「でも、あのいえはあきやになっていたし)
「でも、あの家は空き家になっていたし
(わたしはもう、すいしょうのじょうぎをもっていない。」)
私はもう、水晶の定規を持っていない。」
(しょうじょはやさしくほほえみながらいいました。)
少女は優しく微笑みながら言いました。
(「わたしはきょう、あなたのじょうぎを、どうていこのおうさまにみせにいっていたのよ。)
「私は今日、あなたの定規を、洞庭湖の王様に見せに行っていたのよ。
(だから、だれもいえにはいなかったわけ。)
だから、誰も家にはいなかったわけ。
(わたしはろーたすといって、おうさまのじじょなの。」)
私はロータスといって、王様の侍女なの。」
(「じゃあ、あのれーおばあさんは?」)
「じゃあ、あのレーおばあさんは?」
(「あのひともじじょのひとりよ。)
「あの人も侍女のひとりよ。
(あなたがやってくるまで、わたしといっしょにいてもらったのよ。」)
あなたがやってくるまで、私と一緒にいてもらったのよ。」
(りゅうは、すべてのことがわかったので、すっかりうれしくなりました。)
リュウは、すべてのことがわかったので、すっかりうれしくなりました。
(りゅうは、しょうじょのてをとっていいました。)
リュウは、少女の手を取って言いました。
(「さあ、いっしょにわたしのいえへいこう。)
「さあ、一緒に私の家へ行こう。
(そしてけっこんしきをあげよう。」)
そして結婚式をあげよう。」
(「でも、わたしたちはまだ、おくりものについてはいちどもはなしあってはいないわ。」)
「でも、私たちはまだ、贈り物については一度も話し合ってはいないわ。」
(としょうじょはいいました。)
と少女は言いました。
(りゅうは、いらいらしていいました。)
リュウは、いらいらして言いました。
(「おくりもののことなんか、どうだっていいよ。」)
「贈り物のことなんか、どうだっていいよ。」
(「そうはいかないわ。」しょうじょはわらっていいました。)
「そうはいかないわ。」少女は笑って言いました。
(「すいしょうのじょうぎは、きみがもっている)
「水晶の定規は、君が持っている
(たったひとつのたいせつなざいさんだっていうことはしっているけど)
たった一つの大切な財産だっていうことは知っているけど
(わたしはそんなにだいじなものだとはおもっていない。)
私はそんなに大事な物だとは思っていない。
(だからもう、おくりもののはなしはしなくてもいいよ。」)
だからもう、贈り物の話はしなくてもいいよ。」
(「じゃあ、やめましょう。)
「じゃあ、やめましょう。
(わたしは、おうさまのめいれいにしたがわなくてはならないの。)
私は、王様の命令に従わなくてはならないの。
(すこしのあいだ、まっていてくださいね。」)
少しの間、待っていてくださいね。」
(そういうとしょうじょは、じぶんのかみから、かんざしをいっぽんぬいて)
そう言うと少女は、自分の髪から、かんざしを一本抜いて
(みずのなかへなげこみました。)
水の中へ投げ込みました。
(すると、たちまちすいめんからこぶねがいっそう、うかびあがってきました。)
すると、たちまち水面から小船が一艘、浮かび上がってきました。
(しょうじょはふわりとこぶねにうつると、)
少女はふわりと小船に移ると、
(あっというまに、ふねもろとも、なみまにすがたをけしました。)
あっという間に、船もろとも、波間に姿を消しました。
(ふしぎなことばかり、つぎつぎとであったりゅうは、)
不思議なことばかり、次々と出逢ったリュウは、
(じっとすいめんをながめていました。)
じっと水面を眺めていました。
(「あのしょうじょは、もどってくるだろうか?)
「あの少女は、戻ってくるだろうか?
(もしかしたら、もうこのままにどと)
もしかしたら、もうこのまま二度と
(ぼくのまえには、あらわれないのではないだろうか?」)
僕の前には、現れないのではないだろうか?」
(そのとき、すいめんにおおきなふねがあらわれました。)
その時、水面に大きな船が現れました。
(それは、ほんのわずかなあいだのことでした。)
それは、ほんのわずかな間のことでした。
(ふねはほをいっぱいにはって、りゅうののっているじゃんくにちかよってきました。)
船は帆をいっぱいにはって、リュウの乗っているジャンクに近寄ってきました。
(りゅうがめをみはっていると、きらきらかがやくものがまいあがりました。)
リュウが目を見張っていると、きらきら輝くものが舞い上がりました。
(よくみると、それはごくらくちょうでした。)
よく見ると、それは極楽鳥でした。
(ごくらくちょうが、じゃんくのかんぱんにまいおりると)
極楽鳥が、ジャンクの甲板に舞い降りると
(たちまち、あのうつくしいしょうじょにかわりました。)
たちまち、あの美しい少女にかわりました。
(しょうじょは、りゅうにむかってにっこりとわらいました。)
少女は、リュウにむかってにっこりと笑いました。
(そのとき、ふねからじゃんくにむかって)
その時、船からジャンクにむかって
(ばらばらと、たくさんのものがなげこまれました。)
ばらばらと、たくさんのものが投げ込まれました。
(よくみると、それはみな、きんやぎんやほうせきでした。)
よく見ると、それはみな、金や銀や宝石でした。
(しょうじょはいいました。「これはわたしがおうさまからいただいた、あなたへのおくりものです。)
少女は言いました。「これは私が王様からいただいた、あなたへの贈り物です。
(これからも、わたしがおうさまをたずねていくたびに)
これからも、私が王様を訪ねていくたびに
(ほしいだけくださるという、やくそくをしてくださったの。」)
欲しいだけくださるという、約束をしてくださったの。」
(りゅうはうれしくて、ひとこともくちをきくことができませんでした。)
リュウはうれしくて、一言も口をきくことができませんでした。
(りゅうはじゃんくのいかりをあげて、)
リュウはジャンクの錨をあげて、
(しょうじょとふたりで、みずうみのむこうぎしへいそぎました。)
少女と二人で、湖の向こう岸へ急ぎました。
(みずうみのむこうぎしには、としをとったりゅうのちちおやとははおやがすんでいるのです。)
湖の向こう岸には、年を取ったリュウの父親と母親が住んでいるのです。
(りゅうのちちおやとははおやは、げんきなむすこのすがたをみて、よろこびました。)
リュウの父親と母親は、元気な息子の姿を見て、喜びました。
(そして、むすこのうつくしいはなよめと、)
そして、息子の美しい花嫁と、
(むすこたちがもってきた、すばらしいみやげものに)
息子たちが持ってきた、素晴らしいみやげものに
(ゆめではないかと、よろこびあいました。)
夢ではないかと、喜び合いました。
(りゅうとろーたすは、それからながいあいだしあわせにくらしました。)
リュウとロータスは、それから長い間しあわせに暮らしました。
(ただ、りゅうはすいしょうのじょうぎをかえしてもらえなかったことだけが)
ただ、リュウは水晶の定規を返してもらえなかったことだけが
(ほんとうはすこしばかり、ざんねんなことだとおもっていました。)
本当は少しばかり、残念なことだと思っていました。