森の中の三人のこびと 3
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ROM | 8395 | 神 | 8.9 | 94.5% | 276.7 | 2466 | 143 | 56 | 2024/09/09 |
2 | もっちゃん先生 | 4719 | C++ | 5.0 | 94.3% | 493.3 | 2477 | 149 | 56 | 2024/12/08 |
3 | ka-su-mi | 2255 | F++ | 2.3 | 97.2% | 1065.9 | 2475 | 71 | 56 | 2024/12/22 |
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問題文
(あるひ、おかあさんは、おかまをひにかけていとをそめるためににました。)
ある日、お母さんは、お釜を火にかけて糸を染めるために煮ました。
(いとがぐつぐつにえると、それをおんなのこのかたにかけていいました。)
糸がぐつぐつ煮えると、それを女の子の肩にかけて言いました。
(「かなづちをもって、かわへおいき。)
「金槌を持って、川へおいき。
(こおりにあなをあけて、かわのみずでいとをよくすすぐんだよ。」)
氷に穴をあけて、川の水で糸をよくすすぐんだよ。」
(おんなのこはいわれたとおり、かわへいきました。)
女の子は言われた通り、川へ行きました。
(かなづちをふりあげ、こおりをわっているところへ、りっぱなばしゃがやってきました。)
金槌を振り上げ、氷を割っているところへ、立派な馬車がやってきました。
(ばしゃから、わかいおうさまがおりてきました。)
馬車から、若い王様がおりてきました。
(「おまえは、だれかね。そこでなにをしているのだ。」)
「おまえは、だれかね。そこでなにをしているのだ。」
(おうさまは、おんなのこにたずねました。)
王様は、女の子に尋ねました。
(「はい、わたくしはまずしいむすめでございます。ここで、いとをすすいでおります。」)
「はい、私は貧しい娘でございます。ここで、糸をすすいでおります。」
(「かわいそうに。」)
「かわいそうに。」
(おうさまは、おんなのこがうつくしくやさしいのをみて、こころをうごかされました。)
王様は、女の子が美しく優しいのを見て、心を動かされました。
(「おしろにおいで。もう、そんなことはさせないから。」)
「お城においで。もう、そんなことはさせないから。」
(おんなのこは、よろこんでおうさまにしたがいました。)
女の子は、喜んで王様に従いました。
(いじわるなおかあさんたちから、にげだせるのがうれしくてなりませんでした。)
意地悪なお母さんたちから、逃げ出せるのがうれしくてなりませんでした。
(おしろにつくと、おうさまとおんなのこのけっこんしきがおこなわれました。)
お城に着くと、王様と女の子の結婚式が行われました。
(こびとたちが、おんなのこにしてやろうとおもったとおりになったのです。)
こびとたちが、女の子にしてやろうと思った通りになったのです。
(いちねんたって、おきさきは、おとこのこをうみました。)
一年たって、お妃は、男の子を生みました。
(すると、おかあさんといもうとがおいわいにきました。)
すると、お母さんと妹がお祝いに来ました。
(ふたりは、だれもいないのをみて、)
二人は、誰もいないのを見て、
(いきなり、おきさきをだきあげて、まどからかわへなげこんでしまいました。)
いきなり、お妃を抱き上げて、窓から川へ投げ込んでしまいました。
(おうさまがやってくると、おかあさんがとめました。)
王様がやってくると、お母さんが止めました。
(「おきさきは、おつかれのようです。あしたになさいませ。」)
「お妃は、お疲れのようです。明日になさいませ。」
(よくあさ、おうさまがきてはなしかけると、)
翌朝、王様が来て話しかけると、
(ふとんのなかからおきさきのかわりに、いもうとがこたえました。)
布団の中からお妃の代わりに、妹が答えました。
(すると、おきさきのくちから、ひきがえるがとびだしました。)
すると、お妃の口から、ひきがえるが飛び出しました。
(「いつもは、きんかがでるのに。」おうさまがたずねました。)
「いつもは、金貨が出るのに。」王様が尋ねました。
(「おきさきは、ひどくあせをかいておられます。そのせいでございましょう。」)
「お妃は、ひどく汗をかいておられます。そのせいでございましょう。」
(おかあさんはごまかしました。)
お母さんはごまかしました。
(そのよる、わかいりょうりばんが、かわをおよいでくるいちわのかもをみつけました。)
その夜、若い料理番が、川を泳いでくる一羽の鴨を見つけました。
(かもはたずねました。「おうさまはおきておいで、それともねておいで?」)
鴨は尋ねました。「王様は起きておいで、それとも寝ておいで?」
(びっくりしていると、またたずねました。)
びっくりしていると、また尋ねました。
(「おきゃくさまは、なにしておいで?」)
「お客様は、なにしておいで?」
(「みんな、ぐっすりねています。」)
「みんな、ぐっすり寝ています。」
(りょうりばんがこたえると、かもはたずねました。)
料理番が答えると、鴨は尋ねました。
(「わたしのあかちゃんは、どうしています?」)
「私の赤ちゃんは、どうしています?」
(「ゆりかごで、すやすやおやすみです。」)
「ゆりかごで、すやすやお休みです。」
(りょうりばんがそうこたえると、)
料理番がそう答えると、
(かもは、うつくしいおきさきのすがたになりました。)
鴨は、美しいお妃の姿になりました。
(あかちゃんをひざにだきあげ、おちちをのませました。)
赤ちゃんをひざに抱き上げ、おちちを飲ませました。
(ふとんをふるって、べっどをきれいにして、)
布団をふるって、ベッドをきれいにして、
(あかちゃんをそっとねかせました。)
赤ちゃんをそっと寝かせました。
(そうして、またかものすがたになると)
そうして、また鴨の姿になると
(かわをおよいでかえっていきました。)
川を泳いで帰っていきました。
(こうしてかもは、ふたばんつづけてきました。)
こうして鴨は、二晩続けてきました。
(みっかめのよる、かもはりょうりばんにいいました。)
三日目の夜、鴨は料理番に言いました。
(「おうさまに、つるぎをとっていりぐちでわたしのあたまのうえでさんかいふってください、)
「王様に、剣をとって入り口で私の頭の上で三回振ってください、
(といっておくれ。」)
と言っておくれ。」
(「おうさま、おうさま、もうしあげます。」)
「王様、王様、申し上げます。」
(りょうりばんは、さっそく、おうさまにこのことをしらせました。)
料理番は、さっそく、王様にこのことを知らせました。
(おうさまがかけつけ、かものあたまのうえでつるぎをさんかいふると、)
王様が駆けつけ、鴨の頭の上で剣を三回振ると、
(かもはやさしいおきさきにかわりました。)
鴨は優しいお妃に変わりました。
(そして、もうにどと、かものすがたになることはありませんでした。)
そして、もう二度と、鴨の姿になることはありませんでした。
(おかあさんといもうとのわるだくみをしったおうさまは、)
お母さんと妹の悪だくみを知った王様は、
(たいそうはらをたて、ふたりにおもいばつをあたえました。)
たいそう腹を立て、二人に重い罰を与えました。
(おうさまとおきさきは、そののちもながく、しあわせにくらしました。)
王様とお妃は、そののちも長く、しあわせに暮らしました。