ピノッキオの冒険 25

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問題文
(やがてひもくれかかるころ、はとはいっけんのはとごやへまいおりました。)
やがて日も暮れかかる頃、鳩は一軒の鳩小屋へ舞い降りました。
(こやのなかにはえんどうまめをやまもりにしたかごと、みずのはいったうつわがおいてありました)
小屋の中にはえんどう豆を山盛にしたかごと、水の入った器が置いてありました
(「ここはたびにでたはとたちのためのこやです。)
「ここは旅に出た鳩たちのための小屋です。
(まあ、はとのやどやといったところですね。)
まあ、鳩の宿屋といったところですね。
(わたしたちもここにひとばんとまっていくとしましょう。)
私たちもここに一晩泊っていくとしましょう。
(なにもありませんけど、よかったらえんどうまめをひとくちたべてごらんなさい。)
何もありませんけど、よかったらえんどう豆を一口食べてごらんなさい。
(これでも、けっこうおなかのたしになりますから」)
これでも、結構お腹の足しになりますから」
(まえのばんからなにもたべていないうえに、そらのたびですっかりおなかをへらしていた)
前の晩から何も食べていない上に、空の旅ですっかりお腹を減らしていた
(ぴのっきおは、えんどうまめをもりもりとたいらげ、みずをがぶがぶとのみました。)
ピノッキオは、えんどう豆をもりもりとたいらげ、水をがぶがぶと飲みました。
(「ああ、おいしかった。えんどうまめがこんなにおいしいものだなんて)
「ああ、おいしかった。えんどう豆がこんなにおいしいものだなんて
(しらなかったなあ」)
しらなかったなあ」
(「そうですとも。わたしたちはとにとっては、えんどうまめはたいへんなごちそうですからね)
「そうですとも。私たち鳩にとっては、えんどう豆は大変なごちそうですからね
(それにおなかがへっているときには、なんだっておいしくたべられるものです。)
それにお腹が減っているときには、なんだっておいしく食べられるものです。
(さあ、それではそろそろやすみましょうか。)
さあ、それではそろそろ休みましょうか。
(あしたはよあけにしゅっぱつですよ」)
明日は夜明けに出発ですよ」
(「うん、はとくん。おやすみ」)
「うん、鳩くん。お休み」
(ぴのっきおはこやのすみへよこになると、)
ピノッキオは小屋のすみへ横になると、
(そのままよあけまで、ぐっすりとねむりつづけました。)
そのまま夜明けまで、ぐっすりと眠り続けました。
(つぎのあさ、またぴのっきおをせなかにのせてこやをとびたったはとは、)
次の朝、またピノッキオを背中に乗せて小屋を飛び立った鳩は、
(そのひのおひるごろ、じぇぺっとじいさんのいるかいがんへつきました。)
その日のお昼ごろ、ジェペット爺さんのいる海岸へつきました。
(「はとくん、ありがとう。ほんとうにたいへんなめんどうをかけてしまったね」)
「鳩くん、ありがとう。本当に大変な面倒をかけてしまったね」
(「いえいえ、これくらいなんでもありません。)
「いえいえ、これくらいなんでもありません。
(じゃ、じぇぺっとじいさんによろしくね」)
じゃ、ジェペット爺さんによろしくね」
(「うん、わかった。いつかきっと、ぼくたちのところへあそびにきてね」)
「うん、わかった。いつかきっと、僕たちの所へ遊びに来てね」
(そらへまいあがったはとにてをふると、ぴのっきおはひとでいっぱいの)
空へ舞い上がった鳩に手を振ると、ピノッキオは人でいっぱいの
(ふなつきばのほうへはしっていきました。)
船着き場のほうへ走っていきました。
(ところがどうしたことか、どのひともうみのほうをじっとみつめたり、)
ところがどうしたことか、どの人も海の方をじっと見つめたり、
(しきりになにかをさけんだりしています。)
しきりに何かを叫んだりしています。
(ぴのっきおは、そばにいたおばあさんにたずねました。)
ピノッキオは、そばにいたおばあさんに尋ねました。
(「おばあさん、なにかあったのですか?」)
「おばあさん、何かあったのですか?」
(「ついさっき、おじいさんがひとり、こぶねでうみへのりだしたんだけど、)
「ついさっき、おじいさんがひとり、小舟で海へ乗り出したんだけど、
(そのふねがいまにもしずみそうになっているのさ。)
その船が今にも沈みそうになっているのさ。
(さきほどからきゅうに、うみがあれだしてね」)
先ほどから急に、海が荒れだしてね」
(「えっ、おじいさんがひとりで?」)
「えっ、おじいさんがひとりで?」
(ぴのっきおのかおが、みるみるあおくなりました。)
ピノッキオの顔が、みるみる青くなりました。
(「おばあさん、おばあさん、そのふねはどこにいるんです?)
「おばあさん、おばあさん、その船はどこにいるんです?
(ねえ、どこにいるんですったらよう」)
ねえ、どこにいるんですったらよう」
(「ほら、あそこ。あっ、またなみのうえにうかんできた」)
「ほら、あそこ。あっ、また波の上に浮かんできた」
(そのときようやく、ぴのっきおにもこぶねのすがたがみえてきました。)
その時ようやく、ピノッキオにも小舟の姿が見えてきました。
(あれくるうなみにもまれて、こぶねはういたりしずんだりしています。)
荒れ狂う波にもまれて、小舟は浮いたり沈んだりしています。
(ぴのっきおは、しばらくおきのこぶねにじっとめをこらしていましたが、)
ピノッキオは、しばらく沖の小舟にじっと目を凝らしていましたが、
(いきなりかみなりにでもうたれたようにとびあがりました。)
いきなり雷にでも打たれたように飛び上がりました。
(「おじいさんだ、おじいさんだ。おじいさんがふねにのっている。)
「おじいさんだ、おじいさんだ。おじいさんが舟に乗っている。
(おじいさあん、おじいさあん」)
おじいさあん、おじいさあん」
(ぴのっきおはうみのなかにつきでているいわのうえへかけあがると)
ピノッキオは海の中に突き出ている岩の上へ駆けあがると
(ありったけのこえでおじいさんのなまえをよびました。)
ありったけの声でおじいさんの名前を呼びました。
(ぴのっきおのすがたにきがついたらしく、ふねのなかのじぇぺっとじいさんも)
ピノッキオの姿に気がついたらしく、舟の中のジェペット爺さんも
(ちぎれるようにてをふりはじめました。)
ちぎれるように手を振り始めました。
(「おーい、ぴのっきお。ぴのっきおやーい」)
「おーい、ピノッキオ。ピノッキオやーい」
(そのときひときわおおきななみが、どーっとおしよせてきました。)
その時ひときわ大きな波が、ドーッと押し寄せてきました。
(こぶねはたちまちなみにのみこまれたかとおもうと)
小舟はたちまち波に飲み込まれたかと思うと
(そのままうみのなかへすがたをけしてしまいました。)
そのまま海の中へ姿を消してしまいました。