白雪姫 2

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プレイ回数1691難易度(3.9) 1957打 長文
原作 グリム兄弟
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 HAKU 7068 7.3 96.7% 267.4 1956 66 48 2024/12/10
2 777 6026 A++ 6.3 95.2% 308.8 1958 97 48 2024/11/29
3 りく 5809 A+ 6.0 96.7% 336.2 2022 69 48 2024/12/20
4 りり 4968 B 5.1 96.0% 395.9 2051 84 48 2024/12/15
5 m 4857 B 5.2 93.5% 374.9 1956 135 48 2024/12/09

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問題文

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(とうとう、おきさきは、しらゆきひめをころそうとおもいつきました。)

とうとう、お妃は、白雪姫を殺そうと思いつきました。

(それで、かりうどをよびよせていいました。)

それで、狩人を呼び寄せて言いました。

(「しらゆきひめをもりのなかへつれていきなさい。)

「白雪姫を森の中へ連れて行きなさい。

(あのこはいやなこです。わたしはもうみたくない」)

あの子は嫌な子です。私はもう見たくない」

(「はい、それではおつれしましょう」)

「はい、それではお連れしましょう」

(「それだけではいけない。あのこを、かたなでさしころしなさい」)

「それだけではいけない。あの子を、刀で刺し殺しなさい」

(「えっ、おひめさまをさしころす?」)

「えっ、お姫さまを刺し殺す?」

(かりうどはぎょっとして、おきさきをみあげました。)

狩人はぎょっとして、お妃を見上げました。

(「なに、いやだというのかい?」)

「なに、嫌だと言うのかい?」

(おきさきは、かりうどをにらみつけました。)

お妃は、狩人をにらみつけました。

(「いえ・・・、あの・・・」)

「いえ・・・、あの・・・」

(かりうどはくちごもりました。)

狩人は口ごもりました。

(あのうつくしいしらゆきひめを、さしころすなんておもっただけでも、ぞっとします。)

あの美しい白雪姫を、刺し殺すなんて思っただけでも、ぞっとします。

(「いやとはいわせぬ。しらゆきひめをころしたら、)

「嫌とは言わせぬ。白雪姫を殺したら、

(そのしょうこに、あのこのはいときもをもってくるのです」)

その証拠に、あの子の肺と肝を持ってくるのです」

(「は、はい、しょうちしました」)

「は、はい、承知しました」

(かりうどは、しかたなしに、しらゆきひめをもりへつれだしました。)

狩人は、仕方なしに、白雪姫を森へ連れ出しました。

(なにもしらないしらゆきひめは、)

何も知らない白雪姫は、

(「あら、もりへつれていってくださるの、うれしいわ」)

「あら、森へ連れて行ってくださるの、うれしいわ」

(と、うさぎのようにとびはねて、かりうどについてもりへやってきました。)

と、うさぎのように飛び跳ねて、狩人について森へやってきました。

など

(「まあ、おおきなき、おおきなえだ、みどりがいっぱい」)

「まあ、大きな木、大きな枝、緑がいっぱい」

(うつくしいひとみをかがやかせて、しらゆきひめはいいました。)

美しい瞳を輝かせて、白雪姫は言いました。

(「ああ、こんなかわいいこをさしころすのか」)

「ああ、こんなかわいい子を刺し殺すのか」

(かりうどは、ためいきをつきました。)

狩人は、ため息をつきました。

(が、おもいきってかたなをぬき、ひめのむねをつきさそうとしました。)

が、思い切って刀を抜き、姫の胸を突き刺そうとしました。

(しらゆきひめはびっくりして、なきなきいいました。)

白雪姫はびっくりして、泣き泣き言いました。

(「かりうどさん、おねがい。わたしをころさないで。)

「狩人さん、お願い。私を殺さないで。

(わたしは、もうぜったい、おしろにかえりませんから」)

私は、もう絶対、お城に帰りませんから」

(なみだをためたしらゆきひめの、そのうつくしいこと。)

涙をためた白雪姫の、その美しいこと。

(かりうどには、もうとてもころせませんでした。)

狩人には、もうとても殺せませんでした。

(かりうどは、かたなをさやにおさめました。)

狩人は、刀をさやにおさめました。

(「それでは、おひめさま、もっともっともりのおくへおにげなさい」)

「それでは、お姫さま、もっともっと森の奥へお逃げなさい」

(「ありがとう、かりうどさん」)

「ありがとう、狩人さん」

(「いそぐのですよ。はしって、はしって」)

「急ぐのですよ。走って、走って」

(しらゆきひめは、かりうどにみおくられて、もりのおくへとはしっていきました。)

白雪姫は、狩人に見送られて、森の奥へと走っていきました。

(「かわいそうに・・・。もりには、おそろしいけだものがいる。)

「かわいそうに・・・。森には、恐ろしいけだものがいる。

(すぐに、たべられてしまうかもしれないのになあ」)

すぐに、食べられてしまうかもしれないのになあ」

(とかりうどはおもいました。)

と狩人は思いました。

(けれども、うつくしいしらゆきひめをじぶんがころさずにすんだので、ほっとしました。)

けれども、美しい白雪姫を自分が殺さずに済んだので、ほっとしました。

(「ああ、しかし、はいときもをどうしよう」)

「ああ、しかし、肺と肝をどうしよう」

(ころしたしょうこに、はいときもをわるいおきさきにみせなければなりません。)

殺した証拠に、肺と肝を悪いお妃に見せなければなりません。

(かりうどがこまってかんがえていると、ちょうどそのとき)

狩人が困って考えていると、ちょうどその時

(いのししがこちらへはしってきます。)

いのししがこちらへ走ってきます。

(「しめた!」)

「しめた!」

(かりうどは、いのししをぐさっとしとめ、)

狩人は、いのししをぐさっとしとめ、

(そのはいときもをきりとって、おしろにもちかえりました。)

その肺と肝を切り取って、お城に持ち帰りました。

(「おきさきさま、これがしらゆきひめのはいときもでございます」)

「お妃さま、これが白雪姫の肺と肝でございます」

(おきさきは、それをにこんでたべてしまいました。)

お妃は、それを煮込んで食べてしまいました。

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