杜子春
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | sada | 3100 | E++ | 3.2 | 94.9% | 243.5 | 797 | 42 | 15 | 2025/11/09 |
関連タイピング
-
五十音を打ち終わる時間で勝負!あなたは何秒!?
プレイ回数776万短文かな137打 -
初心者の方、暇ならプレイしてみて!
プレイ回数34万496打 -
Mrs.GREEN APPLEの天国です!
プレイ回数7230歌詞かな1175打 -
プレイ回数2906歌詞かな1057打
-
何秒で全部打てるか挑戦してみよう!
プレイ回数431万短文かな298打 -
テトリスサビ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プレイ回数12万歌詞かな167打 -
5分間の速度部門の模擬試験です。打つ速度で級が決まります
プレイ回数92万長文300秒 -
Mrs.GREEN APPLEの青と夏です!
プレイ回数14万歌詞1030打
問題文
(あるはるのひぐれです。)
或春の日暮です。
(とうのみやこらくようのにしのもんのしたに、)
唐の都洛陽の西の門の下に、
(ぼんやりそらをあおいでいる、ひとりのわかものがありました。)
ぼんやり空を仰いでいる、一人の若者がありました。
(わかものはなをとししゅんといって、もとはかねもちのむすこでしたが、いまはざいさんをつかいつくして、)
若者は名を杜子春といって、元は金持の息子でしたが、今は財産を費い尽して、
(そのひのくらしにもこまるくらい、あわれなみぶんになっているのです。)
その日の暮しにも困る位、憐な身分になっているのです。
(なにしろそのころらくようといえば、てんかにならぶもののない、はんじょうをきわめたみやこですから、)
何しろその頃洛陽といえば、天下に並ぶもののない、繁昌を極めた都ですから、
(おうらいにはまだしっきりなく、ひとやくるまがとおっていました。)
往来にはまだしっきりなく、人や車が通っていました。
(もんいっぱいにあたっている、あぶらのようなゆうひのひかりのなかに、)
門一ぱいに当っている、油のような夕日の光の中に、
(ろうじんのかぶったしゃのぼうしや、とるこのおんなのきんのみみわや、)
老人のかぶった紗の帽子や、土耳古の女の金の耳環や、
(しろうまにかざったいろいとのたづなが、たえずながれていくようすは、)
白馬に飾った色糸の手綱が、絶えず流れて行く容子は、
(まるでえのようなうつくしさです。)
まるで画のような美しさです。
(しかしとししゅんはあいかわらず、もんのかべにみをもたせて、)
しかし杜子春は相変らず、門の壁に身を凭せて、
(ぼんやりそらばかりながめていました。)
ぼんやり空ばかり眺めていました。
(そらには、もうほそいつきが、うらうらとなびいたかすみのなかに、)
空には、もう細い月が、うらうらと靡いた霞の中に、
(まるでつめのあとかとおもうほど、かすかにしろくうかんでいるのです。)
まるで爪の痕かと思う程、かすかに白く浮んでいるのです。