白雪姫 7
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | もっちゃん先生 | 4923 | B | 5.2 | 94.4% | 550.8 | 2881 | 169 | 68 | 2024/12/10 |
2 | Par8 | 4498 | C+ | 4.5 | 99.6% | 627.3 | 2832 | 10 | 68 | 2024/12/09 |
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問題文
(おきさきは、またまたわるぢえをはたらかせました。)
お妃は、またまた悪知恵をはたらかせました。
(しらゆきひめに、どくをいれたりんごをたべさせようとおもいついたのです。)
白雪姫に、毒を入れたりんごを食べさせようと思いついたのです。
(おしろには、くらいきみのわるいへやがあって、)
お城には、暗い気味の悪い部屋があって、
(そこにはだれもやってきません。)
そこには誰もやってきません。
(おきさきは、そこへとじこもって、あれこれとくふうをしました。)
お妃は、そこへとじこもって、あれこれと工夫をしました。
(かめのなかにどくやくをいれて、まぜあわせたり)
かめの中に毒薬を入れて、混ぜ合わせたり
(どうやったらりんごをほんものらしくみせられるかなど、 むちゅうでやってみました。)
どうやったらりんごを本物らしく見せられるかなど、 夢中でやってみました。
(とうとう、どくりんごがひとつできました。)
とうとう、毒りんごが一つできました。
(はんぶんは、つやつやとまっかなりんご。)
半分は、つやつやと真っ赤なりんご。
(そのはんぶんは、しろいりんご。)
その半分は、白いりんご。
(まっかなほうにどくをいれて、しろいほうにぴたっとくっつけました。)
真っ赤な方に毒を入れて、白い方にぴたっとくっつけました。
(そとからみると、それはそれは、おいしそうなりんごにみえました。)
外から見ると、それはそれは、おいしそうなりんごに見えました。
(「よしよし、うまくいった」)
「よしよし、うまくいった」
(おきさきは、にやりとわらうと、たくさんのほんもののりんごのなかに)
お妃は、にやりと笑うと、たくさんの本物のりんごの中に
(それをまぜて、かごにいれました。)
それを混ぜて、かごに入れました。
(「ようし、こんどこそうまくやってやるぞ」)
「ようし、今度こそうまくやってやるぞ」
(おきさきは、かおにえのぐをぬり、こんどはりんごうりのおばあさんのふりをしました。)
お妃は、顔に絵の具を塗り、今度はりんご売りのおばあさんのふりをしました。
(そうしてまた、もりのおくのこびとたちのいえにやってきました。)
そうしてまた、森の奥のこびとたちの家にやってきました。
(とんとん、とんとん。)
とんとん、とんとん。
(りんごうりにばけたおきさきが、とをたたきました。)
りんご売りに化けたお妃が、戸をたたきました。
(しらゆきひめが、まどからかおをだしました。)
白雪姫が、窓から顔を出しました。
(「あら、りんごうりのおばあさんね。)
「あら、りんご売りのおばあさんね。
(でもね、だれもいえにいれることはできないの。)
でもね、誰も家に入れることはできないの。
(しちにんのこびとさんが、いけないっていうの」)
七人のこびとさんが、いけないって言うの」
(「いいよ、いいよ。いらないものをうりつけたりしないんだから。)
「いいよ、いいよ。いらないものを売りつけたりしないんだから。
(でも、ちょっとごらんよ。ほら、おいしそうなりんごだろう」)
でも、ちょっとごらんよ。ほら、おいしそうなりんごだろう」
(おきさきは、しらゆきひめにみえるように、りんごのかごをたかくさしあげました。)
お妃は、白雪姫に見えるように、りんごのかごを高くさしあげました。
(「まあ、ほんと、おいしそうなりんご」)
「まあ、ほんと、おいしそうなりんご」
(「そりゃもう、ひとくちたべたら、 ほっぺたがおっこちるほど、おいしいよ)
「そりゃもう、ひと口食べたら、 ほっぺたが落っこちるほど、おいしいよ
(どうだね、においだけでもかいでみたら」)
どうだね、においだけでもかいでみたら」
(しらゆきひめは、だんだんそのきになりました。)
白雪姫は、だんだんその気になりました。
(「このかごをへやにおいただけで、)
「このかごを部屋に置いただけで、
(へやじゅうがりんごのあまいにおいでいっぱいになるよ」)
部屋中がりんごの甘い匂いでいっぱいになるよ」
(「そうねえ、じゃあ」)
「そうねえ、じゃあ」
(ひめはつられて、またとをあけてしまいました。)
姫はつられて、また戸を開けてしまいました。
(おきさきは、すばやくなかへはいりました。)
お妃は、すばやく中へ入りました。
(「ほら、どう、ひとつあげよう」)
「ほら、どう、一つあげよう」
(「だめなの。なんにももらっちゃいけないって)
「だめなの。何にももらっちゃいけないって
(こびとさんたちが、いってるの」)
こびとさんたちが、言ってるの」
(「だいじょうぶだよ。ふたりではんぶんこしよう」)
「大丈夫だよ。二人で半分こしよう」
(おきさきは、ぱかっとりんごをふたつにわって、)
お妃は、ぱかっとりんごを二つに割って、
(どくのあるあかいほうをひめにやり、じぶんはしろいほうをかじってみせました。)
毒のある赤い方を姫にやり、自分は白い方をかじってみせました。
(りんごうりのおばあさんが、さくさくとおいしそうに)
りんご売りのおばあさんが、さくさくとおいしそうに
(りんごをたべるのをみていると、 しらゆきひめは、もうがまんができませんでした。)
りんごを食べるのを見ていると、 白雪姫は、もう我慢ができませんでした。
(わたされたあかいりんごを、ひとくちかじりました。)
渡された赤いりんごを、ひと口かじりました。
(と、たちまちひめは、ばったりゆかにたおれてしまいました。)
と、たちまち姫は、ばったり床に倒れてしまいました。
(「いっひっひっひ、 もうこびとだって、どうすることもできないさ」)
「いっひっひっひ、 もうこびとだって、どうすることもできないさ」
(おきさきは、にやりとわらいました。)
お妃は、にやりと笑いました。
(やがて、ゆうがた、こびとたちがかえってきました。)
やがて、夕方、こびとたちが帰ってきました。
(「おお、しらゆきひめが・・・」)
「おお、白雪姫が・・・」
(みんなはびっくりして、ひめをだきおこしました。)
みんなはびっくりして、姫を抱き起しました。
(けれども、こんどはもういきはとまり、むねはことりともおとがしませんでした。)
けれども、今度はもう息は止まり、胸はことりとも音がしませんでした。
(またどこかに、どくのあるものでもあるかと、さがしてみました。)
またどこかに、毒のあるものでもあるかと、探してみました。
(ひもをほどいたり、くしでかみをすいたり、)
紐をほどいたり、櫛で髪をすいたり、
(からだをみずとぶどうしゅであらったりしました。)
体を水とぶどう酒で洗ったりしました。
(でも、ひめはいきかえりませんでした。)
でも、姫は生き返りませんでした。
(こびとたちは、なきなき、しらゆきひめをひつぎにのせました。)
こびとたちは、泣き泣き、白雪姫を棺にのせました。
(ひつぎをとりかこんで、みっかみばんは、おいおいこえをあげてなきあかしました。)
棺を取り囲んで、三日三晩は、おいおい声を上げて泣き明かしました。
(「まるで、いきているみたいじゃないか」)
「まるで、生きているみたいじゃないか」
(「ほっぺなんか、つやつやしている」)
「ほっぺなんか、つやつやしている」
(「このこをつちにうずめるなんて、あんまりだ」)
「この子を土にうずめるなんて、あんまりだ」
(「そうだ、そんなことできやしないよ」)
「そうだ、そんなことできやしないよ」
(こびとたちはいいあいました。)
こびとたちは言い合いました。
(こびとたちは、どこからでもみえるように)
こびとたちは、どこからでも見えるように
(すきとおったがらすのひつぎをつくり、そのなかにひめをねかせました。)
透き通ったガラスの棺を作り、その中に姫を寝かせました。
(ひつぎのうえにはきんのじで「しらゆきひめ」となまえをかき)
棺の上には金の字で「白雪姫」と名前を書き
(だれにも、おひめさまだということがわかるようにしておきました。)
誰にも、お姫さまだということがわかるようにしておきました。
(そのひつぎをやまのうえにおいて、いつでもこびとのひとりがばんをしました。)
その棺を山の上に置いて、いつでもこびとのひとりが番をしました。