ピノッキオの冒険 7

関連タイピング
-
「ん」を連打しまくるんじゃああああああああああああ!!!
プレイ回数2423連打443打 -
Mrs.GREEN APPLEの青と夏です!
プレイ回数10万歌詞1030打 -
タイピング練習に関する長文です
プレイ回数13万長文1159打 -
めっちゃいい曲....
プレイ回数6831歌詞かな200打 -
ダーリンの曲のサビだけのタイピングです!!!!
プレイ回数539歌詞129打 -
Vaundyの怪獣の花唄です。
プレイ回数416歌詞かな990打 -
もちろんやるよね?
プレイ回数268長文775打 -
プレイ回数192長文1307打
問題文
(「あっ、おじいさんだ」)
「あっ、お爺さんだ」
(ぴのっきおはよろこんで、かぎをはずしにどあのところへとんでいこうとしました。)
ピノッキオは喜んで、鍵をはずしにドアのところへ飛んでいこうとしました。
(でも、ねむっているあいだに、)
でも、眠っている間に、
(あしがかかとのあたりまでもえてしまっていたのですから、たまりません。)
足がかかとのあたりまで燃えてしまっていたのですから、たまりません。
(ぴのっきおは、よろよろとよろめいたかとおもうと)
ピノッキオは、よろよろとよろめいたかと思うと
(たちまち、ばったりとゆかのうえへたおれてしまいました。)
たちまち、ばったりと床の上へ倒れてしまいました。
(「おいおい、なにをしているんだ。 はやくあけておくれ」)
「おいおい、何をしているんだ。 早く開けておくれ」
(「だめなんです。 ぼく、たちあがれないんですもの」)
「だめなんです。 僕、立ち上がれないんですもの」
(ぴのっきおは、なきごえをだしました。)
ピノッキオは、泣き声を出しました。
(「たちあがれないって?けがでもしたのかい?」)
「立ち上がれないって?怪我でもしたのかい?」
(「あしのさきを、ねこにたべられてしまったらしいんですよ」)
「足の先を、猫に食べられてしまったらしいんですよ」
(「ばかをいいなさい。 ねこがきのあしをたべたりするものか」)
「馬鹿を言いなさい。 猫が木の足を食べたりするものか」
(「ほんとですよ。 ねこのやつ、まだぼくのそばをはねまわっているもの。)
「ほんとですよ。 猫のやつ、まだ僕のそばを跳ね回っているもの。
(ねえねえ、はやくきてたすけてよう」)
ねえねえ、早く来てたすけてよう」
(「わかった、わかった。 すぐにいくからちょっとまっておいで」)
「わかった、わかった。 すぐに行くからちょっと待っておいで」
(じぇぺっとじいさんは、おおいそぎでかべをよじのぼると)
ジェペット爺さんは、大急ぎで壁をよじ登ると
(まどからいえのなかへとびこみました。)
窓から家の中へ飛び込みました。
(ぴのっきおをつかまえたら、すぐに、にどとうそをついたりしないよう)
ピノッキオを捕まえたら、すぐに、二度と嘘をついたりしないよう
(きびしくいいきかせるつもりでいました。)
厳しく言い聞かせるつもりでいました。
(あしにけがをしたというのも、でたらめにちがいないとかんがえていたのです。)
足に怪我をしたというのも、でたらめに違いないと考えていたのです。
(でも、あしのさきがまっくろにやけこげているのをめにしたとたん)
でも、足の先が真っ黒に焼け焦げているのを目にしたとたん
(じぇぺっとじいさんは、たちまちむねがいっぱいになって)
ジェペット爺さんは、たちまち胸がいっぱいになって
(ぴのっきおをしっかりとだきしめました。)
ピノッキオをしっかりと抱きしめました。
(「ぴのっきお、ぴのっきお。 おまえもどうやら、たいへんなめにあったらしいなあ。)
「ピノッキオ、ピノッキオ。 お前もどうやら、大変な目にあったらしいなあ。
(ゆうべは、いったいひとりでどうやってすごしたんだね」)
夕べは、一体ひとりでどうやって過ごしたんだね」
(「あのね、あのね・・・」)
「あのね、あのね・・・」
(ぴのっきおは、しゃくりあげながら)
ピノッキオは、しゃくりあげながら
(ゆうべのできごとを、じぇぺっとじいさんにはなしてきかせました。)
夕べの出来事を、ジェペット爺さんに話して聞かせました。
(「そうかそうか、それは、ほんとうにかわいそうなことをしたな)
「そうかそうか、それは、本当にかわいそうなことをしたな
(だが、もうなかなくてもだいじょうぶ。)
だが、もう泣かなくても大丈夫。
(さあさあ、なくのはやめて、これをおあがり」)
さあさあ、泣くのはやめて、これをおあがり」
(じぇぺっとじいさんは、ぽけっとから、あさごはんのかわりにかってきた)
ジェペット爺さんは、ポケットから、朝ごはんの代わりに買ってきた
(なしのみをみっつとりだすと、てーぶるのうえにならべました。)
梨の実を三つ取り出すと、テーブルの上に並べました。
(とたんに、ぴのっきおは、にこにことしはじめました。)
とたんに、ピノッキオは、にこにことし始めました。
(「ねえねえ、はやくかわをむいてよ。 ねえ、はやくったらあ」)
「ねえねえ、早く皮をむいてよ。 ねえ、早くったらあ」
(「うん?かわをむくのかい?うんうん、まあいいだろう」)
「うん?皮をむくのかい?うんうん、まあいいだろう」
(じぇぺっとじいさんは、ないふでつるつるとかわをむくと)
ジェペット爺さんは、ナイフでつるつると皮をむくと
(ぴのっきおのてになしのみをもたせてやりました。)
ピノッキオの手に梨の実を持たせてやりました。
(ぴのっきおは、さいしょのひとつをあっというまに たいらげてしまいました。)
ピノッキオは、最初の一つをあっという間に たいらげてしまいました。
(ところが、のこったしんをまどのそとへすてようとすると)
ところが、残った芯を窓の外へ捨てようとすると
(じぇぺっとじいさんが、すばやくてをのばしました。)
ジェペット爺さんが、すばやく手を伸ばしました。
(「おっとまった。 そいつはこっちへもらっておこう」)
「おっと待った。 そいつはこっちへもらっておこう」
(じぇぺっとじいさんは、しんをだいじそうにてーぶるのうえへのせました。)
ジェペット爺さんは、芯を大事そうにテーブルの上へのせました。
(みると、そのそばには、さきほどむいたなしのかわがきちんとまとめてあります。)
見ると、そのそばには、先ほどむいた梨の皮がきちんとまとめてあります。
(ぴのっきおは、めをぱちくりとさせました。)
ピノッキオは、目をぱちくりとさせました。
(「おじいさん、そんなものをとっといてどうするつもり?」)
「お爺さん、そんなものを取っといてどうするつもり?」
(「いやいや、どうするということもないけどね」)
「いやいや、どうするということもないけどね」
(ぴのっきおは、のこったふたつもあっというまにたいらげました。)
ピノッキオは、残った二つもあっという間にたいらげました。
(それでも、まだおなかはぺこぺこです。)
それでも、まだお腹はぺこぺこです。
(「おじいさん、ぼくもっとなにかたべたいよう」)
「お爺さん、僕もっとなにか食べたいよう」
(「さあて、こまったぞ。ほかにはなんにもないんだ。)
「さあて、困ったぞ。他には何にもないんだ。
(どうだね、ここになしのかわとしんがのこっているが」)
どうだね、ここに梨の皮と芯が残っているが」
(「やだい、やだい。そんなものたべられるもんか」)
「やだい、やだい。そんなもの食べられるもんか」
(「だがまあ、これでもおなかのたしにはなるさ。)
「だがまあ、これでもお腹の足しにはなるさ。
(ためしにひとくちたべてごらん」)
試しにひと口食べてごらん」
(しかたなしに、ぴのっきおは、かわをひとつたべてみました。)
仕方なしに、ピノッキオは、皮を一つ食べてみました。
(つぎにしんをたべ、またかわをたべ、とうとうのこらずたいらげてしまいました。)
次に芯を食べ、また皮を食べ、とうとう残らず平らげてしまいました。
(「ああ、おいしかった。ぼく、おなかがいっぱいだあ」)
「ああ、おいしかった。僕、お腹がいっぱいだあ」
(「そうかそうか。それはよかった。)
「そうかそうか。それはよかった。
(でも、かわやしんをとっておいて、いいことをしたなあ」)
でも、皮や芯を取っておいて、いいことをしたなあ」
(じぇぺっとじいさんは、おかしそうにわらいました。)
ジェペット爺さんは、おかしそうに笑いました。