赤と黒

(ねむれるししはめざめみはてぬゆめをおう)

眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う

(ねむらぬまちはとわにあすなきあすをおう)

眠らぬ町は永遠(とわ)に 未来(あす)なき明日を追う

(わたしはひとりでひとみひらくよる)

私はひとりで 瞳ひらく夜

(やみのおくでいつまでもくれないゆれるのこりびのように)

闇の奥でいつまでも 紅ゆれる残り火のように

(よろいまとうこころにもくすぶったおもいはきえず)

鎧まとう心にも くすぶった想いは消えず

(ああすべてをもやすほど)

ああ 全てを燃やすほど

(じょうねつのほのおのなかいきていたいと)

情熱の炎のなか 生きていたいと

(ねむれるししはめざめみはてぬゆめをおう)

眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う

(いくべきみちがどこへつづいていたとしても)

行くべき道がどこへ 続いていたとしても

(いつかあなたにたどりつける)

いつかあなたに たどりつける

(むれなすひつじたちのみあげるとおいそら)

群れなす羊たちの 見上げる遠い空

(はかないしあわせよりもっとだいじなものを)

はかない幸せより もっと大事なものを

(このてにつかむとしんじているから)

この手につかむと 信じているから

(かわのこーとにかくしもつよわさをいろどるためのやいば)

革のコートに隠し持つ 弱さを彩るための刃

(あなたのうでにいだかれてこぼすなみだでとかしたい)

あなたの腕に抱かれて こぼす涙で溶かしたい

(ああいのちにかえてまで)

ああ 命に代えてまで

(まもりたいものをひとはまだもっているの)

守りたいものを人は まだ持っているの

(てんにはかみはおらずちじょうはあれくるう)

天には神はおらず 地上は荒れ狂う

(めくるめくよくぼうのおうにつかえしたみは)

めくるめく欲望の 王に仕えし民は

(きょむをかかえてとおりすぎる)

虚無をかかえて 通り過ぎる

(けがれぬこころのなかあなたをおもっている)

汚れぬ心の中 あなたを想っている

(けがれたこのせかいでであえるあいはきっと)

汚れたこの世界で 出会える愛はきっと

(ほかのなによりもひかりかがやくだろう)

他の何よりも 光り輝くだろう

(ねむれるししはめざめみはてぬゆめをおう)

眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う

(いくべきみちがどこにつづいていたとしても)

行くべき道がどこに 続いていたとしても

(いつかあなたにたどりつける)

いつかあなたに たどりつける

(むれなすひつじたちのみあげるとおいそら)

群れなす羊たちの 見上げる遠い空

(はかないしあわせよりもっとだいじなもの)

はかない幸せより もっと大事なもの

(このてにつかむとしんじている)

この手につかむと 信じている

(ねむれるししはめざめみはてぬゆめをおう)

眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う

(ねむらぬまちはとわにあすなきあすをおう)

眠らぬ街は永遠(とわ)に 未来(あす)なき明日を追う

(きょうもひとりひとみとじて)

今日もひとり 瞳とじて

(けがれぬこころのなかあなたをおもっている)

汚れぬ心の中 あなたを想っている

(けがれたこのせかいにうまれるあいはきっと)

汚れたこの世界に 生まれる愛はきっと

(ほかのなによりもひかりかがやくだろう)

他の何よりも 光り輝くだろう