ピノッキオの冒険 46

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問題文
(まぐろとわかれたぴのっきおは、まっくらなさめのおなかのなかを)
マグロと別れたピノッキオは、真っ暗なサメのお腹の中を
(よろよろとしながらあるきだしました。)
よろよろとしながら歩き出しました。
(あしのしたは、さめのからだからしみだすあぶらでつるつるとしています。)
足の下は、サメの体からしみだす油でつるつるとしています。
(ところどころには、みずたまりさえあっていやなにおいをさせています。)
ところどころには、水たまりさえあって嫌なにおいをさせています。
(おまけにあたりには、おなかのなかでとかされてしまったさかなのほねが)
おまけに辺りには、お腹の中で溶かされてしまった魚の骨が
(ごろごろところがっていました。)
ごろごろと転がっていました。
(ぴのっきおはなんどもなんども、ころがっているほねにつまづいて)
ピノッキオは何度も何度も、転がっている骨につまづいて
(いやというほどあたまをうったり、みずたまりのなかへかおをつっこんだりしました。)
いやというほど頭を打ったり、水たまりの中へ顔を突っ込んだりしました。
(そればかりでなく、ときどきさめにのみこまれたばかりのさかなが、ものすごいいきおいで)
そればかりでなく、時々サメに飲み込まれたばかりの魚が、ものすごい勢いで
(おなかのなかへおちてきて、ぴのっきおをはねとばしそうにもなります。)
お腹の中へ落ちてきて、ピノッキオを跳ね飛ばしそうにもなります。
(でもぴのっきおはくじけずに、はるかとおくでちらちらとまたたいている)
でもピノッキオはくじけずに、はるか遠くでちらちらと瞬いている
(あかりをめざし、いっぽいっぽすすんでいきました。)
明かりを目指し、一歩一歩進んで行きました。
(あかりはしだいにはっきりとしてきました。)
明かりは次第にはっきりとしてきました。
(それは、てーぶるのうえのろうそくのあかりでした。)
それは、テーブルの上のろうそくの明かりでした。
(てーぶるのまえには、まっしろなひげをはやしたひとりのおじいさんがすわって)
テーブルの前には、真っ白なひげを生やした一人のお爺さんが座って
(さかなをくちへはこんでいました。)
魚を口へ運んでいました。
(さかなは、さめにのみこまれたものをつかまえたとみえて、)
魚は、サメに飲み込まれたものを捕まえたとみえて、
(なかにはまだ、ぴんぴんとはねあがったりしているのもいます。)
中にはまだ、ぴんぴんと跳ね上がったりしているのもいます。
(そのとき、めになみだをうかべながらものもいえずに、じっとたちつくしていた)
その時、目に涙を浮かべながらものも言えずに、じっと立ち尽くしていた
(ぴのっきおがいきなり、わっとなきごえをあげて)
ピノッキオがいきなり、わっと泣き声を上げて
(おじいさんにとびついていきました。)
お爺さんに飛びついて行きました。
(「おじいさん、じぇぺっとおじいさん」)
「お爺さん、ジェペットお爺さん」
(「おお、ぴのっきお」じぇぺっとじいさんはぴのっきおをだきしめました。)
「おお、ピノッキオ」ジェペット爺さんはピノッキオを抱きしめました。
(「ぴのっきお、ぴのっきお。ああ、わしはゆめをみているんじゃあるまいな。)
「ピノッキオ、ピノッキオ。ああ、わしは夢を見ているんじゃあるまいな。
(いったい、おまえどうしてこんなところへ?」)
いったい、お前どうしてこんなところへ?」
(ぴのっきおは、さめにのみこまれるまでのできごとを)
ピノッキオは、サメに飲み込まれるまでの出来事を
(なみだをふきながらおじいさんにはなしました、)
涙を拭きながらお爺さんに話しました、
(「そうだったのか。それはまたずいぶんとたいへんなめにあったものだなあ」)
「そうだったのか。それはまたずいぶんと大変な目にあったものだなあ」
(じぇぺっとじいさんは、なんどもうなずきました。)
ジェペット爺さんは、なんどもうなずきました。
(「わしも、のっていたふねがなみにさらわれたあとで)
「わしも、乗っていた船が波にさらわれたあとで
(さめのやつにぺろりとのみこまれてしまったのさ」)
サメのやつにぺろりと飲み込まれてしまったのさ」
(「でも、よかったなあ。おじいさんがぶじでいてくれて」)
「でも、よかったなあ。お爺さんが無事でいてくれて」
(「うむ、さめのやつ、まえにおおきなふねをのみこんだことがあるとみえて)
「うむ、サメのやつ、前に大きな船を飲み込んだことがあるとみえて
(おなかのなかにいろいろなものがころがっておったんじゃ。)
お腹の中にいろいろな物が転がっておったんじゃ。
(おかげでわしも、いままでいきのびることができたというわけさ」)
お陰でわしも、今まで生き延びることができたというわけさ」
(「でもこうなったら、すこしでもはやくこんなところからにげだしたいな。)
「でもこうなったら、少しでも早くこんな所から逃げ出したいな。
(からだのなかをぎゃくもどりして、にげだせるかどうかためしてみましょうよ」)
体の中を逆もどりして、逃げ出せるかどうか試してみましょうよ」
(「ああ、そうしよう、そうしよう」)
「ああ、そうしよう、そうしよう」
(ぴのっきおにあえたことで、げんきをとりもどしたじぇぺっとじいさんは)
ピノッキオに会えたことで、元気を取り戻したジェペット爺さんは
(すぐにさんせいをしました。)
すぐに賛成をしました。
(さっそくふたりは、ろうそくのあかりをたよりに)
さっそく二人は、ろうそくの明かりを頼りに
(さめのからだのなかをどんどんとあるきだしました。)
サメの体の中をどんどんと歩き出しました。
(まぐろとであったところをすぎ、しゃっくりやあくびのひもが)
マグロと出会ったところを過ぎ、しゃっくりやあくびのひもが
(さがっているところをすぎ、とんねるをとおりぬけて)
下がっているところを過ぎ、トンネルを通り抜けて
(なおもずんずんとすすんでいくうちに、どこからともなくさしこんでくる)
なおもずんずんと進んで行くうちに、どこからともなく差し込んでくる
(ぼんやりとしたひかりのせいで、しだいにあたりがうすあかるくなってきました。)
ぼんやりとした光のせいで、次第にあたりがうす明るくなってきました。