みにくいあひるの子 3

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投稿者投稿者ローズマリーいいね0お気に入り登録
プレイ回数7難易度(4.0) 2072打 長文
原作 アンデルセン

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問題文

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(ゆうぐれどき、あひるのこはちいさなみすぼらしいいえへとやってきました。)

夕暮れ時、あひるの子は小さなみすぼらしい家へとやってきました。

(そのいえには、おばあさんとねことめんどりがすんでいました。)

その家には、おばあさんと猫と雌鶏が住んでいました。

(おばあさんは、あひるのこをみてうれしそうにこえをあげました。)

おばあさんは、あひるの子を見て嬉しそうに声を上げました。

(「まあ、よくきたね。おまえさんがきたおかげで)

「まあ、よく来たね。お前さんが来たおかげで

(これからは、おいしいあひるのたまごがたべられるね」)

これからは、おいしいあひるの卵が食べられるね」

(するとねこが、ふきげんそうにたずねました。)

すると猫が、不機嫌そうに尋ねました。

(「おい、あひる、おまえはのどをごろごろならせるか」)

「おい、あひる、お前は喉をゴロゴロならせるか」

(あひるのこは、ちいさなこえでこたえました。)

あひるの子は、小さな声で答えました。

(「いいえ、ならせません」)

「いいえ、ならせません」

(こんどはめんどりがたずねました。「おまえさん、たまごがうめるかい」)

今度は雌鶏が尋ねました。「お前さん、卵が産めるかい」

(「いいえ、うめません」)

「いいえ、産めません」

(ねことめんどりがいっしょにさけびました。)

猫と雌鶏が一緒に叫びました。

(「そんなのうなしは、すみにひっこんでおいで」)

「そんな能無しは、隅に引っ込んでおいで」

(このいえでも、あひるのこはちいさくなっていなければなりませんでした。)

この家でも、あひるの子は小さくなっていなければなりませんでした。

(なんにちもへやのすみで、じっとしているうちにみずがこいしくなってきました。)

何日も部屋の隅で、じっとしているうちに水が恋しくなってきました。

(「そうだ、ここをでてみずのあるところへいこう」)

「そうだ、ここを出て水のある所へ行こう」

(あひるのこは、またひとりぼっちになりました。)

あひるの子は、またひとりぼっちになりました。

(「なんにもわるいことなどしていないのに、どうしてぼくってきらわれるのかなあ」)

「何にも悪いことなどしていないのに、どうして僕って嫌われるのかなあ」

(あひるのこがしょんぼりかんがえこんでいると、とつぜんめのまえのしげみから)

あひるの子がしょんぼり考え込んでいると、突然目の前の茂みから

(ばさばさばさっとおおきなとりのむれがとびたちました。)

バサバサバサッと大きな鳥の群れが飛び立ちました。

など

(かがやくばかりのしろいからだ、すらりとながいくび・・・)

輝くばかりの白い体、すらりと長い首・・・

(「わあ、なんてうつくしいとりなんだろう」)

「わあ、なんて美しい鳥なんだろう」

(あひるのこは、そらたかくのぼっていくとりたちに)

あひるの子は、空高くのぼっていく鳥たちに

(いつまでもうっとりとみとれていました。)

いつまでもうっとりと見とれていました。

(やがて、さむさがしのびよってきてふゆがきました。)

やがて、寒さが忍び寄ってきて冬が来ました。

(「おお、さむい、さむいなあ」)

「おお、寒い、寒いなあ」

(ぬまのみずは、おなかをつきさすほどつめたくなってこおりはじめました。)

沼の水は、おなかを突き刺すほど冷たくなって凍り始めました。

(せっせとあしをうごかしていないと、こおりついてしんでしまいます。)

せっせと足を動かしていないと、凍り付いて死んでしまいます。

(あひるのこは、あさからよなかまでずっとあしをうごかしているうちに)

あひるの子は、朝から夜中までずっと足を動かしているうちに

(とうとう、つかれきってしまいました。)

とうとう、疲れ切ってしまいました。

(「ああ、もうだめだ」)

「ああ、もうだめだ」

(ちょっとやすんだために、あひるのこのからだはこおりついてしまいました。)

ちょっと休んだために、あひるの子の体は凍り付いてしまいました。

(「たいへんだ、うごけないぞ」)

「大変だ、動けないぞ」

(ちょうどそこへ、おひゃくしょうさんがとおりかかりました。)

ちょうどそこへ、お百姓さんが通りかかりました。

(「おや、とりがしにかかっているぞ」)

「おや、鳥が死にかかっているぞ」

(おひゃくしょうさんは、くつのかかとでこおりをわると)

お百姓さんは、靴のかかとで氷を割ると

(あひるのこをだきあげていえへつれかえりました。)

あひるの子を抱き上げて家へ連れ帰りました。

(「わあ、いえのなかはあたたかだなあ」)

「わあ、家の中はあたたかだなあ」

(あひるのこは、ほっとむねをなでおろしました。)

あひるの子は、ほっと胸をなでおろしました。

(おひゃくしょうさんのこどもたちは、おおよろこび。)

お百姓さんの子供たちは、大喜び。

(「やあ、とりだ。とぶかどうかためしてみようよ」)

「やあ、鳥だ。飛ぶかどうか試してみようよ」

(「みるくをのませましょうよ。あら、のまないわ」)

「ミルクを飲ませましょうよ。あら、飲まないわ」

(「よしっ、あたまをみるくおけにつっこんじゃえ」)

「よしっ、頭をミルクおけに突っ込んじゃえ」

(あひるのこは、ばたばたあばれました。)

あひるの子は、ばたばた暴れました。

(「く、くるしいよ、い、いやだ、いやだよ」)

「く、くるしいよ、い、いやだ、いやだよ」

(こどもたちのてをすりぬけて、へやじゅうにげまわりました。)

子供たちの手をすり抜けて、部屋中逃げ回りました。

(みるくおけをひっくりかえしたので、おやまあ、へやはみるくだらけ。)

ミルクおけをひっくり返したので、おやまあ、部屋はミルクだらけ。

(「なんてことをするの」)

「なんてことをするの」

(おかみさんは、おこっておいかけまわしました。)

おかみさんは、怒って追いかけまわしました。

(あひるのこはあわててにげだしました。)

あひるの子は慌てて逃げ出しました。

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